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24話 人魚ローレライ

ゲームの中のキャラクターの姿と能力のまま現実世界に出てきた他守ショウ。



サークルアンデッドとVRMMORPGファーストアドベンチャー18の正体を知ったショウ達は打倒サークルアンデッドを胸にイシュタラの国へとやってきた。



しかし、イシュタラの国の入国で女神の門の試練に失敗、近くにある人魚の里で修行をする事になった。



※登場人物の紹介を後書きにつけています

人魚の里近く



剛本がどんどん前へ進む一方、ショウはと言うとまだメタモルフォーゼの修行をしていた。



そこには、体はゲームのキャラクターtamoriのままで顔だけ元の人間、他守ショウに戻ったショウの姿があった。



筋肉隆々の魔族の体に少年の様な顔だ。



ショウ「。。。」



ミネルバ「却下ですわ。。」



メロウ「気持ち悪いですね。。」



ショウ「言いたい放題言いやがって。。。もう一回だ!」



ショウはまた元の自分を強くイメージする。。





すると今度は見る見る姿が小さくなっていく。。



ショウ「どうだ!?」



ミネルバ「おおお!。。えええ??」



その姿は正面から見ると確かに元の人間ショウだった。



しかし横から見ると頭部と臀部でんぶがエイリアンの頭部の様に前後に大きく突き出してしまっていた。



因みに臀部とはお尻である。



ショウ「。。。ダメか。。」



メロウ「あ、メタモルフォーゼだと普通は質量が変えられないんですよ。。」



ショウ「そう言えばアナトもそんな事を言ってたっけ。。」



ショウ「でもそれだとメタモルフォーゼじゃ元に戻れにないって事ですよね?」



メロウ「他守さんの場合はメタモルフォーゼにプラス要素があると思います。」



メロウ「と言う訳で、メタモルフォーゼ自体は結構出来てきてると思うので次の修行に移りましょうか。。」



ショウ「え?。。。なんか逃げてません?」



ショウ「そ、そんな事ないですよ。。」



ミネルバ:こ、この状態のままで。。。?



