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ようこそハティトスコールへ!
自分の身体を触る。
ちゃんと触れた感触がある。
「・・・夢、じゃないよな?」
そんな事を呟くが、誰も返事はしない。
これって最近の小説とか、アニメで流行ってる異世界転移ってやつなのか・・・?
いや、俺自身が転移した訳じゃないから転生?
あっちの世界の俺は死んだのか?
勘弁してくれよ・・・。
そんな時だった。
コンコン
「・・・セツナさーん」
だ、誰だ。
「セツナさーん、起きてますですぅ?」
「・・・え、あ・・・」
「入りますですよ?」
ドアが開く。
そこには黒髪のショートボブの女の子が立っていた。
「おはようございますですぅ、セツナさん!」
「・・・」
女の子は首を傾げながら
「セツナさん?」
「あ、あの、その」
なんで答えればいいんだ。
「朝ごはん出来ましたですよ?」
「お、おう。」
やばい、可愛い。
じゃない!そんな事を考えてる場合じゃない!
「・・・あー、今いくよ」