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作家向けエッセイ

趣味(主に執筆)の時間の作り方

作者: 九傷

 


 どうも、時折作者向けエッセイや、変わったエッセイを書いている九傷です。

 今回は作者向けの方になりますね。


 つい先日のことですが、X(旧Twitter)のトレンドに「小説の書き方」というワードが入ってました。

 時折こうやってトレンドに創作界隈のワードが入ることがあるのですが、これを意外ととるか当然ととるか、人により解釈が違いそうで面白いですよね。


 まあそれはそれとして、実際にこのワードタグの付いたポストを見てみると本気なのかネタなのかわからない内容も多く、やはり自分のやり方を見つけるのが一番だなと再認識しました。

 興味深かったのは、「小説の書き方」なのに他のジャンルの人も結構多かったことですね。

 これはやっぱり、皆様それぞれの創作論を語りたいがゆえなのかなぁと思います。



 そんなワケで自分も何か語ろうかと思ったのですが、私って結構ノリで書いているところがあるので何も参考にならないだろうとやめました。

 もちろん「私ごときが~」みたいな自虐的意識もあるのですが、それを言い出すと大勢巻き込むことになりますし、拡大解釈すると何も書けなくなってしまうので、その辺のことは気にしていません。

 私がこれまで書いてきたエッセイにも大いにそういった要素が含まれていますが、まあ1ユーザーの意見や理論だと思って大目に見ていただけると幸いです。




 それでは本題に入ろうと思いますが、今回の内容は「趣味(主に執筆)の時間の作り方」になります。

 そのため、作者向けエッセイではありますが、他のジャンルにも流用可能な内容となっております。

 ただ、結構強引なものや環境や健康状態に左右される内容でもあるので、その辺りは承知の上で読み進めていただければと思います。











 ということで始めますが、この界隈、時間がないとお嘆きの方がかなり多いですよね。

 そもそも多くの方にとって創作は趣味でしょうから、片手間だったり、別にメインとなる仕事や生活、趣味があることがほとんどでしょう。

 私もメインには別の仕事があり、他にも色々な趣味があるので、いつも時間がないと嘆いております。


 ただ、私は趣味というのは全力で楽しんだ方が良い派なので、常々時間を作るため努力をしています。

(趣味に対するスタンスは人それぞれなので、この時点で考えが合わない人も多いでしょう)



 結論から言って、時間を作る最大の手段は「プライベートの時間」を削り「趣味の時間」にすることになります。

 何を当たり前のことをと思うでしょうが、ここで言う「プライベートの時間」とは仕事や学校以外の全ての時間を指します。

 それ以外にも人によって自分の意思で取捨選択できない時間というのはあるでしょうが、それはその人にとっては「プライベートの時間」とは言えないので除外して考えてもらって構いません。

 ただ、ほとんどの時間は自分で取捨選択できる内容だと思っているので、私は仕事や学校以外と大雑把に切り分けています。


 ですので、仕事や学校の時間すらないニートや引きこもりのような人は、誰よりも多く「プライベートの時間」を持っている最強の存在と言えるでしょう。

 ただ、そういった人達は何も自ら望んでそんな存在となったのではなく、多くの場合は身体的(ある)いは精神的理由でそうなってしまったハズです。

 それを踏まえると、必ずしも満足に「プライベートの時間」を活用できるとは言い難いでしょう。

 ただ単に怠け者である場合でも、その性質ゆえに全力で趣味や創作に力を入れるとは到底思えません。


 時折、彼ら彼女らを羨む気持ちが芽生えることもありますが、きっとそれなりに苦労しているのだろうと思うことにして現実に目を向けます。




 さて、それでは具体的な「プライベートの時間」を削る方法ですが、まず誰もが思いつき、かつ実行しやすいのが「睡眠時間」を削ることです。

 正直誰にでもオススメできる方法とは言い難いですが、ぶっちゃけた話それ以外削れる時間がないという人も多いのではないでしょうか?


