10年前の悲劇
※諸注意※
・残酷な表現、怖い印象を持つ表現を使用している場合があります
・「そういうの無理ー」という方は、迷わず次の行に進むことをお勧めします
・この作品以外にも連載しているものがありますので、よかったらご覧になってください(この作品とはまったく無関係、別ジャンルの作品です)
・感想、評価がされていると飛んで喜びます。辛口で構いませんので、感想、評価をしていただけると嬉しいです
上記のことに対して意義のない方はお読みください。てか、読んでください。お願いします
10年前――――――
「おかーさん、おとーさん!!何処、何処にいるの!!」
「来ちゃダメ!!其処にっ……」
グシャッという嫌な音と共に顔に生暖かい母の鮮血がかかる
「おかーさん!!」
「お前は其処に隠れていな「おとーさん後ろ!!」
俺の声は届くことなく、父の身体を裂く音にかき消された
「おとーさん!!」
「大……丈夫。お前は一人で生きていけるよ……母さんたちが……いなくても」
「とにかく……今は逃げなさい。父さんたちが……時間を稼ぐから……」
「いや……いやだよ。行かないで……、一人にしないでっ!!おとーさん、おかーさん!!っ……いやあああああああああああああ!!」