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誕生日の何が『おめでとう』なんだよ

作者: 中條利昭

 もしこれが小説か何かで、俺がその読者だったとしたら、このあまりにも陳腐なテーマと想像の容易いベタな展開に、最後まで読むことなく本を閉じて溜息したことだろう。






 誕生日が好きか嫌いか。


 前者の方が優勢だろうが、人それぞれ意見があると思う。

 嫌いな人には嫌うなりの理由があるだろう。少なくとも俺はそうだ。


 じゃあ、前者の誕生日が好きな人はどうして好きなんだ?


 俺は誕生日に浮かれているクラスメイトや友達に何度か訊いたことがあった。その度、彼らは憐れんだような目で俺を睨み、「冷めたやつだ」などと吐く。そして俺の質問には答えない。


 結局答えられないのだろう。いい加減なものだ。


 そんな俺に、自分の誕生日が刻一刻と近づいていた。




 十月二十七日。いくら残暑が続いたとしても流石に半袖では暮らせない秋空の下。

 俺の隣で佳奈子は楽しそうに今日の出来事を話していた。


「今日ね、一時間目の英語のリスニングで”She's just arrived at the station”って流れたんだけど、先生が「彼女は今どこにいますか」って薫に訊いたの。そしたら薫、自信満々に『ジャスコ!』って答えて。”just”を聞き間違えたんだって。よっぽど寝ぼけてたんだね。クラス中大爆笑だよ」


 佳奈子の笑顔に、俺は愛想笑いを浮かべる。佳奈子は面白そうに話すが、俺は聞いていて別段面白い話だとは思わなかった。まあ、女子の話なんてそういうものだろうし、自分自身がその場ですごく面白く感じた話なんて、その場にいなかった人間に話しても普通は伝えられないだろうし。仕方がない。


 俺と佳奈子は付き合っている。この関係になってもうすぐ半年だろうか。

『高校生になれば彼女くらいできる』と夢見る男子中学生は多い。だが、そのほとんどは高校生になっても結局何もない。そんな奴らを尻目に、『高校生になったくらいで彼女なんてできないだろう』と思っていた俺には彼女ができてしまった。皮肉な話だと思う。


 そして放課後、俺たちは一緒に帰宅していた。男数人で歩く高校生たちに時々冷たい目線を向けられたりするが、不思議と悪くないものだ。


「それにしても寒いな」


 俺は曇り空を見上げて呟く。今にも雨が降り出しそうな暗い空だった。


「うん。明日は冬用のシャツ着てこようかな」


 佳奈子は既にセーターを羽織っている。男子の俺からすればセーターすらまだ特別必要だと感じないのだが、その間隙はお互い認め合うしかないだろう。


「明日は晴れるといいね、禎樹(さだき)くん」


「だな」


 正直、明日が晴れようが曇ろうが雨が降ろうがどうでもよかった。明日は()()()()()()()()()()()()()()


 なんの偶然か運命か、俺と佳奈子は誕生日が同じだった。それを知った時はたいそう驚いたものだ。クラスは違うが、同じ学校の同じ学年にいて、付き合っている者同士が同じ日に生まれたなんて、冷めていると言われる俺でも流石に無反応ではいられなかった。感情表現が豊かな佳奈子に至っては叫びながら飛びあがったほどだった。

 だが、と曇り空を眺めながら思う。

佳奈子が晴れてほしいと思っているなら、晴れてくれた方が助かるな。


 しばらく他愛もないことを話しながら歩いていると駅に着いた。


 “I'm just arrived at the station”と口に出してみると、佳奈子は嬉しそうに「あはは」と笑った。その笑顔はサクランボのように甘く、見慣れていても思わず惹かれてまう。

 別れ際にその笑顔を見られてよかったと思う。


「じゃあな」


 俺は電車に乗って家へ、佳奈子はここから歩いて塾へ行くのだ。


「うん。明日の誕生日会、楽しみにしてるね」


 俺と佳奈子は明日デートする予定になっている。それを佳奈子は『誕生日会』と表現したらしい。


「ああ」


 呟きながら、少しだけ胸が濁る。

 誕生日なんて冷静に考えればなんてことのない日が特別扱いされているというのが、嫌いだから。


「どうしたの?」


 俺の感情の隠し方が下手なのか、佳奈子の勘が鋭いのか、彼女は心配そうに首を傾げていた。


 どうして誕生日が好きなんだ?


