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TravelBack in Time…?

作者: 桃下響

この作品は通常の小説の書きたかではなく舞台の台本のような書き方をしています。



(舞台裏からオー!という声ブザーが鳴る少し経ってから登場)

青年   本日はご来場頂き誠に有難うございます。開演に先立ちまして。皆様にお願いしたい事がございます。携帯電話など音や光のでる電子機器の電源はお切り下さい。では始まるまで少々お待ちください。

(携帯電話の着信音がなる)

青年 おっと失礼私が切り忘れておりました。

(ガラケーを見る)少し失礼したします。もしもしはい、あ先生昨日の続きですか?どこまで話しましたっけ?あぁ高校2年生の春まで話したんですよね。えっとあれは確か1999年4月も終わって5月学校全体が新しいクラスや新しい仲間にも慣れてきて新しい感じが無くなってきたころ

(主人公らしき人間が客席側の扉に退場、幕が開き主人公と女がその場で走りながら上手と下手にいる先に上手の主人公にスポットが当たる)

長谷川       走ってます走ってます俺は今学校に向かって猛ダッシュしてます。どのくらい猛ダッシュかと言うと終電を逃すまいと残業で居残りさられ終電を逃しそうになっているサラリーマンのごとく猛ダッシュです。漫画みたいに角で運命的な出会いをしたい訳では無くただいつも通りの二度寝と言う悪魔に唆されたせいで遅刻しそうで猛ダッシュしてます。はぁ〜でもこれが俺のいつも通りの朝です。

小林          走ってます走ってます私は今学校に向かって猛ダッシュしてます。どのくらい猛ダッシュかと言うと新年の福男を決める男達かのごとく猛ダッシュしてます。少女漫画みたいに食パンを口に咥え角で運命的な出会いをしたい訳では無くただ無遅刻無欠席を守る為に猛ダッシュしてます。はぁ〜なんで今日に限って目覚ましが鳴らなかったんだろう?

暗転

(学校のチャイムがなる)

(場面は学校の教室へ主人公と友男が話している)

 Bパート     

長谷川    なぁ先生から聞いた?部活の件

佐藤     一切聞いてないよ何のこと?

長谷川    俺ら演劇部先輩居なくなって2人しかいないじゃん。部活の決まりで最低部員は3人から、らしいのね…

佐藤 1人足りねぇじゃん……廃部!?

長谷川    最後まで聞けって先生曰く丁度いい部活あるからそこと合同で文化祭で出し物出して実績残せだと、さもなければ廃部にするぞって脅されてる。

佐藤     どっちにしろ廃部の危機じゃねぇか。一緒にやるのは何処の部活なの?文芸部?それとも漫研?

長谷川    それが… 

小林     あのーここって演劇部の活動場所であってます?

佐藤     そうですけど?何か?

小林     先生に言われて部活が合同になるらしくて文化祭何かやらないと廃部にするぞって脅されてて。

佐藤     あー合同でやる相手の部活か、他に部員の方は?

小林     居ないです。私1人でやってます。

佐藤     何部の方?

小林     聞いてないんですか?

長谷川    今から説明しようとしたらあなたが来たから

小林     あぁそうゆう事ですか。部活はオカルト研究部略してオカ研って呼ばれてます。

佐藤     オカルトって巷で今ニュースとかになってる大予言的な?

小林     詳しく言い換えるとノストラダムスの大予言ですね!

佐藤     UFOとか心霊とかビッグフットとか?

小林     なぜそこにビッグフットが出てきたかよく分かりませんけどUMAとかです

。ねぇ考えた事ありません?オカルト的な事ピラミッド形の箱とかにりんご入れたら腐らないとか。今私達が生きている世界はパラレルワールドの極一部の地球に住んでいてこの地球は誰かの想像した物語の世界とか輪廻転生とか!

長谷川    そんな訳ないだろもし誰かに作られてる世界なら環境問題とか自分が作った世界を壊すような事しねぇよ。

小林     まぁそうかもしれないですけどロマン的なものとか感じません?(アドリブでオカルト話を後ろで1人でしてる)

(長谷川が佐藤に近づき小声になる)

佐藤     なぁこんな厨二病と合同でやんのか?

長谷川    まぁ一緒にやらないと廃部なんだろやるしかねぇよ。

佐藤     まぁそうなんだけどさぁ

小林     あれですか?演劇部って事は文化祭で劇でもするんですか?

