妄想の帝国 その115 “C国すべて完全排除~”狂騒曲
安全保障だのなんだのだーとC国完全排除をうちだしたオンノダ大臣だったが、排除した結果トンデモナイ目にあうことになり…
妄想の帝国 その115 “C国すべて完全排除~”狂騒曲
なんとか無事に新年を迎えつつも、さまざまな問題を持ち越しまくるニホン国。通貨安であらゆる製品が値上がりし、一大イベントの主役というか主食というかであるチョコレートの爆上げになんとか対応しつつも、さらなる値上げがまったなしだが、また一つ、懸念材料が。
「ふー、よ、ようやくニホン国がC国の脅威に気づきつつあるわねええ。C国のものなんて、みんな排除よ!排除!お掃除ロボなんてスパイだわああ」
とのたまう某オンノダ大臣。ついに
「そうよ!C国完全排除!C国のものなんて絶対使わないんだから、たとえ少しでもCの気配がするものは全部排除よおおお」
とスマートフォンに向かって叫ぶと
“よろしいのですか?すべてC国製品排除で”
とAIが話しかけてきた。
オンノダ氏は勢いづいて
「もちろん、それだけじゃないわ!少しでもC国の息のか買ったものはみな排除よ!私の支持者、フォロワーもそうでしょ!」
“皆さん、同意されています。では、C国製品完全排除でよろしいのですか?”
「もちろんイエース」
といった途端!
オンノダ氏の部屋の明かりが全て落ちた。
「え?え?え?な、なんで」
“C国にかかわるもの排除の一環です、電球にC国部品がつかわれていたので”
「ま、まあ、国産に取り換えるよう業者をよぶから」
“業者なら手配しました、すべてC国製品を排除するとのことで”
「ええ、もちろん!それですっきりするわ!」
ピンポーン
「あ、業者ね、議員会館のこの部屋にまで入ってこれるんだから、信頼できる業者よね。あけちゃっていいかしら」
と、ドアの前に立っていたのは作業服姿の数名の女性。
『こんにちは。C国製品をすべてお部屋から、取り除くということで、ご依頼をうけまして』
一番前にたっていたリーダー格らしい中年女性があいさつする。
「え、ええ。でも、なんでこんなに、電球なら一人でいいんじゃ。危ないなら男の人もつれてくればいいのに」
多少困惑気味のオンノダ氏に
『完全に、少しでもC国の関連するものを運び出すとなると、かなりの量になります。それに…いろいろありまして、女性のみでないと別の問題が起こる可能性もありますので』
いうそばから、女性たちはオンノダ氏の部屋にはいり、電球だけでなく、冷蔵庫など、家電、家具類をテキパキと運び出していく。
「え?え?なんで、か、家具まで?…ギャー何で便器を取り外してんのおおお。ど、ドアを外すなあ!た、タンスごと運び出すなんて!服は出してよおお」
部屋にあるありとあらゆるものが次々に運び出されていく様をみて叫びだすオンノダ氏に
『家具のほとんどに何かしらC国のものが使われていますので』
『ドアの金具がC国で』
『この陶器の便器はC国の製品なので』
『この服の生地はC国で染めたもので』
『このスーツはC国の染料で』
と、理由を口にしながら、どんどん部屋から物がなくなっていって
「な、なによおおお、ぜ、全部C国が、からんでいるっていうの!…何するの、なんで服を脱がそうとするのおおお」
『失礼します、何分その部屋着のデザインはC国のものでして』
『ブラの糸はC国が原産で、パンティのレースはC国製品で』
「やめてえええ」
叫ぶオンノダ氏は後ろから女性に羽交い絞めにされ、素っ裸にされてしまった。
『C国関連完全排除ですので、このような措置を取らざるを得ないのです。これが予想されたため、女性のみで参りました』
「ひいいい、せ、せめて代わりの服をー!バスローブどころか、バスタオルすら持っていくなんてええ」
『縫製がC国でして。国産と書いてあっても、なにかしらにC国がかかわっているものでして。2-3年しか育ててないアサリを国産と言ったり、実質加工しかしてない食品を国産といったケースのようなものです。なお、そのような産地偽装まがいを長年見逃していたのは与党ジコウ党でして。リベラルだの、ニュー婦人会などがさんざん批判していましたが、いまだ改善されないままでして』
「そ、そんなこと、いまはどうでもいいわよ!わ、わたし裸なのよ!え、エアコンまでもっていかれて!」
『そうおっしゃられても、C国関連完全排除ということですので。…あ、麻おりの布なら、持ち合わせがあるそうです』
と、白髪交じりの作業員が差し出す布を受け取ったが
「な、なにこのごわごわしたの、しかも薄い」
オンノダ氏はニホン伝統麻織に不満たらたらのご様子。そんなオンノダ氏に顔色一つ変えない作業リーダーは
『化繊製品はほぼなにかしらにC国が関連してますし、ニホン国では現在ニホンの野生動物の毛皮どころか革もほとんど流通しておりません。これから熊やニホン鹿を狩られるおつもりなら、別ですが』
静かに語る、リーダーにヒステリックにわめくオンノダ氏。
「そ、そんなことできるわけないでしょおおお」
『支持者の方でやろうとした方はいるようですよ。オンノダ議員の支援者を名乗る方が、奈良公園の鹿を全裸で追いかけまわして逮捕されたそうです。あと、オンノダ議員の宣言に、イイねを押して、ワタクシもやる!と賛同したダカイチ総理も丸裸になり、しかも官邸のカメラなど防犯設備がほとんど、取り払われたそうです。なんでもネジがC国製品とか、C国の輸送会社を利用したものがあったとかで。幸い、防寒カメラも、スマートフォンなども運ばれたので、“素っ裸総理”の画像が広まることは今はないようです。安全保障上の問題もあるので、それはよかったんですが、一歩も外へ出られないようで。ほかにも多数の身ぐるみはがされたというか、はがした議員やらインフルエンサーなどが多数目撃されているらしいですよ。賛同した方がかなり多かったようで、我々も次から次へと依頼が入りまして』
淡々と話す作業リーダー。完全にフリーズしたオンノダ氏の手から
『あ、このご愛用のスマートフォンもC国製品でした。ついでに、いつも話しかけられていたAIも作成者はC国の技術者です。これにて作業完了です。ご依頼ありがとうございました、請求書はのちほどお送りします』
スマートフォンを取り上げ、ほぼ何もない部屋のなかに、全裸同然のオンノダ氏を残して、作業員たちは去っていった。
どこぞの国では、トップが某人さらい、押し売りカルト宗教に押され、神道をかたった似非宗教から献金を受けていながら、隣国ほかに余計なことをいいまくっているらしいです。それに乗っかり隣国締め出しをいう大臣さんもいますが、グローバル社会を推し進めて、輸出入の大国を完全に締め出すのは無理ですねえ、自分らがやってきたことをすっかり忘れたんでしょうかねえ。