 それを、俺はまだ彼女にぶつけたことがなかった。嫌われるのが怖いから。

 だが、彼女はなんて答えるか、という好奇心もあった。


 少しだけ遠回しに尋ねてみようか。


「いや、誕生日会って言われるとなんか変な感じだな、って思って」


「どうして?」


「特別な気がして」


「特別だと思うけど」


 更に不思議そうに眉を曲げる彼女に、俺は本性を出す。


「俺はそう思わないな。誕生日なんてどうせ毎年やってくるんだし、特別でもなんでもないって」


 一年に一回だから特別だとよく言われる。だが、二十年生きて二十回来る日が特別だと、どうしても俺には思えなかった。一歳の誕生日は流石に特別だと思う。しかし、時が流れれば流れるほど人生全体に対しての一年間の割合は減っていき、高校生にもなればもう大したことがないように思えてならない。


「俺さ、いつも思うんだよ。誕生日の何が『おめでとう』なんだよ、って」


 力強くも弱くともない、至って普段通りの口調で言った後、俺は佳奈子の顔を見た。そして、驚く。


 うつむき、前髪で目が隠れていたのだ。


 今まで何度もこう言ってきたが、こんな反応を示されたのは初めてで、どうしていいか分からなかった。


 そして、彼女は涙ぐんだ声で顔を上げた。


「そんなこと、言っちゃ駄目だよ……」


 佳奈子は泣いていた。その顔は、人混みの中母親とはぐれてしまった子供のように寂しそうだった。


 秋風に彼女の髪が揺れる。だが、俺の鼻に届いたのは枯れ葉のにおい。


「……じゃあね」


 涙を手でぬぐい、佳奈子は俺に背を向けて歩んでいく。その背中はいつもより一回り小さく見えた。


「……なんだ、あれ」


 佳奈子がどうして落ち込んでいるのか、俺には分からなかった。




 家に帰っても(もや)は晴れない。天気予報を見てもどこか白んで見える。

 どうやら今晩は降るらしい。あの雲はやはり雨雲だったようだ。だが明日の朝には晴れているらしい。

 良かったと肩が下りるものの、それは佳奈子が喜ぶから。今日の様子からして明日は気まずくなってしまいそうなので、また肩が上がってしまう。それどころか、胸に絵の具をぐちゃぐちゃに混ぜたような嫌な感覚まで出現してしまった。


 靄に、絵の具に。洗い流そうと少し早めに風呂に入ったが、湯気で余計に視界が曇るだけだった。


「謝った方がいいのか」


 タイルに反響する自分の声を聞いてもどこかすっきりしない。理由はおそらく、何を謝るべきか分からないから。自分を中心に世界は回っているなんて思わないが、悪気がないのだから謝りようがない。


 風呂に上がり、曇った鏡を拭いた時、自分の情けない顔が見えた。やはり俺は感情が顔に出るらしい。

 謝るだけ謝っておくか、と呟き、掻き乱すようにバスタオルで頭を拭く。


 風呂上がりに佳奈子に電話することはよくあった。それは、その時間には彼女が塾から帰っているから。

 いつものようにケータイを耳に当てた時、気付いた。今日は早めに風呂に入ったんだと。まだ佳奈子は塾にいるはずだ。


 プルルル、と一度だけ鳴らしてしまいはしたが、すぐに消した。真面目な佳奈子のことだから大丈夫だとは思うが、マナーモードになってなくて電話の向こうで怒られてしまっていたらどうしようか。二重に謝らなければならない。


