表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/50

(27)荒ぶったあとは癒しが必要です。

 リイアです。

畳の部屋の堀ごたつに家族一緒に入って座ってます。

正しくは、私は、ローガン父様の膝上にレイアはリリー母様のお膝に座らせてもらってる状態です。お向かいには、若々しい容姿をしている、年齢不詳のルノーお祖父様が座っております。


そして、私達を怖がらせた。神官長のジュールは

只今、畳の上で正座をさせられています。


先程、荒ぶっていたアル・パカ達が

彼の頭の上にアル・ティーラが乗り膝の上にはパカ・クルーが

乗った状態に、そして神官長は、さっきから


「ご免なさい。もう、許してください~っって頭の上でピョンピョン跳ねないでぇ~っ光の精霊様、うっぐっ足が痛いイタイから体重かけないで闇の精霊様ーーーもう、やめて、マジでヤバイ、死ぬっ」


己のした事を反省させるという名の『お仕置き』を受けております。


(……なんでかな、前世の江戸時代にあった拷問方法を思い出すわあ………)


まあ、拷問を実行しているのは小さなアルパカの姿をした精霊達なので残酷さは感じられず、ある意味、おもしろい光景になってるせいで笑いをこらえるのに必死になっていると


「リイア、レーア、すまない、ジュールを止められなくて、あいつは昔から神の双子関連に異様に興奮してしまうんだ」


父様が謝りますけど、それは不可抗力です。

大神殿内にまさか、あんな人がいるとは思いもしませんから

父様が責任感を感じる必要はありません。


「父さま、アル・ティーラたちが助けてくれたのでだいじょうぶです。父様は謝るひつようはないですよ」

「レーアもそう思う~」


そんな私達の言葉を聞いて父様は


「リイアとレーアは優しいな、ありがとう、今度は絶対ジュールにあんな真似はさせないから」


いえ、(リイア)はそんな事ないですよ~

アル・パカ達がお仕置きしなければ、きっと

レーアを怖がらせた神官長を裏でネチネチとお仕置きする所です。


「リイア、レーア、私も次にジュールがあんな事をしたら

闇のさ迷いをかけてあげるから、安心しなさい」


ってルノーお祖父様それって、かなり精神的にくる

闇系魔法じゃないっすか、相手を真っ暗闇の異空間に閉じ込め

上下左右何も見えず暗闇の中をひたすらさ迷う魔法だ。


ゲームの中でこれを使える敵がいた時、大変だったのを思いだしたよ。ちなみに異空間から抜け出す方法は光魔法を使えれば、すぐ出れるが、相手の能力次第では、簡単には出れないので、むしろ闇のさ迷いの効果が切れるのを大人しく待ったほうが体力や魔力も温存できるから焦らず待つのが得策だったと覚えている。




コンコンとノックする音が聞こえるとルノーお祖父様が

「どうぞ、入ってくれ」と返事をすると扉があいて

お盆を持つ女性がしずしずと入ってきた。


「落ち着いたようで、お客さまにお茶を差し上げてもよろしいかしら?」


優しく話しかけるその人は、髪をお団子にし、割烹着みたいな物を着ており、年齢は二十代ぐらいかな?

お顔を見ると普通の顔立ちなんだけどニコニコ笑顔でこちらを見ており、その柔らかい雰囲気に不思議に癒されると感じていたら


「母上、お久しぶりです。お元気そうで良かった」


ん?ローガン父様、何て言った?


はは、母上ってーーーーーー!?



なんと、癒しの雰囲気の持ち主は、私達のお祖母様で


そして、夫婦そろって、年齢不詳さんでした。





今さっき確認したら神官長の名前間違っていました。ご免なさい

Σ(ノд<)正しい名はジュールでした。すみません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