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(36)語感が良いからって意味を知らないまま使わないで下さい。

すみません。活動報告にありましたが、妹のお名前が「レイア」から「レーア」になっております。宜しくお願いします。

 「この揚げパンの中身は、どこの料理なのだ?豆腐と肉が混ざりあってピリ辛で美味いぞ!ハフハフッ」


熱々の激辛麻婆豆腐入りの揚げパンを気に入った美女さんが中身の具の事を聞いてきた。


それを聞いた私も、麻婆豆腐って中華料理じゃん。和風な料理もあるのに気づかなかったー

けどうちじゃ、麻婆豆腐は食べた事ないからきっと他の国の料理だ!と私が心の中で推理していると


「その中の麻婆豆腐は、西のシスイで食べた料理をわたしがパンに入れて作ってみたんです。ルーンおじ様一行と行った時に食べたシスイ料理美味しかったので、今度シスイ料理入りのパンを販売するので、ぜひお試しくださいませ」


ルリちゃんがニコニコしながら

答えていた。


パンパカ~ン!大当たり

なるほど中華料理系はシスイね

良い事知りましたよー


「なるほど!シスイかあそこは修行の場が多くていい所だな。いつも食事は自分が採っていた物を食べていたから、知らなかった。今度行く時は、(われ)のハーレム隊と一緒にシスイ料理を食べねばな!」


「ローズ!お前はまた修行と行って他の国に行くのヤメロ!!そして、良い筋肉がつきそうな人間をスカウトしてくるな!」


「そうですよローズ様、前から言ってましたがハーレム隊って名乗らないで下さい。また見目の良い男を集めていると思われますから、やめて下さいませ」


「兄者も、カイザーも何故、(われ)の行道を阻もうとするのだ。良い筋肉の人間がいたら仲間にしたいだろう!貧弱な人間共を守る為には屈強な筋肉が必要だと分かったのだ。あとハーレム隊のどこが悪いのだ!何となくカッコ良そうな言葉だから名乗ってるだけだ」


アムカの王様、ローレ様とその宰相様のカイザー様に叱責を受けた謎の美女さんの正体は……



「この、ローズ・パラ・クオンは、難しい話は分からぬし、正直苦手よ!だから兄者達の戯言は聞かぬぞ」


ええっと、クオンって

まさかローレ様の妹!?


あと、意味分かってないのにハーレム隊って

名乗ってるって、難しい話が苦手って

ちょっとヤバないあのひと(汗)



「まさか、北に預けたら、こうなるとは……」


ローレ様が頭を抱えて、そう呟くと


「本当に、顔の良い男性好きな我がままな姫だったのに、色々とやらかした反省に北の地に預けたら、まさかの筋肉好きになって戻ってくるとは思いもしませんでした」



カイザー様の言ってる通りなら

前はかなりのお花畑の人間だったんだ。

それにしても北の地で何があって、

ああも脳筋な人間変わるのか

あれかしら、前世で聞いた軍隊のブートキャンプみたいな事をローズ様は受けたって事?

それなら納得かもしれないや



「フォル、シスイって行った事あるの?どんな所なの?レーアも行ってみたいな」


「シスイはな、でかい川や橋があってそれを見にくる人が沢山いて川にオオカルガモオヤコが渡ったりするのが見れるんだ」


可愛い双子の妹が従兄とイチャイチャしてるのが聞こえてきた。


そう、何で南のオギネにいる此奴がいるのか、そうアムカに来る前にフォルがレイアにかけた魔法「運命の赤いロープ」が原因だった。


話はちょっと前に遡ると

賢者様の説明タイムの終わりに

スペアの話をレーアと私にも関わる事を説明したら、意味を理解したレーアがギャン泣きしてしまった。


「ねえ様、死んじゃやだ!やだ、やだ、やー、スペアなんていやー」


泣き叫び、レーアの足首が突然赤い縄みたいな模様が浮かび上がり、赤く光ると


「俺の番を泣かせるヤツだ!誰だ!リイア原因はお前か!」



レーアと同じように足首が赤く光る

フォルが突然出てきたのだ。



「ちょっと、何でフォルが現れんのよ!私だって泣かしたくて、泣かせたんじゃないわよーー」



そう、レーアの高ぶった強い悲しみの感情が「運命のロープ」から伝わりこちら側に移転してきたのだ。


そして賢者様が2人を見ながら


「今のは危険だったよ。元から高い魔力の持ってるレーアちゃんが今の話で、感情が高ぶりすぎて魔力が暴走する所を足首にあったフォル君の赤いロープに伝わり、フォル君を移転させたお陰でレーアちゃんは、魔力暴走せずに済んだみたいだよ」


えっレーアの魔力が暴走してたの!!

マジか!

魔力暴走は、本当に危ないのだ。特に小さい子は、体も心も、まだ成長中なのに、無理に魔力を使うと、体も心もボロボロになり、元に戻るのは物凄く年月が必要になる場合があるからだ。

なので今回のフォルがしたストーカー魔法「運命のロープ」に関しては、レーアを救ってくれたので、一応感謝を伝えようと思ったが、その前にレーアが何故、泣いてしまったのかフォルにも説明する事にした。


スペアの事を、私が15歳前に死んだら、レーアが代わりの巫女になり、力と容姿を受け継ぐ事になるとーー


「おい、リイアお前、絶対死ぬなよな、俺の可愛い(レーア)がお前の容姿になるなんて、気持ち悪いからな」


「何ですって、私だって死ぬつもりは無いわよ!フォルみたいな粘着男がレーアの旦那になるなんて、私はまだ認めてないからねーーー」




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