(7)めんどい事になりそうです……
はあ~っ普通の幼女に生まれ変わりたかったリイアです。
さっき帰ってきた父様からとんだ爆弾発言ですよ
はあ~っため息がでます。
「かみの巫女って、本当ですか 父さま」
「本当だ リイア 神殿と兄上から連絡が来たから間違いない
今代の神の聖女はリイアに選ばれたとまさか、聖都から離れてるのに
自分の子が巫女に選ばれるとは思わなかった……」
「ローガン リイアが巫女という事はアムカの大神殿に行く事になるのね」
ローガンって言うのが父の名前だ。
昼間はお城で騎士さまとして働いてるのだ。
「そうだな 大神殿の神官長に会いにいくのが決まりだ。
こればっかりは仕方ないリリー」
母様の名前はリリーです。可愛いお名前です。
そして母様もお城で働いてます。女官さんとして
うちの両親って結構、優秀な人達なんだ凄いよね。
何か母様の表情が怒ってる気がするなんでや?
「ローガンの実家はいいですけど、王宮に行くのは嫌です。
きっとローズ様があなたに絶対かまってくるわ」
ん、どうやら母様が会いたくない人がいるらしい
あれかな小姑とかそんな人かな
それだったら私も会いたくない。
ってかアムカに行きたくないな~
横にいるレーアがわたしの事を見てる
何かキラキラした目で見てる
こっこれは、もしや……
「ねえさま 巫女さまなの? キラキラって魔法がつかえるようになるのすごいね!」
おう、やはり尊敬の眼差しか
照れる。これは本気で照れます。
けど、レーア、私としてはそんな力、全くもって感じませんけどね。
うーん。
◇
その日わが家の夕食のデザートは
小豆汁でした。
ルイーレさんありがとう。心にしみるよ
わー本当に小豆だ。それもツヤツヤしてるコレはいい小豆だ!
甘くて美味しいこれぞ、ぜんざいや!!
うーん。小豆もいいけど前世で食べた金時豆のぜんざいも食べたいなあ
あと押し麦も入ってたのもあったアレもいいね。
夏はかき氷と一緒に食べたのも美味しかった。こっちでもかき氷ってあるのかな?
いつか確認してみようっと
うふふふ……