長谷川    それも良いんだけど人数が足りないから劇って割とキツイんだよね。

佐藤     まぁ裏方とかも欲しいしね。

長谷川    なので今回は劇を諦めて短編の映画を撮影して文化祭で公開したいと思ってます。

佐藤     生徒だけで映画作るってクソ映画になりそうなんだけど。

長谷川    良いんだよ今回の目的は文化祭で実績残せば部活を続けられるんだし。

小林     良いですね短編映画どんなジャンルにするんですか?

長谷川    オカ研と合同な事だしホラーにしようと思ってる。

小林     良いですねホラーに実際に心霊スポットに行って撮影とか上がります!

佐藤     心霊スポット行くのかよ?

長谷川    行かないよ。全て学校で撮影するつもりだけど。

小林     行かないんですかー?

長谷川    学校で撮影出来る台本の内容少しは決まってるし。そうだ小林さん台本書くの少し手伝ってよ俺もあまりオカルト詳しくないから。

小林     任せてください!学校のホラーとか言ったら王道の七不思議とか良いんじゃないですか?

佐藤     じゃあとりあえず台本出来るまで俺は待ち?

長谷川    いいや。顧問にやる事言って夜の学校で撮影出来るように交渉しといて。

佐藤     その仕事俺にくるんだ。

長谷川    だって暇でしょ。

佐藤     暇だよ悪かったねやる事なくて。先生から許可貰えるように頑張ります。

(少し暗くなる)

(主人公らしき人間マイクから)

青年   ここから文化祭に向けての準備が始まったんだ。この短編の台本が出来るまで面白いような出来事ないから少し飛ばすよ。先生。

(明るくなるそこに3人が椅子に座っている。)

長谷川    台本できたよ

佐藤     学校での撮影許可と撮影用のカメラ借りれた凄くね映画とかで見た事あるカメラだよ。

小林     本当に始まるんですね映画撮影!

佐藤     じゃあ、始めますかオカルト演劇部(仮)

小林     なんかださいね

長谷川    まぁいいんじゃない?そう言えばカメラ持ちながら俺も演技するから

佐藤     パラノーマルアクティビィティーみたいだな

小林     そうですねあれはたしかに怖っかったです。

(後ろで3人が演技の練習)

青年     こっから稽古が始まった撮影日は6月23日と決まり演出もしっかりついた。1番驚いたのは小林さんの演技の伸び代が凄かったこと本当に演技が上手くなった。

じゃあ撮影日の日まで面白い出来事ないから飛ばすね。

(暗転カメラを持って現れる)

長谷川  じゃあ準備はいい?

佐藤   いつでも来い!

小林   私もいつでも  

長谷川  じゃあ回すよ3・2…(指で数える)

佐藤  俺が通っているこの学校には七不思議がある

一つ、3階の男子トイレの奥から2番目の個室は4回ノックすると声が聞こえる

二つ、化学準備室にある人体模型が夜になると右脳を探すためにさまよっている。

三つ、放送室で音楽を流すと知らない女の人の声が聞こえる。

四つ、今は封鎖されている別館の一階と2階の階段の踊り場にある鏡を覗き込むと自分の後ろに髪の長い女の人が映る。

五つ、美術室にある彫刻が1人で行くとずっとこっちを見てくる。

六つ、屋上に続く階段は人によって段数が変わる。

七つめは生徒によって違う家庭科室の物が動いたり夜の校舎をさまよう先生がいるとか図書館にあるパソコンが勝手につくなどいろいろ本当のところはこの学校の不思議が六つしかないから生徒が勝手に作って七不思議にしているだけらしい。

長谷川  お前はどう思うよ?

佐藤   あるわけないだろだからわざわざカメラ回して証明するんだろ

長谷川  最初はどこ行くよ?

佐藤   最初は別館の鏡次に3階のトイレ最後に同じ階の化学室

長谷川  なんか起きたら面白いよね

佐藤   起きねぇよなんも

長谷川  移動シーンいらないから止めるよ

佐藤   分かった

長谷川  …はい、OK!いい感じじゃない?

小林   なかなかいい感じだと思います。

佐藤   じゃあ早く撮影して帰るぞ!

小林   なに?怖がってんの?

佐藤   なわけただ眠いだけ。

長谷川  はいはい。行くよ

(下手はけ暗転下手から声)

長谷川  回します3・2…

佐藤   なぁ映ってないお前の後ろの女の人

長谷川と佐藤叫び声

長谷川  OK

(戻ってくる)

小林   なんか笑っちゃいますねこんなんでいいんですか?

佐藤   いいんだよ俺らの目的は部活存続だけだから

長谷川  次3階に行くよ

(上手から叫び声下手に行きながら)

小林   もうB級映画レベルじゃないですよ?

佐藤   なに?褒め言葉?

