異世界転移の準備中。
ある日、自分は本を読んでいた。とっても古い薄汚れた本を地元の図書館で読んでいた。
本を読んでいるそんな自分の名前は睦月那珂。中二病真っ盛りの中学二年生。好きな物は鳥と異世界小説。・・・話がそれた。
だが今読んでいるのは異世界小説だがやけに古い。(何度も言うが)本に関して具体的に言うと500年前の紙が現代書籍風になったような感じだ。
読みはじめてから数時間後ある奇妙な文を見つけた。
「神になりし者姿を消す。仲間は探し神を見つけるが、神は死んでいた。」
・・・違うこれじゃない。
「あなたは今の現実はイヤですか?異世界転生して新たな生活を送りたいですか?そんなあなたにとっても素敵な呪文を教えます!これでなろう主人公みたいにチーレムしまくり!だれも文句はいいません!」
明らかに最近書いたような文字が書かれていた。馬鹿馬鹿しい、異世界なんて実在しないだろ。だがちょっと待てよ。なろう主人公観たいに無双できたら?かわいい鳥とハーレムできたら?最高じゃないか!自分は文字の言う通りに呪文をメモ帳にかき明日、実行することにした。
本を図書館員にこれを借りるよういい、図書券にハンコを押してもらった。偶然図書館は自分の友人の榛名だった。もしも、異世界に行って帰ってきたら真っ先に彼女に冒険記を語ろう。
そして明日、その時は来た!家の自室でまず第一手段をとる。[我、異世界に転生する]を十回言う。
「我、異世界に転生する。我、異世界に転生する。(以下略)」
第二手段、某体操を三回戦連続でやる。
「・・・あ、肩凝りしこう。」
最終手段、異世界に行く意思を抱き国語辞典を持ちながらスクワットする!?
「まった、これで転生できるの!?」
だがやることに変わりはない。異世界にいって鳥とハーレムするんだ!
そして数分後いきなりからだが浮き光に包まれた!何か声が聞こえる。
「睦月那珂よ。聞こえるかな?」
「はい聞こえます・・・まじの神様の声だ!スゴ!?」
姿こそはみえないが何か神のような何かそんな声がした。
「いや、儂のことは気軽に神で構わんぞ。」
「たいして変わってないような。(私語についてはノーコメントなんだ。)」
「まあ、君は意思を見た感じ、異世界で無双し、鳥とハーレムしたいのだな。」
「そうです。異世界で無双したいです。」
「ふむ、では君の前にいくつかのチート能力が書かれた紙がある。欲しい能力にこの万年筆でまるをつけなさい。」
「おおっ太っ腹!あ、質問が三つありますけど。」
「ふむ、何かな?」
「今から転生するんですが転生先での食べ物ってどんな感じですかね。」
「ああ、食材は現実と変わりはないぞ。」
「(あー良かった・・・?)それでは二つ、転生先の場所の気候が知りたいんです。」
「温帯湿潤気候」
「(ざっくり)それでは最後。転生しても元の世界にかえれますか?」
神は沈黙した。
「ほっほっほ、どうだろうね。」
「えっ、ちょっと怖い。」
「さあ。さっさと欲しいチート能力に好きなだけ丸をつけなさい。」
「あっはい。」
自分はしぶしぶ欲しい能力にまるをつける。
「よし、欲しい能力に丸をつけたのじゃな。」
「はい、つけました。(この神怖い。)」
「質問もなさそうじゃしそろそろ出発するかの。」
「はい、出発します・・・」
「それではそこの扉の先に行きなさい。そこから君の異世界ライフが初まる。」
(この神の言う通りここに入れば異世界・・・しかもチート能力持ち。今さら引き返すわけにもいかない。いこう!)
「いってきます、神!」
自分は扉をあけ、ゆっくり歩を進める。自分の異世界ライフが今、始まるのだった。・・・とその前に
「あっ少し待ちなさい。異世界の通貨を渡すのを忘れていた。金貨50枚銀貨100枚を渡そう。」
「あっありがとう。いきなり一文無しなんて最悪のスタートだしな。」
???にて
「睦月那珂か、見た感じ普通の女だが何のチート能力を手にしたのかな。」
「ですが素の能力は低めですね。」
「草加せんべい」
「「うん、あんたは黙ろうか」」
(´・ω・`)
作者コメント
はい、始まりました!これはよくある異世界転移小説です(以下よくいせ)処女作で色々おかしいところがあれば構わず指摘してください。投稿頻度は低めですが頑張って続けようと思います。
ちなみに睦月那珂は身長169cmの黒髪ポニテです。チート能力はその都度解説します。