表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなた、新しい顔に交換するわよっ?  作者: napier
幸福なカップルの馴れ初め〜回想編〜2087年
12/20

その夜

自分の弱みを曝け出したことで、俺は愛子との間に、いまだ感じたことのない精神的な絆を覚えた。

俺はこのまま愛子の本心をも剥き出しにしたい衝動に駆られた。


「愛ちゃん、今夜は泊まっていくかい?君のこともっと知りたいんだよ。」


「えっ、いいけど…//」


「俺みたいに、普段話しにくいことなんでも話してよ。」


「うーん、突然言われてもっ…あ」


「どうかした?」


「大したことじゃないんだけど、あたし夢遊病だって家族に言われるのよっ。他には何にも悪いところないんだけどねっ。」


「大したことかどうかは愛ちゃんが決めることじゃないと思うよ?具体的にはどの程度うろうろしちゃうのかな?」


「目が覚めたら大阪にいたことがあったわねっ」


「それってバミューダ・トライアングル的な何か!?それとも誘拐?どちらにせよ大分重症だと思うけど?」


「でも一番多いのは服を脱いだり、化粧してたりすることかなっ?逆もまた然り。」


「えっ、何の逆!?服脱いでくれるのはありがたいけど。」


「服を着てたり、化粧落としてたりもするのよ」


「ああ、いわゆる寝化粧ってやつかな。それも裸で随分ワイルドだね。」


「家ではいつも全裸よっ?」


「それアイドルの軽い下ネタみたいなやつね。しかも家族全員裸族とか言い出す始末に負えないパターンも有りね。」


愛子が真剣かふざけてるのか大分前から分からなくなっていたけど、そろそろ仕切り直した方が良い塩梅だと思った。


「じゃあ、そろそろ夜遅くなってきたから先にシャワー浴びて来な?」


俺がそう言うと、愛子はおもむろに立ち上がって、玄関に向かい、夜のとばりへと消えて行った。


「嫌だったら正直に言ってくれれば良かったのに…悪いことしちゃったな」


俺は悶々としながら一人眠りについた・・・


次の日、早朝の電話が鳴って、大阪府警からだった。

愛子がいつから夢の中だったのかは定かでない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