小林   違いますよもうZ級映画ですよ、はたから見たらクソ映画ですよ!

佐藤   いいんだよだって…

小林   部活存続の為ですよねさっき聞きました!

長谷川  最後行くよ化学室

(下手にはけ暗転戻ってくる)

長谷川  撮影終了!

佐藤   終わったねさぁ帰って寝よう!

小林   怖がってますよね

佐藤   はぁ?怖がってないし俺が恐れるものはファントムとゴーストだけだし

小林   両方オバケだよね

長谷川  これの編集は7月以後で夏休みは打ち上げ的なので、出かけるか。

佐藤   いいじゃん

(谷山が客席側から入って少しジャンプして舞台に上がる)

谷山   君達こんな時間に何してるの?

長谷川  え?あぁえっと、あなたは?

谷山   俺?今教育自修生で来てる谷山、夜の学校の見回りしてるの、君達は?

佐藤   竹内先生から聞いてないですか?部活の撮影で生徒が数人来てるって

谷山   あぁ〜竹内先生って事は文芸部?

長谷川  違いますよ演劇部です。

小林   プラスオカルト部

谷山   なるほどねで、撮影は?

長谷川  終わりました!

谷山   じゃあ寄り道せずに帰りなよ

佐藤   そのつもりです

(谷山下手はけ)

佐藤   先生見回りの人に言わなかったのかなぁ?

(佐藤と小林少し進むそれを止めるように)

長谷川  なぁここって化学質のある階だよな?

小林   そうだけどどうしたの?

長谷川  てことは3階だよね

小林   うん

長谷川  さっきの人窓の向こうから歩いて入って来たよね

佐藤   (笑いながら)やめろって、怖がらせようとしてんのかよ。

小林   てか今、教育自修生来てないよね

佐藤   じゃあ?さっきの人は?

長谷川  えっとまぁ分かりやすく言うと幽霊さん?

小林   あの〜相談があるんですが

佐藤   断る

小林   なにも言って無いのに!?

佐藤   お前「オカルト研究部なのでさっきの人を追いたいです!」って言うだろ!

小林   その通り!

佐藤   断る!(ダッシュで上手はけ)

小林   そっちは?1人だと心細いんだよねー

長谷川  断る帰って寝る(上手はけ)

小林   皆んなが帰るなら私も帰ろうかなぁ〜(わざとらしく大きな声返事がない)

ねぇ待ってよ置いてかないでよ!!私も帰る!(上手はけ)

青年   いやぁこの時本当にびびって帰って寝るって言ったんだよね先生。

これで撮影が終わって7月から編集8月の夏休みでいろいろ遊ぶ予定

青年    先生なんか分かんないけ夏休み少し前からの記憶が思い出せないんだ。多分ここから先が記憶喪失で忘れてるんだと思う。先生いつになったらこの記憶喪失が治るんですかね?先生?なんで話してくれないの?僕がずっと話してるだけじゃないか!ねぇ先生。先生!

(青年の後ろに主人公立っている。)

長谷川      無駄だよ

青年  なんで?なんで僕がいるの?

長谷川   なんでってこの世界には自分しかいないからだよ。

青年   そんな訳ないだってこの電話の向こうには先生が居たんだから。 

長谷川  そんなわけない。先生なんか存在しないよ、だって世界は1999年7月になった瞬間ノストラダムスの大予言通りに滅びた、あんな予言ごく一部のオカルト好きが信じてるだけだった。僕たちは何も考えず適当な日常を過ごしてだけで死がいつ訪れるかなんて考えてなかった。君がいや未来の姿をした僕はそれを理解出来なかった、しようとしなかった。

青年   何言ってんだよ!俺は記憶喪失なだけで先生に診てもらってて…

長谷川  先生に直接会ったの?自分でも少しは思ってるんでしょ先生なんて存在しない。君が2000年以降いや7月以降の記憶が無いのは僕たちが体験した事がないんだ!だから

青年   たしかに直接は会ったことないでもこの電話の向こうに!

長谷川  いない

青年   いる、いるに決まってる。

長谷川  じゃあそれを証明できる人は?自分の職業は?どこに住んでんの?恋人は?本当の自分の年齢は?今日どこから来たの?昨日の晩御飯なに食べた?

青年   ……

長谷川  答えられる訳無いよねだって知らないんだ!なにも!自分の事さえも…簡単だよ自分の置かれた状況を理解して未来に進むことを諦める…ね、簡単な事でしょ

青年   自分が置かれた状況を理解しろ?そして未来を諦めろ?無理に決まってるんだよまだやりたい事が山ほどある。予言が何だ!これは俺が主人公の物語だ口を挟むな!