「いや、謝る理由ができただけマシか」


 そんなことを思ってしまった自分は、本当に冷たい人間なんだと思う。




 それから一時間ほどすると、今度は俺のケータイが鳴った。電話だ。

 電話なんて珍しいから佳奈子か、と覗いてみると、やはりディスプレイには佳奈子の名があった。リダイヤルしてくれたようだ。


 この電話に出たら、どんな声が聞こえるのだろうか。夕方の別れ際のように悲しげな声の「もしもし」か、何事もないいつも通りの「どうしたの?」か。はたまた怒りの「なに」だろうか。


 小さな部屋の中だからだろうか、心音がこんなに響いているのは。


 体が風呂上がりみたいに火照る。冷たい自分にも救いがあるような気がして、悪い気はしなかった。


「はい」


 その二音を発音するのに少しだけ時間がかかった。その理由を考えるより先に、想定外の声が聞こえた。


「もしもし」


 悲しげな声、ではない。男の声だった。


「……だ、誰ですか?」


 コードが切れて爆弾が破裂するように、スピーカーの向こうのざわめきが歪んで一気に耳に入ってきた。あきらかに和気藹々とした色ではない。何か焦っているような、必死な色だ。

 そして、男の声もいたずらなどではなく真剣そのものなのがはっきりと伝わる。


「私は○○病院の武井という者です」


「病院?」


 その途端、バックの騒音の色が徐々に灰色から黒に変わっていくのを感じた。野次馬だと思っていたら、いつの間にかリングに上がっていたかのような。思わず何もない部屋の中を見渡してしまう。


 もしこれが小説か何かで、俺がその読者だったとしたら、このあまりにも想像の容易いベタな展開にがっかりしたことだろう。

 だが、これは現実。佳奈子の電話で病院の者が焦りながら話している理由なんて皆目見当もつかないし、たとえレベルの低いものだったとしてもそんな推理をする余裕などない。


 その時、後ろで何か叫ぶような命令形の声が聞こえた。武井という男の息を呑む音が俺の心音と重なる。


「実はこの電話の持ち主の大賀佳奈子さんが先程車両事故に遭いまして」


「はっ?」


「現在○○病院へ搬送中で、ご家族の方にまず連絡しようと電話帳を見たのですが、分からなくて。一番最近電話をかけてきたあなたへリダイヤルしたのです」


 さっきかけてしまった電話。あれが生み出したのは幸なのか不幸なのか、判断する余裕なんてなかった。ただ呆然と救急救命士の告げる単語のひとつひとつが頭をぐるぐると回っていくだけだ。ひとつひとつ、ばらばらに、俺の周りを駆け巡る。


「失礼ですが、あなたと大賀佳奈子さんとの関係は」


 その質問に我に帰った。だが、すぐには答えられなかった。


「……すぐ行きます」


 佳奈子のケータイの電話帳に家族の名前がないのは当然だ。何故なら彼女に親はいないから。

 父は佳奈子が物心つく前に家を出、母は中学生の時に事故死したらしい。祖父母も病気で既に発っている。


 佳奈子は天涯孤独なのだ。


 彼女は寮に住んでいる。そこの寮母さんを母親のように慕ってはいるが、いつも「堀沢さん」と呼んでいたので、電話帳だけで連絡すべき相手が堀沢さんだなんて分からないだろう。


