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28話 痛い人魚



ゲームの中のキャラクターの姿と能力のまま現実世界に出てきた他守ショウ。



サークルアンデッドとVRMMORPGファーストアドベンチャー18の正体を知ったショウ達は打倒サークルアンデッドを胸にイシュタラの国へとやってきた。



しかし、イシュタラの国の入国で女神の門の試練に失敗、近くにある人魚の里で修行をする事になった。



一方、剛本はヤム暗殺を決意する。


そしてショウ達はようやく移譲の修行を終えた所だった。




※登場人物の紹介を後書きにつけています。

地中海の海の底



人魚の里の傍らで



冷たくゆれる水草の



光る明かりに包まれて



寒い空気を思わせる。



そこでは移譲の訓練を終えたショウ達に寒いダジャレを言い始めた痛い人魚の姿があった。



メリュジーヌ「冷たい視線が痛いじょう。。。」



どう反応していいか分からないショウ



メリュジーヌ「糸井じょう?」



ショウ「え?」



メリュジーヌ「糸井ジョウとは。。誰?」



ショウ「ちょっと何を?」



メリュジーヌ「誰なの?」



ブツブツ言いながら少し考え込む。



しかしすぐにハッとして自分で言っておきながらまた恥ずかしそうにするメリュジーヌ。



ショウ「え?何?何なんですか?」(汗)



メリュジーヌ「だから以上です。」



メリュジーヌ「え?」



ショウ「え?」



メリュジーヌ「田中ジョウ?」



ショウ「いやそれ全然違いますよ。。」



ショウ:めんどくせぇ。。



そこに唐突に人魚の里の守護者エリドゥが現れた。



メリュジーヌ「あ、ギャランドゥ様。。」



エリドゥ「他守さん。これから一緒に人魚の里の我が城に来ていただけますか?」



ミネルバ:ふ、フル無視しましたわ。。



ショウ「え?あ、ハイ?」



エリドゥ「実は折り入ってお願いがあるのです。」



ショウ「何でしょう?」



メリュジーヌ「他守でショウ?」



エリドゥ「。。。」



エリドゥは冷たい視線でメリュジーヌを睨む。



小さくなってあやまるメリュジーヌ。



メリュジーヌ「。。。ごめんなさい。。ギャランドゥ様。。」



次の瞬間、エリドゥはメリュジーヌにデコピンをした。



するとメリュジーヌは10メートル程も飛ばされて大の字に倒れる。



メリュジーヌ「。。。ひ、酷い。。」



そしてメリュジーヌはそのまま気を失った。



ミネルバ:。。うわぁ



エリドゥ「失礼しました。他守さん、貴方には治癒のチカラがあると聞きました。」



エリドゥ「是非そのチカラを貸して欲しいのです。」



ショウ「はい?いいですけど。。?誰か怪我してるんですか?」



エリドゥ「これからするのです。」



ショウ「これから?」



エリドゥ「細かい話は来て頂いてから。。」



ショウ「よく分かりませんがお手伝い出来る事があるならやります。」



エリドゥ「ありがとうございます。」





そしてショウ達は初めて人魚の里へ入って行った。



里の中には、ふわふわしたモフモフが沢山浮いている。



そして人魚達はそれにモフモフしながら休んでいた。



イシュタラの国の中はずっと昼だがここは水草は光るものの頭上の海には当然ちゃんと夜がある。



ナノマシーンが疲労回復もするので適合者は殆ど疲れを知らないがやはり睡眠は多少取る必要があり、夜になるとバラバラで少し休みに来るのだ。



光る海藻の森の中、優しい緑の光に包まれてモフモフでうたた寝をする人魚があちこちに見えた。



そんな森の中を奥へ進むと海底神殿が急に視界に現れる。



エリドゥの居城だ。



凛とした人魚達の警備する石造りの入り口でエリドゥは振り返る。



エリドゥ「ここが私の居城です。どうぞお入り下さい。」



ショウは少し緊張しながら中へ入って行った。





そしてその様子をじっと見つめる人面魚の姿があった。







■登場人物の紹介

◇他守ショウ  VRMMORPGファーストアドベンチャー18からログアウトしたらゲームのキャラクターのまま現実世界に出てきてしまう。ナノマシーン適合者としてはこの世界最強のSSS。緑色のオーラを持つ。