長谷川  なに言ってるの?

青年   分からない誰かに乗っ取られてるみたいだ。

長谷川(水原)  違う…

(一瞬暗転)

長谷川  答えられる訳無いよねだって知らないんだ!なにも!自分の事さえも…簡単だよ自分の置かれた状況を理解して未来に進むことを諦める…ね、簡単な事でしょ

青年   自分が置かれた状況を理解しろ?そして未来を諦めろ?無理に決まってるんだよまだやりたい事が山ほどある。予言が何だ!

長谷川  諦めてくれ…

青年   はぁ?

(暗転)

青年   自分が置かれた状況を理解しろ?そして未来を諦めろ?無理に決まってるんだよまだやりたい事が山ほどある。予言が何だ!

長谷川  頼む…

青年   なに言ってんの?

(暗転)(明るくなりながら)

長谷川  ね、簡単な事でしょ

青年   自分が置かれた状況を理解しろ?そして未来を諦めろ?無理に決まってるんだよまだやりたい事が山ほどある。予言が何だ!

長谷川  予言は絶対なんだ

青年   俺は理解もしないし諦めない。

長谷川  分かった

青年   分かってくれた?

長谷川  少し君とは違う人生の話をしよう。

青年   はぁ?

長谷川  俺はお前が今話している話をたくさん聞いてる。

青年   どおゆうことだ?

長谷川  簡単に言うとループしている

青年   信じられる訳無いだろそんなオカルトじみた話!じゃあ今は何回目なんだよ!

長谷川  200回超えてから数えるのを辞めた。

青年   なに言って…

長谷川  君はたった1回の人生だと思っているだろうけど、俺からしたら何回も同じ物語をたくさん見せられるこっちの気持ち分かる?

青年   おい!

長谷川  キーワードは、諦める事、簡単な事なのに理解するだけで良いのに、僕は世界が終わった事を理解しているだからいつでも消える事ができる。諦めがついてるんだ!

青年  理解が出来ないしそう簡単に諦められない!

長谷川  なぁ俺より大人なんだろ君は2020年まで生きてるつもりでいる。大人になってるなら諦めてくれよ!

青年 そんな簡単に諦められるかよ…

長谷川  そうか分かった諦めてくれないんだね…。じゃあまた繰り返すんだ最初から記憶を無くした状態で。もう手を伸ばさない…

(暗くなり主人公がはけて照明が付く)

主人公らしき人間  おい!どーゆう事だよ!

(少しずつ暗くなり時間が戻ってるような音が鳴る)

あぁそうか本当に世界は予言通りに終わったんだ…もう遅いか…

キャスト陣が舞台に出てくる

水原  本日はご来場いただき誠にありがとうございます。

一同  ありがとうございます

水原  役者紹介させて戴きます。じゃあそっちから。

(高瀬をさす)

高瀬  青年役高瀬啓太たかせけいたです(礼をする)

水原  では次

右山  教育自修生役右山久人みぎやまひさとです(礼をする)

相澤  小林蒼菜役相澤波留あいざわはるありがとうございました(礼をする)

青山  佐藤智樹役青山雄介あおやまゆうすけ(礼をする)

水原  最後に長谷川道則役兼脚本演出の水原恒正みずらはこうせいです(礼をする)

水原  まだまだ色んな部活動やクラスが出し物をしているので工院高校文化祭トウフェス楽しんでってください!以上工院高校演劇部でした。ありがとうご…

(礼するタイミングでストップモーション時間が戻る音暗転)

(マスクをした水原と青山がいる)

青山  どうよ台本書けたのかよ?

水原  書けたよ(スマホを取り出し画面を見せて台本の紙を渡す)

青山  もう台本あるんだ。それより先に作者さんから、あらすじどんなのか雰囲気教えてくんねぇ?

水原 あらすじかぁ、えっと最初は…

(女が上手から)

相澤  なぁにしてんの?

青山  いやこいつが次の台本出来たらしいからあらすじ聞こうと思って

相澤  私抜きで?この紅一点を抜いて?

青山  いや、いなかったし。

相澤  あり得ない。私だけ仲間ハズレなんて

青山  ごめんて

水原  はい、これ台本話して良いかなぁ?

青山  あぁごめん、ありがと。

水原  ざっくりだけど、えっと前説から始まる劇で…

相澤  前説から?

水原  そう前説から

相澤  へぇ珍しいね

(友男に少し静かにしろのジェスチャーをされる)

相澤  ごめん

水原  まぁ今回の台本少し複雑なんだよね。前説のこの主人公らしき人間が急に電話し始める、そんで自分が体験した1999年の話をし始めるんだけどたまにこの主人公らしき人間の声が聞こえるの、この主人公らしき人間は、主人公の未来の姿なのね、でもこの世界はノストラダムスの大予言で1999年の7月で世界が崩壊するの。

相澤  ノストラダムスの大予言?

