表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/298

20話 イシュタリアの街

ゲームの中のキャラクターの姿と能力のまま現実世界に出てきた他守ショウ。



サークルアンデッドとVRMMORPGファーストアドベンチャー18の正体を知ったショウ達は打倒サークルアンデッドを胸にイシュタラの国へとやってきた。



しかし、イシュタラの国の入国で女神の門の試練に失敗、近くにある人魚の里で修行をする事になった。



一方、剛本はシダーの森を抜けてイシュタラの国の首都の街『イシュタリア』へやって来た。




■登場人物の紹介

◇他守ショウ  VRMMORPGファーストアドベンチャー18からログアウトしたらゲームのキャラクターのまま現実世界に出てきてしまう。ナノマシーン適合者としてはこの世界最強のSSS。緑色のオーラを持つ。

銀髪に角があり、光を帯びた赤い目、口元には牙が見え、少し尖っ耳に爬虫類系の尻尾がある魔族設定のキャラクターだが中身の本人は童顔を気にする黒髪の28歳。



◇アナト  ショウと一緒にサークルアンデッドと戦ったイシュタルの娘。ナノマシーン適合者ランクはSS。赤いオーラを持つ。



剛本剛ごうもとつよし     イ特特殊攻撃部隊『D』リーダー。ナノマシーン適合者ランクはA



◇エルヴィン  生きているのか死んでいるのかわからない不思議な猫。



◇ポン太    シダーの森の住人。エルヴィンを生きていると認識している。見た目は可愛らしい小狐。



◇アスタルト  アナトの幼馴染。体が弱く街で薬屋営み実家で暮している。この国一番の情報通でもある。


イシュタリアの街



そこはシダーの森を抜けて最初の街でもあり、このイシュタラの国の首都でもある。



中央にイシュタラ神殿を望む首都と言うにはあまりにも閑静かんせいな街だ。



町並みは何処か中世のヨーロッパを思わせる様な石畳に石垣の道。



そしてところ狭しと建ち並ぶ石壁の家や木組みの家々。



道行く者達はまばらで急ぐ者などいない。



死ぬことも歳を取ることも病気することもない。



子孫を残すのも稀で子供の姿も殆ど無い。



そんな街についた剛本達は早くも行き詰まっていた。



そもそも商売をする必要がないイシュタラの街は人通りそのものが閑散としており外出をする者自体があまり居ないのだ。



スポーツ施設や図書館、音楽堂などの娯楽施設以外はまるでゴーストタウンの様な静けさだ。



剛本「ファンタジーな世界ではこういう時、ギルドや酒場で情報を集めるんだろうがこの街のこの様子じゃ期待出来ないな。。」



ポン太「イシュタラ軍の過去の情報を集めるならバアル様達に伺うのが早いんじゃないかの?」



剛本「ポン太、俺はあのアナトと言う女に睨まれている。それは無理だ。」



エルヴィン「それならこの街の薬屋がかなりの情報通と聞くよ。一度訪ねてみてはどうかな?」



剛本「病気のないイシュタラの国に薬屋があるのか?」



エルヴィン「ああ、イシュタラの国では有名だよ。」



エルヴィン「人間の病気にはかからないけどナノマシーンの不具合はあるからね。」



剛本「不具合?」



エルヴィン「ナノマシーンの供給するエネルギーが大きすぎたり細胞制御がうまくいってなかったり。。と理由はそれぞれだけどね。」



剛本はナノマシーン適合施術に失敗した人達を思い出した。



ある者は精神が破綻し、ある者は筋肉が暴走し、またある者は外皮が異常発達し。。安楽死を求める者が後を絶たなかった。



それ程危険な適合施術に望む者は皆、何かしらの理由を抱えていた。



家族をイシュタラに殺されたもの、余命幾許よめいいくばくかの病人、そして孤独な老人。。



しかしここのイシュタラ達やサークルアンデッドの被験者達は自分の意思でナノマシーンの適合施術を受けた訳ではない。



誰かの意思でそうさせられたかまたはその子孫だ。



不具合が出たから死んでも仕方がないとは誰も考えない。



剛本はその『薬屋』というのにとても心を惹かれた。



『ナノマシーンで苦しんでいる人を助ける。』



そんな当たり前の発想がイ特にもサークルアンデッドにも無かったからだ。



剛本「エルヴィン。場所は分かるか?」



エルヴィン「モチロンさ!オイラに任しとけって!」



ポン太「ふうむ。。しかしあの情報通なら既に剛本の事も何か知っておるやも知れんのう。。」



剛本「まずいのか?」



ポン太「薬屋のアスタルトはアナト様の無二の友と聞く。お主、アナト様に睨まれておるならちーとまずかろう?」



剛本「。。。ふむ。」



剛本「そのアスタルトというのはやはりアナトの様に気性が荒いのか?」



ポン太「いや、性格はアナト様とは対照的だとは聞くがの。」



剛本「。。。そうか。」



剛本「それなら嫌われていたとしても話をする位は出来るだろう。」



こうして剛本達はアスタルトの薬屋に向かう事になった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