(3)自覚したらイタかった!!
「リイア 大丈夫!!」
「どこか痛い所があるか!?」
「おねえさま だいじょうぶ?」
今世の父と母と妹が私を心配そうにみている
いえ、体は大丈夫です ただ冷静になってみると
さっき自分のことを
心のなかで神の巫女って言ってたよ……
神の巫女……神の巫女って……
中二病か!!!!
「ねえさま~いたいの?」
イタイね……心が……前世ではいい歳した大人だったのに
じつは中二病患者だったと知っただけです。
物凄く恥ずかしい。
きっと、前の自分なら笑いながら見てるはずだ。
アイツ中二病だって、前世の私の性格なんか悪いな
おっと自分の世界に浸ってもしかたない
改めて自分の父、母をみる……
うん。お約束通り美形さまだった。
父は髪の色は黒、瞳の色は琥珀、眉はキリッと男らしいぜ。
体つきは細マッチョタイプかな
母は長い銀髪で瞳の色は黒なんだけど艶があり綺麗、肌は褐色で
体型はすらりとしてスレンダー美人さんだ。
うはーっため息が出てきた
って自分の両親を見とれてる場合じゃない、私が倒れてすごく心配しているから、安心させなきゃ
「お父さま、お母さま、レーア だいじょうぶです。さっきまでお庭にいたのに
気づいたらおへやにいたので、びっくりしたの」
「そうか、吃驚したから 叫んだのか」
「本当に体は大丈夫なの?リイア」
「そうです。おおきな声だしてごめんなさい」
「だが何かあるか分からないから医者に診てもらおう それまでゆっくり寝ておくんだ リイア」
「そうね リイアは寝ていて母もそばにいるから」
「あたしもそばにいる~」
おおう、父、母は本当ならこの時間はまだ仕事中なのにすみません
レーアは可愛いなと思わず自分の妹にデレてしまった。
うへへへ……
可笑しい、主人公がそこはかとなく変態ちっくに