 特に仕事が忙しい方であれば、朝6時に起きて出社~帰宅が22時過ぎなんてことは結構あります。

 こんなの絶対無理とか思う人もいるでしょうが、現実にはこれより酷い状況の人もそれなりにいるのです……

 そんな人が時間を作ろうと思えば、「睡眠時間」を削るしか方法はありませんよね。


 ここまで来ると絶対どこかで身体か精神を病むことになるので、可能な限りその状況を改善すべきだと思いますが、それ以外にも時間が作れず結果的に「睡眠時間」を削る人は多いと思います。

 よくこれをやめた方がいいと止める人がいますが、私はどちらかと言えば肯定派です。

 何も捨てたくないのであれば、自分を削るしかないという結論に達するのは当然の帰結と言えるからです。

 もちろんその結果酷い状況に陥る可能性もありますので、まずは自分でどこまで「睡眠時間」を削れるか調整すると良いでしょう。


 また、これは私の場合ですが、一時期仕事や人間関係のストレスから不眠症になってしまったことがあります。

 今は治療やその原因が解消されたことにより改善していますが、その一端にそもそもの「睡眠時間」が短くなったというのがあります。

 短時間の「睡眠時間」に体や脳が慣れてしまい、いわゆるショートスリーパーになってしまったのですよね。

 どんなに頑張っても、5時間以上寝れない体になってしまいました。


 ショートスリーパーはほとんどの場合先天的なものなので、厳密には純正のショートスリーパーとは言えないのですが、実際に体が慣れてしまうケースも結構あるようです。

 健康被害がなく、本人も満足できているのであれば医者としてはそれ以上のことは言えないのだとか。

 もちろん長期的に見ればなんらかの障害が発生する可能性はありますが、最後まで何もない人もいるので断定はできないんですよね。

 実際、ショートスリーパーの寿命が短いというエビデンスはないそうです。



 まあつまり何が言いたいかというと、やろうと思えば自分を作り替えることも不可能ではないということですね。

 これはオススメとか、是非みんなもやるべきとかいう話ではなく、あくまでもこういう一例はあるというだけの話です。

 もしどうしても時間が作れないのであれば、最終手段の一つとして一考の価値はあるかもしれないくらいに思っておいてください。





 次に時間を作りやすい方法としては、「交流・交友の時間」を削ることです。

 人と関わると、当然ながらその人のために時間を割くことになります。

 つまり、その元を絶てば時間を割く必要がなくなるというワケです。


 ぼっち最強! ぼっち至高! ぼっち無敵!


 特に同僚やクラスメートとの交流などはダメです。

 百害あって一利なし!


 あ、でも完全に遮断するのは悪手ですよ?

 最低限の交流はしつつ、踏み込ませないような立ち回りがベストです。

 無視したり突き放す態度を取ると角が立ちますので、無難な立ち回りを心掛けると良いでしょう。


 そういう意味で、最近は良い環境になったと言えます。

 コロナ発生後の世界は陽キャ寄りの人達にとっては生きづらい世界になってしまったと言えますが、私のような陰キャだったりコミュ障の人間にとっては最高の環境になったと言えます。


 私は元々会社の飲み会とかには行きたくないタイプの人間でしたが、コロナ発生後はそれがなくなり、復活し始めた今となっても参加は個人の意思に委ねられることが多くなりました。

 遠慮なく断れるようになったので、大いに時間を趣味に回せるようになったのです。

 ソーシャルディスタンスのお陰で自然と距離を離すこともできるようになったので、私のメンタル的にはむしろ健康になったと言えるかもしれません。



 他にもLINEなどのグループにも極力入らない方が良いでしょう。

 LINEやってないんで、と断るのがベストと思います。

 ぶっちゃけ、アレに入ってしまうと後悔することが多いんですよ。

 いや、もちろんしない人もいると思いますがね?

 でも、最初からそういうのが苦手な人もいると思いますので、そういう人はしっかりと断るといいです。

 私はあのアプリを信用していないとでも言えば、大抵の場合はスルーできますので。

 え? 会社で入ることを強要される? そんな会社は辞めてしまいましょう(暴論)

(流石に学校ではそんなことないですよね?)



