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第6章:授業の後の静けさ

はじめまして、俺の名前は桜井(さくらい)久世(くぜ)だ。

高校生だ、3年生Aグループの存在感の薄い生徒だ。

存在感の薄さにに理由はあると考えている?

否定はしない、理由はちゃんとある、普通の人として生きていたら何も面白くないから、お前なら確かにこう考えている…

かっこいいから、カッコつけたいからそう生きていたい、自分のカッコ悪さを他の人見せたくない、怖いから。

全く違う、全くそうじゃない、勘違いするな。


俺は感情を捨てたわけじゃない、ただ俺の価値観次第、必要な時に感情を見せるだけだ。

そんな時は、なんだろう、たとえ何か気づくべき価値のありそうな出来事の時でも。

普通の高校生は刺激に憧れる。

あら、変なこと考えているかな?

変だと思わない、俺は本当の自分でいたい、正直のままで、本当の自分でいたら、無愛想になって、誰にでも親しくできなくて、どうしようもなく。

自分の殻に閉じこもっているから?

違う。

刺激がなければいい、頑張る意味さえ見つけることができたらそれでいい。



今日の授業が終わって、さっさとどこかへ暇潰しに行こうと思ったら、俺のクラスメートが恋する乙女のような目で俺の身のとこに寄りて、俺にいつものように話しかけた。

ショートヘアで同級生の言うまでもない美少女、美少女に溢れてる学校といえば過言ではない、せめて周りにはたくさんいる。

こいつは扱いに困る、名前は結城(ゆうき)(めぐみ)

「ねぇ、今日一緒に帰らない?」

「いつものように、素直に質問せずに、学校の帰り道を一緒に歩いたらとどうだ?」

「相変わらず硬いね、桜井くん」

恵のやつは俺の腕に細い体を絡んで、柔らかい膨らみを感じてた、俺がそれを構わず、恵は付いていくように俺の足とのペースを合わせた。

「俺の本質に抗っても何も変わらないだろうけど、でも恵には特別な扱いされても困るな」

「ちょうどいい、宿題の勉強もしなくちゃ、手伝ってくれるかな」

犬の目で、いや、酷い言い方を慎むべきか、尚、期待溢れてる目で俺の返事を待っていた。

待たせる訳にはいかないような目で見ないでほしい。

「答えはイエスだ、今度はまた俺んちで?」

俺は一人暮らしだが、恵は何度も俺んちを訪れたことがあった、料理にでも手伝って、相手してくれる時もあるし、俺は恵のその優しさと便利さに感謝している、今そのおかげで永遠に返さない恩ができている。

「寄り道にはクレープ食べない?」

「クレープ?別にいいんだけど、例の店だろう」


遠回りになった、恵はいくらでも寄り道を寄るほど寄った、まるで前から測っていたように、この場合は俺の甘さを自由に利用されてる、本当はどうでもよかあった、前からこんなちっぽけな流れに慣れてるから。

「ふっと思ってしまうけど、恵を甘やかしすぎてるかもしれない」

「私は桜井くんにぜーんぜん甘やかされてない」

「そう言われてもこっちが困るな」

やっと俺んちでに帰った、適当にお風呂を入って、適当にお風呂から上がって、適当に服を着て、そしたら俺は部屋で待っていた恵と一緒に宿題の問題を解けたんだ、解説も当たり前のように成した。

「桜井くんの説明があまりにも上手い、本当に損だと思うよ、他のクラスメートたちもこんな風にいろんなことを教えてもいいよ?」

「デタラメを言う、恵、授業の時間を他の劣等生に無駄にしていると自分の勉強が劣っているだけで、その結果で何が変わる?俺は無愛想のままでもいい」

「相変わらず桜井くんね、そこの欠点除けば完璧よ」

「それはありがたい」

恵は頭いいから、それを理解できている、頭の良さとまとってる鋭さは俺にとってシャクだ。

その後は一緒にゲームをやってた、笑ってた、その時だった。

「ね、桜井くん、ずっと言いたかったけど、タイミングがなかった」

恵はゲーム機で何らかのゲームをやりながら喋ってた、テキストはいっぱいだった。

「何を?」

「あの律のやつ、なーんか企んでる気がする」

「また律の話か?随分と余裕そうだな、あんなやつ」

「律は、いやーな目をしてた、自信満々で私たちを嘲笑うかのように、だーからきっと何かを企んでると思わない?」

「真剣な話をしているのに、その変な言い方控えてくれ」

気まずそうな静かさが訪れた、俺がまた口を開けるまで長くはなかった。

「で?何を企んでいるだと思う、あいつには何ができる、俺の無敵な案に」

でも恵は俺を疑ってる目で見つめたんだ、まるで俺を信じることができなかった、どこが信じられないか俺にさっぱりだった。

「きっと、何か、を、企んでる」

「分かってるから、何が言いたい」

「前にも一年生Aグループの生徒から変な話を聞いてた、あの二年生のダメダメ委員長と名付けた女からも」

「ダメダメ委員長って羽田凛(はねだりん)のやつか?大したやつじゃないか、それで?」

羽田凛と話したことはないけど、これは俺の単なる推測だけど、オーラは他の二年生、いや、他の生徒と全く違ってる、あれは普通じゃないと判断できる、悪いイメージの委員長は違うと思うと自然に来る。

