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わんこのおまけで転生ライフ!  作者: 永遠の自由人
8/21

パニック!

 



 わぁー!!!ナビさん!ナビさぁん!!助けてぇ~!!


【まずは結界を、物理、魔法を強固に張りましょう。】


 あぁ!そうです!私結界使えるのでしたぁ!


 手を前に出しを自身を覆うイメージの結界を張ります。


 木の精霊さんは張られた結界へ容赦なく魔法を繰り出します。


 〈木々たちよ!我に応えよ!!〉


「き、………木の精霊さん!どうしちゃったんですかぁ~!!」


 木々は私へと根を尖らせ一斉にぶつかってきます。

 結界が全て防いでくれましたが、刺されてしまうかもしれない状況にパニックを起こします。


 そもそも木の根って物理何でしょうか?!魔法なのでしょうか?!


 結界はドーム型とかでは下ががら空きになってしまうのが弱点だと思っていたので、体を覆う結界が通常使う物になってしまっていましたが。

 ……弾く音がすぐそばで聞こえ全く安心できません!!!


 根と根の隙間から木の精霊さんの恐い顔が見えます。まるで畏怖すべき者をみつけてしてしまったかのようです。


 さっきまで優しく教えてくれていた方にはとても思えません。


 もう、私は目を開けていられませんでした!怖いです!私、何をしてしまったんでしょうか?!ごめんなさい!ごめんなさい!!許して下さい!!ごめんなさいっ!!


【内側の範囲を広げて攻撃音を遠ざけることをオススメします。】


 ……ナビさんのいう通り、強張る体を駆使して自身にかけた結界を内側からゆっくり広げていきます。1メートルくらいして、ほんの少しだけ。本当に少しだけ余裕が生まれます。


 そうして徐々に放すことに成功した私は、どうしものか対策を考えます。


 これ以上、どうしたらいいのですかぁー……ナビさぁーん……。


 私はナビさんに泣きつきます。

 ポロポロと流れる涙は止まりません。


【魔力の蓋が強固過ぎたために内包された魔力までも見えなくなってしまった事で認識に被害がおよび、モエだと認識出来なくなってしまったためと思われます。】


 へっ?蓋?……確かに密閉容器をイメージしたけど。

 …………多少漏れてなきゃだめなのに容器にも、入れなきゃダメなのか。


 私は急いで箱を密閉容器ではなく、輪ゴムで止めるプラスチック容器に変えます。そうすると、体にまとうように魔力が溢れて来るのがわかりました。視界を妨げていたぶんだけが容器から出ないようにしてみます。


 変え終わった途端に攻撃が止みます。


 木々たちが一斉に退き、木の精霊さんの顔が見えます。


 〈…………っっ??!!〉


 木の精霊さんがかなり、ええ、とても驚いておられます。


 ……ナビさんに感謝です。いつもありがとうございます。

 ええ、ホントに使えないとか、一瞬でも思ってしまいすみませんでした。


「よが、……よがっだよぉ~~!!」


 私は両手広げて木の精霊さんに泣きつきます。


 〈…………。〉


 木の精霊さんも何も言わずに私を抱き止めくれました。

 泣く私の背中をぽんぽんと優しく叩いてくれます。


 〈………すまなかった。〉


 ……いえ、私が悪かったんです。少し残す・・・・のではなく、常にまとわせれる分だけの魔力をほんのり漏れ出させていたのに気がつかなったせいなのです。

 周りに出ている魔力量を制限し、それ以上を容器に戻している。これを制御としているようです。


【スキル:魔力制御の習得に成功しました。】


 ……はい。これは制御と呼ぶべきものですね。


 覚えて安心したのか、泣き疲れたのか。眠気がやってきました。

 木の精霊さんに任せ、私は夢へと落ちることにします。


 ………もう、知っている大事な人たちに襲われるなんて事ありませんように…。

 こんな悲しい思いもうしたくありません………。


 そういえば、木の精霊さんって触れられないとディアさんが言ってた気がするのに普通に触れれてますよね。

 起きたらどういうことなのか聞いてみましょう。きっと、答えてくれるはずです……。





  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「《なぁ、モエは大丈夫なのか?》」


「《あんなに不安定なの初めてだもんねぇー。》」


「《1人にしない方がいいのでは?》」


 走りながらルカ、それにハル、ユイが心配そうな声を上げる。まぁ、分からないでもない。


「《制御の仕方を木の精霊に任せてある、心配はいらぬ。》」


 ディアは子供たちを追いかけながら答えた。

 あやつらは我々とは別格…間違って2人のどちらかでも放出をまともにくらえば我々には対処できないだろう。


「《魔力制御さえ覚えればモエちゃんも安定するわぁ。大丈夫よ、モエちゃんは出来る子だものぉ。》」


 溢れる魔力を無意識に制御していた節は視られたが、日に日に増える量の方が越えていた。まだ3歳だというのに恐ろしいものだ。


 そんなことを考えているときだ。

 魔力の放出を感じ取った、これは……


「《木の精霊のものか。》」


 ルカが道を戻ろうとする。


「《落ち着けルカ!》」


「《ッッ?!》」


「《これはわざとだ。モエに魔力の流れを見せているのだろう。》」


 ルカはしぶしぶエサ場の方へ足を戻す。


「《我々は頑張っているモエのためにエサを用意するとしよう?》」


「《ええ、頑張って1番大きいのを狙いましょう?》」






 レイはまた唐突な注文をつけるものだ。……が、悪くない。




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