1/異世界小説は異世界で
~1章~
「いや~疲れたぁ。」
やっと学校の終わりのチャイムが鳴る。
私の名前は鈴原みやび、私は異世界小説が大好きで、今日帰ったら、今までの知識を使って異世界小説を始めて書くつもりなんだ。普通の小説は何回か書いたことあるし、本の知識なら自信あるから、もう早く書きたいかんじでね。それで今、急いで家に帰りたいんだけどね。
かばんに自分の考えた小説のネタと、小説の本文が書ける大きい本を入れ、教室を出て下駄箱に向かう。あ、ちなみに教科書とかは全部学校に置いといてるから大丈夫。いやまぁ、何回か怒られちゃったけどねぇ。
と、いつものように私は帰ってたんだけどねえ、さっきあと一回角を曲がれば家ってところで急に景色が変わっちゃってさ。それで...
「はじめまして。あなたが鈴原みやびさんですね。異世界転生のご案内をさせていただきます。」
天国みたいなところに来ちゃいました。
まあそこはいいんだけどね別に。それよりも...
「異世界転生ってあの異世界転生ですか!?私、冒険しちゃうんですか!?」
「あ、あの、一旦落ち着いてください...」
あ、やばい。異世界転生って言われてつい興奮して声が高くなってしまった。
普段から喋ってると訛ってるってよく言われるし、変なしゃべりっ方になってないといいけど...
というかこの天国みたいなところすげえなぁ。なんか地面が雲だし。
目の前に羽生えた金髪のどう見てもな天使おるし。
「ええと..それで、異世界転生を知っているようなので、あまり詳しく説明しないでも大丈夫なんですかね...」
「はい!ええと私、異世界転生系の小説が好きで...それで、今日ちょうど自分で書いてみようとおもってたところで。まあそこまで自信はないんですけどね...でも本当に好きで!」
多分私、今目えキラキラしてる気がする。
「それでは、あまり天界にいるといろいろ不備があるので...もう異世界に飛ばさせていただきますね。」
あれ?なんか雑な気が。
「あの...何か異世界の武器とかあはないんですか?」
「ええと...そういうものは現地調達でお願いしています。ルールなので。」
あれ?
「そういえば転生って言ってましたけど...私は死んだんですか?」
「いえ、ちょっと世界の人口の割合を釣り合わせるために人を転生させてまして...あなたもたまたま選ばれたのでワープさせました。」
なんか...想像と違う気がしてきたんやけど。
「それでは、準備ができましたので。飛ばさせていただきます。」
そう言われたのとほぼ同時に、私の周りに魔法陣が現れた。
おお~かっこええ。
じゃないや。
「え?ちょっともうちょっと詳しく世界のこととか...」
「では、いってらっしゃい。」
周りが光に包まれ、私は気を失う。
次に目が覚めた時は、すでに異世界と思われる草原にいた。