 俺は救急隊員に堀沢さんにも連絡するように伝え、家を飛び出した。




 病院に着いた時には十一時半を過ぎていた。俺の家と佳奈子の家はかなり遠く、更にこの病院となるともっと遠い。

 バス停を降りてから病院までは目と鼻の先。だが、そこまで走っただけで息が切れてしまった。


 びちゃっ、と足が黒い水たまりを踏んで飛沫を上げる。水滴は目元まで跳ね、思わず右目だけを瞑ってしまう。

 そこでびゅうと風が吹き、木々が揺れ、雨が足元を濡らす。濡れてばかりだ。

天気予報を見て思っていたよりも雨は激しかった。もうすっかりジーンズは黒く変色し、靴下を超えて足首を冷やしている。

 はあ、と吐息が白く燃え上がる。


 そういえば、寒い。


 半袖のシャツにパーカー一枚では、さすがにこの時期の時間の雨の中はつらいと初めて気付いた。多少季節外れだがダウンジャケットでも羽織るべきだったかもしれない。


 冷静さなんて自分の部屋に忘れてきた。病院の自動ドアを走りながら抜け、勢いそのままに受付に乗りかかる。受付の看護師は()が悪そうに一瞬眉を曲げたが、状況を察したのかすぐに「どうしましたか」と前傾した。

 受付の看護師に案内されて病室へと向かう。その距離は長かった。なのに、息切れは収まらない。

 看護師がコンコンととある一室の扉を叩き、「失礼します」と扉を開けた。看護師は目で俺に入るよう合図をし、俺は従う。


 その先に、こちらを見る者など一人もいなかった。こちらに背中を見せて膝を床に付けてベッドに顔を伏せている女性と、ベッドに横たわる誰か。

 背中を見せている女性はおそらく寮母の堀沢さんだ。肩がぐすんぐすんと上下している。泣いているようだ。

 ベッドに横たわっている誰かの顔には白い布があった。それを見て、さっきまでの息切れが嘘のようになくなった。


 顔が見えなくてもそれが誰なのかくらい分かる。


「佳奈子……」


 こんな弱々しい声を出したのは初めてかもしれない。こんな弱々しい足を踏み出したのは初めてかもしれない。


 堀沢さんの隣まで来て、俺は呆然と立ち尽くす。

 目の前にいるけど、目の前にいない、大切な人。

 それは悲しいことのはず。いや、悲しいのは間違いない。

 それなのに、涙が出ない自分が悔しかった。そんなに俺は冷たいのか。それとも、最後に見た佳奈子の顔が悲しい顔だったからだろうか。




 事情を事前に訊いていた堀沢さんから俺は説明を受けた。ところどころ感情的になったり声が震えたりで聞きとりづらかったが、概要は把握できた。


 佳奈子は塾の帰り、疾走したまま歩道に乗り上げてきた車に轢かれてしまったらしい。その車の運転手はひどく酔っ払っていたのだとか。警察に逮捕されたらしいが、今すぐにでも取調室に乗りこんで殴ってやりたかった。それは確かだ。怒っているのは確かだ。腕が震えているのは確かだ。なのに、俺は涙ひとつ流していない。きっと俺の中に涙なんて存在しないのだろう。


