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6 陰キャ 街へ行く

本当にお待たせしました。

しばらくは週一投稿になります。


 ゲームサイド


私はゆっくりと目を開く。

「うわ、眩しい」

うん、いつもどうりだね。やっぱストーラーナは安心する。っと、忘れてた。配信しなきゃ。えっと、配信ボタン配信ボタン。毎回探すのに時間かかるんだよなぁ。

「やっと見つけた」

よし、配信開始してっと。いつもどうり半透明の板と光ってる球が出てくる。そして大量の文字が出てくる。

『始まった』

『きちゃぁぁぁぁぁ』

『待ってました!!』

「みんな、こんちゃ」

『こんちゃ!』

『やっほー』

『こんちゃ』

『今日は何すんの?』

「あ、そのことなんだけどみんなに相談したいことがあって」

『(。´・ω・)ん?』

『なになに』

『何だ?』

「今日は街かダンジョンに行こうと思うんだけど、みんなはどっちがいい?」

『え?』

『ん?』

『はい?』

「どうしたの」

『それは・・・』

『いや、なあ?』

『ダンジョン確定じゃないの?』

『選択肢に街がある!?』

「そこって、驚くとこ?」

『うん』

『充分驚くことだよ』

『あの引きこもりが』

『あの人嫌いがさ』

『街に行くって』

「いや、選択肢に出しただけなんだけどな」

『え?』

『街、行かないの?』

「だからそれを聞いてるんだよ」

『あ、そっか』

「で、どっちにすんの?」

『そりゃあ』

『もちろん』

『『『『街!!!!』』』』

『息ぴったりww』

「おけ、じゃ行こうか」

『早速』

『行動力ありすぎだろww』

「ん?行くのやめよっか?」

『すいません』

『調子乗って調子乗ってすいませんでしたぁぁぁぁ』

『お願いします。行くのやめないでください』

『たくさんスパチャしますからぁぁ』

「いや、別にスパチャはいらんけど」

「いつもスパチャさせてくれないよね』

「乞食してるみたいで嫌なんだよね」

『うっそん』

『乞食ww』

「ねえ、さっさと行こうよ」

『やった』

『行ってくれるんだ』

『あの、ついでにスパチャさせてください』

『お願いします』

「しょうがないなあ」

『え?』

『まさか』

「いいよ、スパチャ出来るようにするからちょっと待って」

『よっしゃぁぁぁぁ!!』

えっと、スパチャONにするボタンはどれだ?あ、思い出した!そういや、これだったわ。いや~スパチャONにするの久しぶりだったから焦った~。よし、ONにしてっと。

板に映ってる動画画面にスパチャONのマークが増えた。

『わーい ¥10000』

『いきなり1万投げてるww  ¥10000』

『お前もだろww  ¥5000』

『し あ わ せ  ¥20000』

「ふふ、スパチャありがとね」

ここで必殺営業スマイル。

『おうふ』

『何今の』

『幻か』

「現実だよ?」

普段、そんなに笑ってないっけ?っと、日が暮れる前に移動しなきゃ。

「んじゃ、出発進行」

『おー』

ちなみに今日も【カートリアの草原】にいる。うーん、一番近い街は チャールア かな。ここからなら、15分くらいか。

『ちな、どの街に行くの?』

「一番近いチャールアに行こうと思ってるけど」

『えっ』

『確かに近いけど』

『あそこって確か、クアベルの王都に近いけど』

『大丈夫か?』

さすがにそれは知ってるよ。しょうがないじゃん。だって、

「みんな街に行きたいんでしょ?」

それでみんなが喜ぶなら、頑張らなきゃね。

『良い子!!』

『天使がいる』

「やっと街が見えてきた」

『でっけえな』

クアベルはストーラーナの中の国の一つで、チャールアはクアベルの王都に一番近い街だ。クアベルにいる魔物達はストーラーナでも、上位の強さを誇っている。

チャールアの外壁っておっきいね~。私は検問の列に並ぶ。

「他の国の外壁もこんな大きいの?」

『みんなこのサイズだよ』

「マジか」

首疲れるじゃん。あ、私の番だ。兵士さんが検問してるんだ。

「冒険者カードを見せてください」

へえ、冒険者カードがいるんだね。どうせプレイヤーなのに。

「はい」

そう言って自分の冒険者カードを兵士さんに差し出す。

「確認しますね。・・・て、え!?」

『(。´・ω・)ん?』

『何だ?』

「どうしたんですか?」

なんかやばいもの書かれてたっけ?いや、ギルドで作ってもらったから大丈夫・・・だよね?

「あ、いえ、なんでもないですよ!?」



 兵士の心の声


(なんでプラチナ色の冒険者カードを持ってるんだよ!?)

(しかもSSランクだし)



いっぽう主人公は


 え?え?どうしたの?私何かやらかした?でも、カードを出しただけだよね?

『ルーレ、なにやらかしたんだ?』

「いや、私何もしてないんだけど!?」

「どうしたんですか?」

「あ、なんでもないです」

「そうですか」

てか、兵士さんイケメンだな。黒髪に緑色の瞳で整った顔。・・・陰キャには目の毒だ。まっすぐ見れないんだけど。

「あの、通ってもいいですか?」

「あ、すみません。問題ないので、通っていいです」

兵士さんからカードを受け取る。

「わかりました」

「お待たせしてすみません」

「大丈夫です。ありがとうございました」

『あ、終わった?』

「うん、終わったよ」

視聴者君達と会話しながら門をくぐる。

「わあ」

『すげぇ』

建物がたくさん並んでいる。ザ、都会って感じだな。それに、

「人がいっぱいいる」

『おいww』

『そこ?』

陰キャはそこが気になるんだよ。

あ、そういえば

「どこ行こう」

『え?』

『あ』

『そういや、決めてなかったな』

『忘れてた』

『どうする?』

「どうしよ」

『クエスト受ける?』

「結局街を出ることになるでしょ」

『確かに』

『買い物するとか?』

『あと、ギルドに顔出すとかは?』

「うーん」

「じゃ、ギルドに顔出しに行こうかな」

『買い物するとこも見たい』

「今度買い物するとこ配信するから」

『やった!』

『さっさとギルド行こうぜ』

「それなんだけどさ、もう着いたよ」

『あ』

『気が付かなかった』

目の前には剣が交差したマークの旗が掛けられた建物がある。

「んじゃ、入ろうか」

私はゆっくりとドアを開けた。

 ガチャ  リンリーン

閲覧ありがとうございました。

次回、ギルドの中から始まります。


コアネル 「お前、時間空きすぎだろ。」

作者 「申し訳ございません。」

コアネル 「次は早く出せよ?」

作者 「はい、努力します」

作者 「あの、コアネルさん倒されたのに何で出てきてるんですか」

コアネル 「たまに出てくるからな」

作者 「はい」

 作者終わりました。


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