青山  1999年7月世界が終わるってら言われた。本当にあった予言のこと。

相澤  そしたらこの主人公らしき人間はなんなの?

青山  この人は自分が死んだ事を理解出来ずにいる人なの、いわば想像の人間?

相澤  はぁ

水原  んで、この自分が死んだ事を理解する事が出来ずにその世界をずっとループして取り残されてエンディング曲が流れて終わるの。

青山  普通にバッドエンドだな。

水原  とりあえず今から練習しない?台本も手元にあるし。

青山  そうだなやるか。

相澤  あれ?でもこの台本5人だよね2人足りなくない?

水原  それが一番の問題なんだよね

青山  俺の知り合いに演技やりたいって言ってる奴いるからそいつに声かけてみる?

水原  そうしてくれるとありがたい。その人はこの青年かな?

青山  オファーしとくもう1人は?

水原  多分決めれてもギリギリだと思うから。その人にはこの幽霊役をやってもらうかな?

青山  まぁいいんじゃない?演出お前なんだし。

相澤  てことは役者問題解決?

水原  上手く見つかれば

相澤  てことは今日練習出来んのこの前説シーン後の走ってるシーンかな?

青山  じゃあ観てるよ

水原  なんかあったら言ってね

青山  任せとけ

相澤  まぁ最初はただその場で走ってるだけ、だけどね。

水原  じゃあ始めるよ。

(台本を持ちその場で走る主人公と女少し間違えたり読むのがゆっくりになる)

水原  走ってます走ってます俺は今学校に向かって猛ダッシュしてます。どのくらい猛ダッシュかと言うと終電を逃すまいと残業で居残りさられ終電を逃しそうになっているサラリーマンのごとく猛ダッシュです。漫画みたいに角で運命的な出会いをしたい訳では無くただいつも通りの二度寝と言う悪魔に唆されたせいで遅刻しそうで猛ダッシュしてます。はぁ〜でもこれが俺のいつも通りの朝です。

相澤  走ってます走ってます私は今学校に向かって猛ダッシュしてます。どのくらい猛ダッシュかと言うと新年の福男を決める男達かのごとく猛ダッシュしてます。少女漫画みたいに食パンを口に咥え角で運命的な出会いをしたい訳では無くただ無遅刻無欠席を守る為に猛ダッシュしてます。はぁ〜なんで今日に限って目覚ましが鳴らなかったんだろう?

青山  はい、オッケーまぁ最初だしこんなんじゃない?てかこのシーンいるの?

水原  何となく書いたし入れようかなってあまり本編には関係ないよ。

青山  ただの時間潰し?

水原  まぁそんなとこ、せっかく書いたし入れなきゃ勿体無いじゃん? 

相澤  ねぇねぇ、このエンディングの曲って決まってるの?

水原  それは決まってるよ

青山  どんなん?

(クラシックが流れる)

相澤  割とオシャレだね 

青山  題材の雰囲気と全く合ってなくない?

水原  それが良いんだよ、内容が少しシリアスだからこそエンディングは少し明るくしたら多少は怖くなるでしょ

相澤  たしかにギャップがあるしね。

青山  じゃあとりあえず頑張りますか。

少し薄暗い

青山 ついに本番だよ。

相澤 宣伝沢山したしね

水原 まぁ文化祭だし、大会じゃないし。

相澤 高瀬君大丈夫?

高瀬 大丈夫な訳ないよ!台本も1ヶ月切ってから少し変わるし!

水原 それはごめん

高瀬 少人数だと思ってたら体育館で割りと人入るらしいじゃん

青山 落ち着けばどうにかなるって。

右山 お前らって円陣とかしねぇの?

青山 あるにはあるんだけど、先輩達が考えたのダサくてね先輩いなくなってからやってない

相澤 流石にアレはねぇ

水原 ナシだよな

高瀬 普通にがんばるぞ~オーでいいんじゃないの?

水原 あれ?やる流れ?

相澤 モチ

水原 では皆様手を出してください。

がんばぞー

一同 オー

右山 じゃあ俺らは前でスタンバイしとく。

青山 了解

桃下 行くぞ

高瀬 やりますか

二人退場

水原が拳を出してグータッチまち

グータッチをして三人退場

ブザー高瀬入ってくる

高瀬 本日は…

暗転



お久しぶりです、

久しぶりに投稿します。

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