メロウ「と言う訳で次は電撃です!」



メロウ「電撃をお教えするのに新しい先生をお呼びしております!」



メロウ「ローレライ先生です!」



するとどこからともなく美しい歌声がする。



ローレライ「なじ〜かは知〜らね〜ど〜心わ〜びて〜♪」



それに合わせて今度はメロウが笛を吹き始める。



ローレライ「むか〜しの伝説(つたえ)〜はそぞ〜ろ身にしむ(さび)〜しく暮〜れゆくライ〜ンの流れ〜♪」



その美しい歌声と共に金髪に碧眼の人魚が舞い降りる。



ローレライ「入り〜日に山々あか〜く()〜ゆる♪」



歌声と笛のに魅了されてショウもミネルバも細かい事はとうどうでも良くなっていった。



ローレライ「少し強引に進める結果となり誠に申し訳ありません。」



ショウ「。。。はひ。全然だひじょうびでひ。。。」



ショウはもう呆けて言葉にならなかった。



ミネルバもポワワンとしている。



しかし、気が抜けた事でショウはようやく元のファーストアドベンチャー18の冒険者tamoriの姿に戻る事ができた。



ローレライ「電撃の練習は水中では少し危ないので近くの島に行きましょうか。」



ローレライはそう言うとショウを連れて近くの島に泳いで行った。



メロウはそれを見送ると、また人魚の姿に戻って人魚の里に帰って行った。



ショウ達が近くの小島に着いた頃には辺りはすっかり夕日に包まれていた。



小さな砂浜とちょっとした小山があるだけの小さな無人島だ。



近くには断崖絶壁の大きな島が見える。



ローレライはメロウと同じく人間の足にメタモルフォーゼすると砂浜を歩き、よく乾いたところまで来て振り返る。



ローレライ「この辺りにしましょうか。」



そう言うとローレライの身体からはバチバチと電気をお帯び始めた。



そしてまだポワワンと呆けているショウに近づき



ローレライ「宜しくお願いします。」



と手を差し出した。



ショウは思わずその手を握り握手をするとビリビリッと強い電気が流れ込んで来た。



ショウ「わわわわ!」



ショウ「て、手が電気でくっついて離れない!!」



普通の人間なら感電死する程の電気だがショウには強めの電気マッサージ器程度に感じた。



ローレライはクスリと笑うと



ローレライ「乾きましたね。さ、始めましょうか。」



ショウは全身からプスプスと湯気を立てながら



ショウ「は、はい。。顔に似合わす結構、荒っぽいんですね。。」



と、苦笑いをしながらようやく正気を取り戻した。



ローレライは頷くと説明を始めた。



ローレライ「メタモルフォーゼの特訓で分かったと思いますが基本的に何らかの能力チカラを発動するには全身のナノマシーンにそのイメージを伝える事が重要になります。」



ローレライ「では、発電の仕組みをイメージする為に電気うなぎの発電方法を説明します。」



。。。。。。




こうしてショウの電撃の修行は始まり数日が過ぎていった。







■登場人物の紹介

◇他守ショウ  VRMMORPGファーストアドベンチャー18からログアウトしたらゲームのキャラクターのまま現実世界に出てきてしまう。ナノマシーン適合者としてはこの世界最強のSSS。緑色のオーラを持つ。

銀髪に角があり、光を帯びた赤い目、口元には牙が見え、少し尖っ耳に爬虫類系の尻尾がある魔族設定のキャラクターだが中身の本人は童顔を気にする黒髪の28歳。



◇アナト  ショウと一緒にサークルアンデッドと戦ったイシュタルの娘。ナノマシーン適合者ランクはSS。赤いオーラを持つ。



◇バアル  アナトの兄。ナノマシーン適合者ランクはSS。オレンジ色のオーラを持つ。 



◇ミネルバ   ショウが呼び出した『ファーストアドベンチャー18のフェイスと呼ばれるパーティーメンバー補填用のNPC』召喚士。ゲーム設定ではヒュムリア王国の王女。



◇エアバニー  81区警備局イシュタラ対策部特殊捜索1課(通称イ特)課長。役職は警視正。81区の英雄。ナノマシーン適合者ランクはS



剛本剛ごうもとつよし     イ特特殊攻撃部隊『D』リーダー。ナノマシーン適合者ランクはA



◇エンキ博士   かつてイシュタルを覚醒させたナノマシーン開発者。200年以上の時を超えてコールドスリープより目覚める。サークルアンデッドを使って大量の人体実験を繰り返した。



◇エンリル   エンキの子。エンキ同様どこかでコールドスリープにより眠っている。『時期』が来ればエンキは復活させる予定だったのだがかつて罪を犯したエンリルを隠す為にエンキとは別の場所で眠っている。



◇イシュタル   アナトとバアルの母であり、全てのイシュタラに尊敬、崇拝されるイシュタラ達の女神。イシュタラの国を作り、放射能汚染から低ランクのイシュタラと魚たちを守るために命を落とした。



◇人魚達

ローレライ   アナトについた人魚

メロウ     ショウについた人魚

メリュジーヌ  ミネルバについた人魚

リー      バアルについた人魚

イアーラ    剛本についた人魚



◇ローレライ  美しい歌声の金髪に碧眼の人魚。ショウに電撃を教える。



◇メロウ  小さな魔法の帽子をかぶっているショウのメタモルフォーゼの訓練を指導する事になった人魚。

笛吹いて人を魅了する事もある。



◇オンジ   アナトが名付け親となったサークルアンデッドの地下施設で捕らえられていた培養細胞から生まれた赤ん坊。ナノマシーンウイルスの耐性を持つ。



◇エルヴィン  生きているのか死んでいるのかわからない不思議な猫。



◇ポン太    シダーの森の住人。エルヴィンを生きていると認識している。見た目は可愛らしい小狐。



◇フワワ    イシュタルが創り出したシダーの森の守護者。獅子の頭にドラゴンの口胸から滝のように水の溢れ出る魔神。厳密にはイシュタラではなく、仮想生命のミネルバに近い存在。但しミネルバとは違いゲーム設定の縛りがないのでイシュタル亡き後も存在している。



◇ヤム     神殿議会長。外海の魔神と呼ばれる回遊族のイシュタラ出身。人間殲滅作戦を考案。一応バアル達を立ててはいるが実質支配している。



◇アスタルト  アナトの幼馴染。体が弱く街で薬屋営み実家で暮している。この国一番の情報通でもある。



◇アルル    アルルの街の守護者。イシュタラ軍を率いて魔神軍と共にセラフィールド戦を戦った。10議員の一人でもある。


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