表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/50

(46)謝るときは華麗なる土下座を!


 巨大な石の柱が並んだ建物に到着、ここに、モカさんお世話してるタータ様がいるらしい



「タータ様、モカですにゃ~今日のお世話に参りました」


モカさんが建物内に入ろうと瞬間


「モカ!どこに行ってたのか?!急に見えなくなったから心配したよ」


ゾロゾロとモカさんと同じようなジャコウ猫族の方々が現れた。


「にゃにゃーん、おとにゃん、おかにゃん、モカ、下の地に行ってたにゃんよ~」


モカさんの周りのジャコウ猫族達がニャンだってー?!と叫びながら

「下なんて!そんな危険な場所へ何で行ってた!!」「捕まったら大変な事になる!」「そうだよ!モカ僕らジャコウ猫族は特に欲深い輩に捕まったら死ぬまでこき使われてしまうぞ!!」「モカを下にさらった輩は許せない!!」


ぐほっこれはヤバイわ!

可愛いモカさんを召喚した事を

早速、謝らなきゃ


「申し訳ないです!私がモカさんを勝手に召喚してしまったんです 」


そう言って私はジャコウ猫族さん達の前で

土下座をした。


「「???なっ何で、人間が???」」



「って、リイアちゃんジャコウ猫さん達が驚いてるでしょ! 」


ルリお姉さんが叫ぶ。

そして


「リイアちゃん、その謝る姿勢はみんなが

吃驚してるから止めようか」


賢者様にそう言われたので

私の土下座姿は一瞬だけで終わってしまった。



そんな私を見て家族は


「もう、リイアったら目が離せないわ」

「本当にだ。リイアが勝手に召喚したとはいえ、いきなり謝罪だと相手も困るだろう」

「姉さま、猫さんたちビックリさせたらダメ」「レーアの言う通りだな。すぐに謝ればいいってわけないだろ」


ショボン……


みんなに色々言われ、そして

また賢者様が一言


「リイアちゃん、本当に異世界からの転生者なんだね。その謝罪ポーズをした人間を昔見たことあるから」


なるほど、私意外でもやらかしている

転生者がいるんですねえ

トホホ……


私の謝罪はただ皆を困惑させてしまったようだった。







浮き島のジャコウ猫さん達に改めて何が起こったか説明をせねば、まずは私の紹介をしてから


「モカさんの家族の皆様、先程は驚かせてごめんなさい。私はリイア・レイ・クラウンといいます。私達は、アムカの神殿からこちらに来ました。私が描いた転移陣が原因でモカさんをアムカの神殿に召喚してしまったんです。ごめんなさい」



それを聞いたジャコウ猫さん達は

何で、モカさんだけ呼ばれたんだ?と

疑問に思ったらしく私に質問してきた。


「何で、モカがそちらに呼ばれたんでしょうか?」


うぐっ

あのごっこ遊びの事を

ジャコウ猫族の皆様に言わなきゃいけないのかと恥ずかしい気持ちになっていたら


「リイアちゃんが召喚したいのが可愛い精霊を呼び出したいと言葉がそこにある転移陣が発動してしまったんだよ」


賢者様がそうフォローをしてくれた


「にゃにゃ!!その気配は」


一匹の白いフサフサした猫族さんが

賢者様を見て驚いていた。


「貴方様はタータ様の旦那様の賢者様ではニャイですか?!」



ん!?

タータ様の旦那様って

ドウイウコト?


「ネコヤナギの精霊君 残念ながら私はタータの夫の姿はしてるけど別の人間なんだよ 正しくは義兄かな 」


ああ、そっか南の賢者様は管理者が作ったスペアによって姿が賢者だった弟さんの姿と能力を引き継いだんだわ。


「ビックリした~賢者お父さんはうちのリン母様が好きなのに既婚者だったなんて、このクズって私の剣でスライスする所だった~」


ちょ物騒すぎるよルリおねーちゃん


「ルリちゃん達も神殿で説明した通り私の顔は亡くなった弟の姿なんだよ。今から会うタータと弟はここの浮島で出会って私が目を離した隙に恋人になり勝手に結婚していたんだ……はあ唯でさえあの時は魔王を倒す為に忙しい賢者の弟に色々と甘えて頼みごとはするは今思いだしても腹立たしい」



うう~ん?賢者様もどうしたんだ?!

『タータ様の夫』って言ってから

ブリザードなんだけど、本当にどうしたんだと私らが見守ってると


「賢者様の兄!!そうだったのですか失礼しました。ここにいらっしゃた理由はタータ様にお会いする為にですか?」


フサフサ猫さんことネコヤナギの精霊さんはそう尋ねると


「そうなんだよ。大事な用事なんだ私達だけで会いたいから君たちはタータのお世話は休んでいいよ。ちゃんと私からタータに伝えるから」


さっきまでブリザードを吹かせていた賢者様がジャコウ猫さん達にタータ様のお世話はしなくても良いと言ったのでここでモカさんとはお別れとなった。


ああああ、前回のタイトルをできたら

回収したかったのに無理だった~ぐっすん。

まさか、ここにきて亡くなった賢者様(弟)と

浮島の管理者が結婚してたって爆弾(情報)はなげられるは本当に中々先に進まないっ

けど、賢者様と勇者がいるこのチームなら

きっと夕飯まで戻れるはずだよね!うん。


そして浮島の主がいる場所へ皆と向かうのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