銀髪に角があり、光を帯びた赤い目、口元には牙が見え、少し尖っ耳に爬虫類系の尻尾がある魔族設定のキャラクターだが中身の本人は童顔を気にする黒髪の28歳。



◇アナト  ショウと一緒にサークルアンデッドと戦ったイシュタルの娘。ナノマシーン適合者ランクはSS。赤いオーラを持つ。



◇バアル  アナトの兄。ナノマシーン適合者ランクはSS。オレンジ色のオーラを持つ。 



◇ミネルバ   ショウが呼び出した『ファーストアドベンチャー18のフェイスと呼ばれるパーティーメンバー補填用のNPC』召喚士。ゲーム設定ではヒュムリア王国の王女。



◇エアバニー  81区警備局イシュタラ対策部特殊捜索1課(通称イ特)課長。役職は警視正。81区の英雄。ナノマシーン適合者ランクはS



剛本剛ごうもとつよし     イ特特殊攻撃部隊『D』リーダー。ナノマシーン適合者ランクはA



藤原小町ふじわらこまち    イ特特殊攻撃部隊『D』ナノマシーン適合者ランクはA



◇エンキ博士   かつてイシュタルを覚醒させたナノマシーン開発者。200年以上の時を超えてコールドスリープより目覚める。サークルアンデッドを使って大量の人体実験を繰り返した。



◇エンリル   エンキの子。エンキ同様どこかでコールドスリープにより眠っている。『時期』が来ればエンキは復活させる予定だったのだがかつて罪を犯したエンリルを隠す為にエンキとは別の場所で眠っている。



◇イシュタル   アナトとバアルの母であり、全てのイシュタラに尊敬、崇拝されるイシュタラ達の女神。イシュタラの国を作り、放射能汚染から低ランクのイシュタラと魚たちを守るために命を落とした。



◇人魚達

ローレライ   アナトについた人魚

メロウ     ショウについた人魚

メリュジーヌ  ミネルバについた人魚

リー      バアルについた人魚

イアーラ    剛本についた人魚



◇ローレライ  美しい歌声の金髪に碧眼の人魚。ショウに電撃を教える。



◇メロウ  小さな魔法の帽子をかぶっているショウのメタモルフォーゼの訓練を指導する事になった人魚。

笛吹いて人を魅了する事もある。



◇メリュジーヌ  大人しい控えめな人魚。ショウの移譲の訓練を担当。ダジャレが好き。

  



◇オンジ   アナトが名付け親となったサークルアンデッドの地下施設で捕らえられていた培養細胞から生まれた赤ん坊。ナノマシーンウイルスの耐性を持つ。



◇エルヴィン  生きているのか死んでいるのかわからない不思議な猫。



◇ポン太    シダーの森の住人。エルヴィンを生きていると認識している。見た目は可愛らしい小狐。



◇フワワ    イシュタルが創り出したシダーの森の守護者。獅子の頭にドラゴンの口胸から滝のように水の溢れ出る魔神。厳密にはイシュタラではなく、仮想生命のミネルバに近い存在。但しミネルバとは違いゲーム設定の縛りがないのでイシュタル亡き後も存在している。



◇ヤム     神殿議会長。外海の魔神と呼ばれる回遊族のイシュタラ出身。人間殲滅作戦を考案。一応バアル達を立ててはいるが実質支配している。



◇アスタルト  アナトの幼馴染。体が弱く街で薬屋営み実家で暮している。この国一番の情報通でもある。



◇アルル    アルルの街の守護者。イシュタラ軍を率いて魔神軍と共にセラフィールド戦を戦った。10議員の一人でもある。



◇ウル   ウルの街の守護者。10議員の一人。バアルの教育係をしていた。



◇エリドゥ  エリドゥの街の守護者。10議員の一人。バアルの戦闘訓練をしていた。人魚の里の長



◇ラガシュ    ラガシュの街の守護者。10議員の一人。亜人族の長



◇ウンマ    ウンマの街の守護者。10議員の一人。獣人族の長


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