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(40)愛とドラ焼き、犯人はたいがい身内が多い。


 テーブルの上に、あるのは、フォルが言ってたお菓子(塩バタークリーム入りドラ焼き)だろうか、お皿にのせられて、置かれていた。


「今日のおやつは、小豆が使われてるんだ。レーア好きだろう?それに、出来たてのバターで作ったクリームも中に入って、甘さと塩っぱさが混じって、めっちゃ美味いからさ」


「ほんと!あずき、だいすき!バタークリームもおいしいよね!やったあ」


フォルの説明を聞いて、こやつ先に味見しとりません?いや、むしろ、つまみ食いしたんじゃ、先に食べてないと、あんな食レポ出来ないはずだと、フォルを無言で睨んでいると、何処からか、クスクスと笑い声が聞こえてきたーー




「リイアちゃんったら、フォル君の事、そんなに、睨まないであげて、フォル君は、さっきまで、レーアちゃんの為に、フォル君と僕とリイナさんで、塩バタークリーム入りドラ焼き作ってたんだよ。味見ぐらいは許してね」


リンさんが笑顔で答えていた。



(!?なぬっ、フォルとリンさん達がお菓子作りしていただとーー?!)



「フォルが作ったの、すごーい!」



レーアさん、めっちゃ目をキラキラしてフォルを見てる。キーッ何てことだ!!このままじゃ、フォルに好感度がバク上がりだ!由々しき事態や、私が内心、ギリギリ歯噛みしてる様子を見てた。リンさんやお祖母様、そして、後から来たルリちゃんも


「その感じ、懐かしい、わたしも、コハクお兄ちゃんと、仲良くしてる子達を見ては、彼奴等、2度とわたし達の前に現れないようにしたいと何度か思ったりしたわ」


「ああ、僕もだったね。姉のリカが婚約者のローレ様の所へ行く日は、ムシャクシャしてたもの、一時期は、どうやって婚約を解消させようか考えた事もあったねえ」


にこやかに、話してくれてるけど、えっとお二人とも、もしかして、すごい、ブラコンとシスコンさんなの!?


「リイアちゃん、ラクーシュの双子は、大概こうよ。あなたもレーアちゃんの事、大好きでしょ?」


リイナお祖母様に言われて、だってレーアは可愛いよ。尊いよ。私にとっては、最高の妹であり、そして、魂の片割れと言える。はい。ここは、レーアへの愛をアピールしなければ、


「はい、お祖母様!もちろんです。当たり前じゃないですか!レーアは可愛いし最高だし!もう褒めるしかない生き物ですよ!」


「これかあ、自分以外の双子って、知らなかったけど、すごいね。リイアちゃん、レーアちゃんの事を大好きだね。そして、これが片割れの執着かあ」


私を見たルリちゃんの言葉を聞いて、片割れの執着?いやいや、止まらない愛ですよ。愛!!







コンコンと小さく


扉をノックする音がした。誰か来たのかと、リンさんが「どうぞ、開いてますよ」答えたら

カチャリと、扉が開いて、そこには、はじめてみる2本足で立つ小柄の猫?いや、耳が丸めな猫科の動物がいた。


「すみません。わたくしは、モカといいますにゃ、とつぜん、こちらに、お邪魔してしまったようで、ここはどこでしょうかにゃ?」


「あら、貴方、アムカの神殿に参拝にきた理由では無いのね?」



リイナお祖母様が、モカに尋ねた。



「はい、気づいたら、お隣のお部屋にいみゃした。そして、いい匂いがしたので、つい、こちらのお部屋に来てしまいましたにゃ」



それを、聞いた私は、ん?

もしや………えっ‥……ごっこ遊びで

マジで召喚しちゃったの!?



「まあ!それは、困ったでしょう。そうね、どこから来たかは、調べないと、ああ、けど、いい匂いが気になったそうね。これかしら、今日のおやつのドラ焼き、一緒にどうかしら?」


「えっ、いいんですかにゃ!ありがとうございますにゃ」



私が、冷や汗を感じながら、モカの姿を見ていると、リンさん、ルリちゃんが、私達の方を見て



「聞いていいかな?隣の部屋で、リイアちゃんと、レーアちゃん2人だけで遊んでいたよね。いったい何して遊んでいたのかな?」


ひええええっお二人とも、そんなに、迫らないで怖いです。勘弁してください~っ


「ねえ様とレーアで、『可愛い精霊ゲットだぜ!ご主人様と呼んでね』ごっこして、ねえ様が、じゅうたんに、魔法陣かいてたの」


はい、レーアさんが、ポロリと喋ってくれました。


「「えっ!?」」


「ああ、リイアが言ってたな。魔法陣猫ホイホイって、それが原因か?」


フォルッお前もか!!

もう、私がやった事が確定したよ。


とりあえず、

自供するので、カツ丼じゃなくて

目の前のドラ焼きを食べさせて!!

お願いします。

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