 救急車が現場に到着した時点ではまだ息があったらしい。だが怪我はひどく、俺が病院に着いた十数分前に息を引き取ってしまったのだとか。


 そこまで話した頃には堀沢さんも少し冷静さを取り戻していた。涙は流しているものの普通に話すことができていた。


「禎樹くんは聞いているかしら。佳奈子のお母さんがいつ亡くなったのか」


「……いいえ。事故で亡くなったのは聞いていますが」


「実は、お母さんの誕生日の前日なのよ」


 言葉が出なかった。だが、目は大きく見開いていたと思う。

 そこで、あの電話から今まで、明日が佳奈子の誕生日であると忘れていたことに気付いた。なんていたたまれない最期だったのだろう。


「同じ状況で亡くなるなんて、残酷な運命ね」


 そして、気が付いた。夕方の佳奈子の哀しげな顔の意味が。


 ――そんなこと、言っちゃ駄目だよ……。


 更に自分の言葉が思い出される。


 ――誕生日なんてどうせ毎年やってくるんだし、特別でもなんでもないって。




 ちょっと、外に出ていいですか。


 俺はそう言って答えを聞く前に立ち上がった。佳奈子の前で――もうここにはいない人の前で――その日を迎えるなんて、到底出来やしなかったのだ。


 誰もそれを止めることはしなかった。やはり俺は感情が表情に出やすいのだろうか。


 受付でふと時計を見ると、十二時少し前だった。もうすぐ誕生日が来てしまう。こんな逆な意味で特別な誕生日が来てしまうなんて、想像したこともなかった。


 外に出ると、雨がやんでいた。翌朝は晴れるらしいのでもう雨は降らないのだろうか。


「……寒いな」


 今すぐに病院の中に戻りたいくらいだった。だが、それ以上に戻りたくなかった。


 適当に歩いていると、小さな公園を見つけた。この時間だ、誰もいない。そこのベンチに座り、息を吐く。白く燃え上がる。ベンチの上に街灯があったので少しくらい温かいと思ったが、ひとつも温かくなんてなかった。

 公園内に大きな時計があった。明日になるまであと二分。


 曇った夜空を見上げると、そこに佳奈子の笑顔が映った。


 ファーストコンタクトはいつだっただろう。よく覚えていない。同じクラスになった時からかわいい子だとは思っていたが、彼女を最初に認識した頃はまさか付き合うことになるなんて思わなかったな。

 告白されたのは五月の頭だったか。ひどく戸惑った記憶がある。そういえば、珍しく顔が赤くなってるって笑われたっけ。

 初デートはそれからすぐだった。元からコミュニケーションが得意じゃない俺をフォローするようにたくさん話してくれた佳奈子の優しさに、俺は惚れたはずだ。

 制服の衣替え。白く透き通るような腕にドキッとした覚えがある。

 夏は登山に行った。ただただ歩くだけだったし、すごく疲れたし、あまりいい思い出じゃなかった気がする。でも、佳奈子が隣にいてくれるだけで幸せだった。

 それから秋口。また制服が元に戻り。久しぶりの彼女の姿に改めてときめいた。更にセーターを着用し始めた時はドキドキした。

 そしてさっき。初めてあんな悲しげな顔を見た。全部、俺のせいだ。なんであんなことを言ってしまったんだろう。なんで、俺はあんなに冷たい人間なんだろう。


「なんで、俺は今こんなに後悔してるんだ」


 本当は分かっている。

 佳奈子が大好きだから。愛してるから。感謝してるから。


「俺はなんてひどいことを言ってしまったんだ……」


 たとえ未来に行けるタイムマシンがあったとしても、後悔は先に立ってくれないだろう。


 視界が霞んできた。これは、なんだ……?

 そうか。


「俺、泣けるんだ……」


 もしこれが小説か何かで、俺がその読者だったとしたら、このあまりにも陳腐なテーマと想像の容易いベタな展開に、最後まで読むことなく本を閉じて溜息したことだろう。

 だが、これは現実。これは生と死の話。誰もが「くだらない」と嘲笑ったとしても、俺にとってはこれ以上にないほど、つらく悲しいこと。


 そして、時計の針が三本重なる。


「誕生日おめでとう、俺」


 この一年を生きられたことに、おめでとう。

 当たり前じゃない幸せに、おめでとう。


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― 新着の感想 ―
[良い点]  悲しいお話が悲しく書けていると思いました。 [気になる点]  佳奈子さんの人間的な魅力が書けていたら、もっと悲しさを強調できたと思います。 >もしこれが小説か何かで、俺がその読者だった…
2015/11/27 19:57 退会済み
管理
[良い点] 文章力の高さに驚きました。 あぁ、自分もまだまだだなぁ。そう感じました。 病院搬送の件で、読者はがっかりしただろう、という推測が的確で、ぐうの音も出ませんでした( ̄ω ̄;) そして終盤…
2014/11/07 03:11 退会済み
管理
[良い点] 表現が非常に巧みに感じました。 物語の中でもある様に、 物語としてのテーマ、物語の流れ、そして結末、 全てが確かにありふれた内容ではあると思います。 ですが、それでも主人公に感情移入出来る…
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