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詩集「人生」

ファンレター 〜友達"だった"人へ〜

作者: 坂町 小竹

憶えていますか、僕は

いつか笑い合った人

連絡の取れない君へ

手紙を書いてみました

2度目の手紙だけれど

前と違ってファンレター

愛ではなく尊敬だと

気付いてしまいました


憶えていますか、僕は

あなたを好きだった人

もう一年も経ちますが

未だにあなたを想います

けれども今は違います

恋心は抱いていません

あなたとただ話したくて

いつも夢を見ます


思ったのです、僕は

あなたの文章に惹かれ

あなたの曲に恋をした

あなたにではなかった

大きな過ちを起こした

言うべきではなかった

今ならはっきり分かります

戻れない過ちとなりました


思ったのです、僕は

後悔したのです、僕は

泣いたのです、僕は

もう、遅いのですね

友達には戻れません

出会うこともないでしょう

あなたの笑顔も見れません

記憶の中だけなのです



その記憶さえも

薄れています

どうか僕を忘れても

ファンがいると

思ってください

あなたを尊敬し

心から会いたいと

願う人がいることを。

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