表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
それ行けシンセ女子!  作者: MikBug
Day11:7月30日/リサのシンセ講座
50/82

⑷ リサのシンセ講座/VCA の応用編


「今、VCA は音量をコントロールって言ったけど、実は他に CV をコントロールのにも使えて、そういう組み合わせ方をすると、物凄く色んな事ができるんだ。」

「CV をコントロール?」


「そそ! そういう使い方こそマニア道ですぞ! さてフミカさん! CV とは何だったでしょうか?」


 いきなり振られたフミカは慌てて、


「え、えっと〜、CV はコントロールボルテージで、VCO の音程や、VCF の音色をコントロールする電圧! どう? あってる?」

「そそそ、あたりあたり! 例えば LFO はビブラートをかけるのに使うって言ったけど...」

「ウン。」


「もし、LFO の信号を VCO につなぎっぱなしにしてると、ビブラートはかかりっぱなしになっちゃうわけね。だけど普通は音の出だしはビブラートってかかってないでしょ?」

「そうだね、歌でもバイオリンでも音が伸びてる間に徐々にビブラートをつけるよね。」


「そそそ、そういう時に、音を弾きかえるたびにビブラートの深さを調整してたら面倒くさいじゃない?」

「確かにそうだね。そういう時に使うの?」


「そ! LFO と VCO の間に VCA を入れるわけ。音量をコントロールしてる VCA とは別の VCA って事ね。」

「VCA を2つ使うって事?」

「そう。一つは音量用、もう一つはビブラートのコントロール用ね。で、ビブラートのコントロール用 VCA に、鍵盤を押すごとにゆっくり電圧が上がるように設定した ADSR の電圧をつなぐの。」



挿絵(By みてみん) 



「例えば鍵盤を押した瞬間は0Vで、それが2〜3秒すると高い電圧になるみたいな...


 そうすると、鍵盤を押して音が出た瞬間は LFO の電圧は VCA に止められて、VCO に行かないけど、2〜3秒して ADSR からの電圧が上がって来ると、VCA が開いてきて徐々に VCO にかかって、ビブラートがかかり出すってわけ。


 これってシンセで良く使う定番セッティングで、ビブラートが少し遅れてかかるから Delayディレイ Vibrateビブラートっていうんだ。」


「ADSR もビブラート用と音量調整用の2つ使うって事ね?」

「そそ、こんな風にモジュールを色んな風につなげて音を作るのがアナログシンセの楽しみの一つなんだよね。」



挿絵(By みてみん)

<⭕YouTube による解説⭕:>

https://youtu.be/lloRFZT2ljM

 


「なるほど〜! 色んな事ができるんだねえ!」

「そうそう! だけど、肝心の音楽作りがおろそかになると、いくらシンセを高機能にしてもちっとも面白くない! って事に気付いてさ!」


「それで私が拉致られたと」

 フミカが笑いなが言うとオミが


「そのおかげで、私たちセ祭で演奏まで出来るわけです!」

 と嬉しそうに言った。


「そそそ! 楽しみ〜!」

「今日は VCF が完成したわけですから、残りは VCA と ADSR の2つという事ですね。もう半分くらいは完成したのかしら?」


「うん! Midi インターフェイスはアメリカからの到着待ちだけどね。全部で3セット作る予定だけど、1つ目が出来れば、あとは同じように基板を作るだけだから結構簡単。それとオミパパに習ったシーケンサーを作って... それから全部をケースに入れてカッコ良くして... って考えるとまだ随分あるか!」


 と、リサは笑った。


「私たちの譜面作りも進行中! 来月頭くらいにはオミちゃんちのピアノで練習を始めようと思ってるんだ。」


「ようし! 良い感じ! じゃあ、引き続き頑張りましょうぞ~!」


 と、リサが拳を上げたので、フミカもオミもつられて拳を上げ、気勢を上げたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