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うまい棒

作者: 竹ノ葉一心

僕は町のとある駄菓子屋で一人、この違和感について考えてみました。

いえ、おかしくないはずなのですが、そう言いきってしまうには何か無理があるような気もすることです。

クラスでも小さな僕の腰の高さくらいに並べられた何種類ものうまい棒を、いくつか手に取ってみます。

コンポタージュ味にサラダ味、たこ焼き味にチーズ味。さらには、チョコ味まで、計5本と欲張ってみました。

ずっとレジに座すおばちゃんの元にそれらを持っていくと、「はい、合計で55円だね」というのでした。

僕はお財布からおもむろに、50円玉と5円玉を一枚ずつ出しました。

ここでもやもやした感情を抱いた自分に、何がおかしいのかを問いただしてみます。

かつては、これが1本が10円だったはずなんです…。

ですが、どうして今では11円になったのか、分かりかねることです。

ですから、その疑問をレジのおばちゃんにぶつけてみました。したら、彼女は困った顔でこう言います。

「それは消費税という税金の一つでね。このうまい棒の11円のうちの1円がお国のお金として使われるのよ」

僕は新たに、

「では、その1円は一体どうなってしまうのですか」

と聞いてみます。

いよいよ彼女は押し黙ってしまったので、僕はたった一言、「失礼しました。またこんど」と言ってそのお店を急いで出ていきました。


さて、どなたか教えていただけないでしょうか。僕の1円がどうなってしまうのかということを…。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 簡素で読み安いです。 [気になる点] 論点がよくわかりません、身近な話題でありながら「そうだよね」とも「それはどうなの」とも思えないので、もっとご自分の意見を前面に出すかにじみ出すかしたほ…
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