 友達や恋人についても、今いないのであればワザワザ作る必要はありません。

 実際はメリットよりもデメリットの方が多いです。

 正確には向き不向きがあるというか、中途半端な覚悟だとデメリットになりやすいと言った方が正しいですかね。


 ちゃんと向き合い、付き合い方を考え、真剣に関係を続けるのであればメリットはかなり大きくなります。

 しかし、それには当然多大な時間を要しますし、時間以外にも色々なものを消費することになります。

 それでも欲しいというのであれば、アナタにとってはそれ程の価値があるということなので遠慮せず友達でも恋人でも作ってください。

 これは友達や恋人に関わらず、趣味よりも優先する人間関係であれば、そちらに時間を割く方が人生が充実するハズです。


 あくまでも今から作りたいと思っているのであれば、無理してまで作る必要はないというだけの話ですので。



 結婚? ああダメダメ。それが一番時間を使うヤツです。

 全くオススメできませんね!


 あ、既にしている人については何も問題ありません。

 今が幸せなのであれば、それ以上のことは何もありませんので。

 後悔している人もいるかもしれませんが、一度自分で決めたことですので、それはそれと認めたうえで違う時間の作り方を模索するのが良いでしょう。

 どうしても不幸としか思えないのであれば、決断する必要はあると思いますがね……


 ただ、今未婚で、なんとなく世間体とか親族の圧力とかで結婚したいとか思っている人にはオススメできないというお話です。

 そんな程度の動機であれば、マジでやめておいた方がいいですよ。

 婚活アプリとかも、周囲の感想やネット記事を見る限り、良縁は宝くじの当たりを引くくらい確率が低いです。

 アレは多少のハズレくらいであれば許容するという覚悟がある人向けなんじゃないですかね。知らんけど。





 色々と毒を吐いてしまいましたが、要するに時間を作るのであれば自分の何か大切なモノを削るしかないということです。

 嫌な言い方をすると、削れないのであればそれはアナタにとっては所詮その程度だったというだけのこと。

 かなりピクリとくる物言いですが、これは別に下に見ているとか貶しているというワケではなく、単純な優先順位の問題です。

 自分が趣味より優先していることがあるのであれば当然それを優先すべきですし、その時間を削らないという選択がベストであることは間違いありません。

 今どうしても「プライベートの時間」を削れないというのであれば、それは今が一番充実した状態という証でしょう。


 ただ、仕事や学校以外の時間という大きなくくりの中であれば、必ずどこかに削る時間は存在するハズです。

 私はその中で、「睡眠時間」とリアルでの「交流・交友の時間」を削りました。

 きっとこのエッセイを読んでいる人の中にも、実は削れそうな時間というのがあると思います。

 私が出した例に限らず、そういった時間を切り詰めて趣味――ここでは主に創作、の充実した時間を作ってみてはどうでしょうか?




大抵の場合この手のエッセイを書くと「何の実績もないヤツが!」的な印象を持たれることがありますが、今回は少しだけ否定できる要素があります!

それは文字数です!

私は現在、合計で300万字以上の文字数を書いております。

これは2023年5月時点のデータで、なんと上位0.5%しかいないようです。

ちなみに中央値は8000字なのだとか。

作中でも書いたように私はメインで別の仕事をしていますが、それでも時間を作ればここまで書けるんですよ! と言っておきます。リアル実績として!

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― 新着の感想 ―
[一言] ぼっち最強!の一文がテンポ良すぎてニヤリとしてしまいました。 確かに交友の時間は削れるかも……惰性でついつい行ってしまう飲み会とかですね。 コロナのお蔭で昔よりだいぶ減りましたが、嫌いじゃな…
[気になる点] このエッセイの主張に対して賛同する感想を書く人が多いこと。 ちょっと残念です。 [一言] R15として投稿されているなら兎も角、中高生が閲覧し得る全年齢対象の作品としては流石に見過ごせ…
[良い点] くっ……私はまだ220万文字しか書いていない……! 300万文字書くまでは引退出来んぞ!\(^o^)/ [一言] これまで、誰ひとりとして食事を抜くという選択を提案していないのが不思議で…
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