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5話 アークリアル先生のなんでも教室〜国家編〜

正直1話で全部終わるかなって思ってたけど国家編の時点で思ったより文字数多かったんで前後編にします。


午後から夜ご飯までは『父さんのなんでも教室』が始まる。

一昨日までは『クリオラのなんでも教室』だったんだけど、クリオラがいないので父さんが代理ということになった。

世界の地理や情勢、貴族についてなどといった一般常識についての授業だ。



場所は1階の奥の部屋。特に使われていなかった部屋を綺麗にして机と椅子を一つポツンと置いた形だ。

クリオラの時は基本的にクリオラが話したことを逐一メモする形だった。


「さて、すまんが復習がてら今まで習ったことを教えてくれねえか?クリオラにある程度聞いてはいるが、ドーの理解度を確認する意味もある」


「はーい。…何から話そうか?」


「まずは…そうだな、大陸の国について教えてくれ」


「えーと、まずボクのいるこの国がライぜ王国。首都はルクス。大陸の西側一帯を領土としていて、絶対王政を敷いている。

特に今代のアレニウス王は『混沌の時代』でも最後まで諦めなかったことから賢王といわれていて、ボク、つまりは『勇者』が産まれたこともあり、大陸序列は1位。

今現在、多くの人が移住してきてるので、開拓村を作らせて領土が豊かになっていってる」


続いて、他の国についても説明した。

言ったことは要約するとこんな感じ


・アナキアル帝国:『混沌の時代』に大荒れした国家の一つ。大陸の北に位置する。『世界が終わるのだから何をしてもいいだろう』ということで、あらゆる非道な行為を行った。『勇者』が生まれてなお皇族は世界の破滅を信じ、極悪非道な治世をしているらしい(前からかなり酷かったみたいだけどね)。


・ルーチェ連邦:大陸の南に位置する。『混沌の時代』後に多くの小国が合併して連邦となった。『混沌の時代』にはアナキアル帝国と違い、狂気に駆られることはなく、しかし生きる希望を失くして活力が無くなり、一時は『死の一帯』と呼ばれるほどの無気力に陥った。しかし、『勇者』の誕生に気力を取り戻し、『死の一帯』の国々が合併した。


・クリア教国:大陸南東に位置する。世界最大の宗教であるクリア教の信徒が大半を占める国であり、『混沌の時代』において信徒が激減したものの、『勇者』の誕生によってそれ以上に信徒が増えた。名前がややこしいものの、実際はただのボランティア団体である『勇者教』との仲もいい。


・魔国オメガライト:大陸北東に位置する。魔族国家である。種族的にどこか達観しているところがあり、『混沌の時代』においても特に荒れることもなく隣国のアナキアル帝国からの侵攻も軽くはねのけた。領土拡大には興味がないらしく、国が出来てから一度も他国に侵攻したことがない。


・(通称)邪神教支配地:大陸中央に位置する。未だ根強く残っている邪神教の支配地。国として成立はしていないが、支配地とされている地域を越えようとすると邪神教の信徒が襲いかかってくるので暫定的に他国という扱いになっている。




「すごいな。…あれ?俺教えることなくね?クリオラから聞いてはいたがここまでとは…」


説明を終えると、父さんが感心と呆れが混ざった表情でそう言った。


「ちなみに海の向こうの国については知ってるのか?」

「いや、クリオラが『あまり関わらないでしょうし、他の授業を優先させましょう』って。あ、聖域は知ってるよ」

「あそこは国っていうより島だが…まあ、ドーは『英雄モンジンの冒険』好きだもんな」


聖域はモンジンが最期の時を過ごした離れ小島で、強いガーディアンが島を守っており、なかなか入ることができないらしい。


「うーん。しかし、仕事がなくなったな…」

「まあ地理はもうとっくの昔に終わったけど他はまだまだだよ」

「へぇ、例えば?」

「えーと…」


そう言われて、少し考える。例えば…いっぱいあるけど何を教えて欲しいかなぁ。

…あ、いいの思いついた。


「そうだ、ダンジョンとかどう?」


教室と言いながらドーキガンくんの説明で終わっちゃったよ…(呆れ)

入学関連のあれこれで次は結構遅れるかもしれないです。ていうかマンション引越ししたら温水変換器動いてなくて冷水シャワー浴びたのまじ許せん。体洗わない訳にはいかないから冷水で体洗ったら全身に蕁麻疹できちゃったよ…。

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― 新着の感想 ―
[一言] 2、3問目は4択でも可 1、4問目は4択はやめた方が良いと思います流石に簡単すぎる、、、って感じですかね、、すみませんプログラム大変でしょうか、、  
[一言] 定期やクイズのサイトのところにここの感想欄のURL貼ってくれるとありがたいです 直に感想欄にいけないので、、、すみません
[一言] すみません深く設定が練り込まれていて読みやすいというのを盛大に誤字りました
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