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(39)ノリで言った予告は、だいたい実行されないので、ご安心下さい。と油断させる事が多いです。



ルリちゃん達が落ち着いた所で、

ふたたび、ローズ様に、お知らせして貰った。アムカ神殿の上に、近づいてる謎の飛来物の話を大人達だけで話を進める事に、私達、子供は、お祖母様と、別室へ待機する事になったのだ。


(くううっ、転生者(リイア)の私は、体は子供、頭脳は……置いといて、そう、精神は大人!だから!!参加しても、良かったのに、大人達のケチ~ッ)






「陛下、どうしますか?」


先ほど、自分の息子に、赤ちゃんが出来たと聞いて、ようやく、ショック状態から抜けでたローレに、宰相のカイザーが、謎の飛来物の事を、どうするかローレに尋ねていた。


「そうだな、カイザー、アムカの王宮に、一旦戻るぞ。混乱に生じて、馬鹿な事をやりそうな者共がいるはずだ。それを牽制しなければ、すまんが、ローズが言ってる謎の飛来物は、アムカの大神殿に近づいてるみたいだ。そこで、アムカの大神殿の責任者である、ルノー神官長、ジュール神官長に、飛来物の事をお任せしたい。そして、南の賢者殿にも協力をお願いしたい」


「ま、まさか、ローレ様が、賢者様に頼むなんて、大人になったんですね。良かったですよ」


「カイザー、やかましいぞ!その方が何事も早く進むから、仕方ないだろ!早く解決して、次は、コハク達の事も、どうにかしないと、あのままじゃ、ルリがコハクを求めて、疲弊するだろう。ったく、スペアの制度は、無くなっても、片割れの執着は、変わらないみたいだな」


「そうですね。ローレ陛下、私も、そう思います。ラクーシュの双子は、自分の片割れを盲目的に愛していますから、その2人を、物理的、精神的、概念的にも、引き離してお互いを認識出来ない状態にして、それが長く続けば、双子達は発狂してしまうのに、それを、コハク君の夫になったドラゴンには、猛説教をしなければいけませんね」


ーー後に、ラクーシュの南の賢者に、説教されたドラゴン族いわく、それは、それは、恐ろしい体験だったと、同族に語るのだったーー。






「さて、謎の飛来物ですが、どんな物か確認したいと思いますので、こちらの魔法道具に見に行ってもらいます。ちなみに、その飛来物が敵意があり、攻撃したら、その何十倍にして返す機能付きです。敵を完全抹殺できる仕組みです。そして、証拠も残す事もなく、完全に終わるので、大丈夫です」



賢者が出した。小さな可愛い、黒い円な目をした白い小鳥の形をした魔法道具を見て、



「いや、いや、こんな可愛い小鳥型の魔法道具に、何物騒な機能をつけてるんだ。!おかしいだろ!目的は偵察なのに、抹殺じゃないぞぉっ!!!!」


「中々、いい魔法道具ですね。可愛い姿で、相手を油断させて、順滅ですか、いい手ですね」


「カイザー、お前も、何を言いだすんだ!敵を殲滅させるのが、今回の目的じゃない!あくまで偵察だーーーっ」


「陛下、証拠を残さず、片付けるという事は、良い事じゃないですか!」


「もう、駄目だ、こいつら………」



一人、遠い目をしたローレを置いて、魔法道具を飛ばす準備を進めるのだった。







アムカの神殿の中の一室の中にある、広い部屋で、私とレーアは、絨毯の上で、2人で、私が考えた、『可愛い精霊ゲットだぜ!ご主人様と呼んでね』ごっこをしていた。


私は、この部屋の絨毯の毛の向きを変えて、指でとある物を、描いていた。


「この、ふわふわの絨毯、めっちゃ、後がついて面白いわ。ほら、見て描けたわ!魔法陣猫ホイホイを、我は求め、さあ、訴えたり、ここに美味し物を捧げるわよ、来よ!精霊達よ!そして、我と遊べ!オーホッホッホ」


「はーいっ、ごしゅじん様、レーアです。あそんでくださいな」


今は、レーアが精霊役で、私が精霊を呼びだした主人役をしていると、隣の部屋にいたフォルが声をかけてきた。


「レーア俺の所へ来いよ。ほら、こっちには、塩バタークリーム入りドラ焼きがあるぞ。一緒に食べようぜ。リイアはそのまま、遊んでいいぞ」


「ちょっと、フォル、何、レーアと2人だけで、おやつを食べようとしてるの、私も食べたいわよ。その塩バタークリーム入りドラ焼きを!レーア、ごっこ遊びは、後でしましょ!まずは、おやつタイムよ!」


一旦、遊ぶのを止めて、私達は3人は、塩バタークリームドラ焼きが、置いてる部屋に移動した後、誰もいなくなった部屋の絨毯に、描いて残された魔法陣から、何かが、呼び出されている事に気づいてなかったーー



「あにょ?ここは、どこかにゃ?あっちからいい匂いがするにゃ 行ってみるかにゃ」


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