「うん、あだ名はあの女、一ノ瀬遥(いちのせはるか)に名付けたらしい、あのダメダメ委員長の優越の副委員長、あの女…委員長をやればいいのに」

「一ノ瀬のやつが委員長をやればそれでポテンシャルに損だと思う、変な表現になるんだけど、何かのバランスが必要だ、副委員長は委員長を手伝うべき、仮にだとしたら、羽田凛が逆に副委員長をやって、すぐ辞めるはずだ、だって、あいつは手伝う役として器がないんだ、ゼロだと思う」

「適当ね」

「それにしても、恵は今日帰らない?だったらベッドで寝てもいい、俺は布団を敷いて、床で寝るから」

「うん、まあせめてこのゲームのトゥルーエンドを終わらせて、ここが盛り上がる場なんだから」

「そうしろ」


次の日が訪れた、水曜日、今日も学校、俺は夜更かししていた恵を起きようとしていた。

「ん、何?寝かせてよ」

「寝かせる?随分と寝ていたでしょう、今から学校、遅刻したくなければさっさと起きろ」

俺はもっと激しく恵を起きようとさせた。

「行くから!一分か二分後いくからー」

「俺は先に朝食食べるから、恵がここでパジャマから着替えても覗かないから早くしろ」

俺は寝ぼけてる恵をほっといて、部屋を出て、恵は目覚めが悪いから仕方がない。



数学の授業が終わって、お昼休みが始まった。

「やはりそうだった」

俺は恵に話しかけられた。

「何がそうだった?」

「だから職員室にあった書類、羽田凛の署名があったらしい、2年生Bグループダメダメ委員長のことよ」

予想通りだった、俺は書類に目をしっかりと通して、上目遣いで見られている恵にちゃんと礼を言った。

「よしよし、ありがとう恵、職員室にこんな書類があったな」

俺はその頭撫でた、恵は嬉しかった。

「あいつを委員長なんて辞めさせる訳にはいかない、せめて律と決着をつける前に」

「でもその書類に変な条件が追加してたらしい、ペンで書いてた」

「ん?どこ、え?」

俺は驚いていた、そこに書いてあったことに。

普通なら、俺は学校に起きることに一切動じない、このペンのインクで追加してた条件目にした途端何か違和感を感じた。

「多分このせいで書類はまだスタンプされてないよね?」

「俺もそう思う、先生はこれを見て躊躇いを覚えていたんでしょう」

急に机から消えてた悪いだけど、この条件を除けば、満たすどころかの問題じゃない、全てが律の思い通りになればいいことがないから、何故なら俺は律が何をしたいのか分かる、この三年生一緒にクラスメートとして過ごしていたから。

上下関係の上に立つ自己中心的な律は、一年生の時に下の下だった、誰にだって関わらず、あいつにとってまるで自分のクラスメートがフィクションのような存在だった。



それは昔の話だった、まだ俺と律が一年生の時だった、律の陰にこもった仮面そんなに長く続けられたものじゃなかった、クラスメートがいつものように騒いでいた、孤独に生きていた律はそれを耐えられることができなかった。間もなくの間、律はその気まずい空気を破った、どこからその勇気を集めたのか今でも分からずのまま。

先生が教室出た後、その理由は確か、他の先生に呼ばれたから、何の用だったのか全然関係なかった。

クラスに騒いでいるやつの中、律は一人をぶん殴っていた、そのクラスメートの顔に強く拳を当たった。

「静かにできないか?クソチンピラが、俺は冷静に勉強がしたいんだ!なのにお前らはいつも、いつも、いつも!みんないつもあんな生意気な態度で、俺を出世させたくないわけかよ!?」

「てめえ、いきなりどっからぶん殴ってくるんだ!後悔させてやるぜぇ!」

律に殴られたクラスメートは体勢を直した、律の太陽神経叢にを狙って殴り返した、律は派手に床に落ちていた、偶然に通り過ぎた他の先生がその光景を見かけた…

「なんだい!これはいけない!君一体何をやってるんだい!今すぐ先生と来るんだい!」

「は!?なんだよ!律が喧嘩を売ったぞ、あいつこの俺を前に殴ったぞ」

律のクラスメートはおそらくもう知っていた、手遅れだってことを。

自分の赤い頬を人差し指で指してたなのに、先生はそれを気にしなかった、すぐそのクラスメートを教室から強引に連れ出した。

あのクラスメートはその後で二度と見たことがなかった、何があったかわからない、今でも生きてるかどうかも不明のままだった。

一つは分かった、律とふざけたら痛い目に合うだけだ、ただの高校生ではない。

この光景を見たのは今現在の三年生だけだ、今でも俺の後輩たちには噂話にすぎない。




巧宮寛です!読者のみんなありがとうございました!


いやー今度は後書きで何を書けばいいんだろう、最近巧宮寛は仕事で忙しくて、社会人の苦労そして楽しさをまた覚えてしまったんだ、それでもこれからも小説頑張ります!みんなの期待に答えてくれるようになりたいから、これからよろしくお願いします!

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