3 これ本当に取れ高?
3話目にして戦闘開始です。
コアネルさんに絞め上げられる前に書き上げられた。投稿出来た。よかった。
「待たせてごめんねコアネルさん♪」
『待ち合わせに遅れた時の挨拶やめろ』
「ねぇ、これって本当にエリアボスなの?ちゃんと取れ高ある?」
『言ってやるなよww』
しょうがないだろうだってこの見た目なのだ。
改めてコアネルさんを観察してみよう。
まずは色から、体は白で足は黄色、手と頭のあれは・・・たぶんモヒカンだろう。まあ、手とモヒカンは赤かな。目は意外とつぶらな瞳だねぇ。でもって、かなりの肥満だろう。・・・ここまででみんなは気が付いただろう。そう、コアネルさんの見た目はそのまま、ニワトリである。ちなみに身長は2.5mくらいかな。ニワトリにしては大きいね。
というわけで戦闘開始かな。
「私はルーレ、よろしくね」
〈よろしく頼むぞ、人の子よ〉
「ありがと・・・え?」
『コアネル、いい奴やな…(。´・ω・)ん?』
『なんかコアネルが喋った気がするんだけど』
『気のせいだよな?』
「コアネルさん、喋れるんだ」
〈うむ〉
『マジで喋ってるやんww』
『さすがエリアボス』
『それでかたずけるなよww』
『さすがに草』
「それじゃ、始めようか」
「〈 ゲームを 〉」
『漫画みたいだな』
それじゃ、早速
スキル発動 固有スキル ????
変更 レコード衣装 ?????????
視野が広がり、体が熱くなる。黒髪が白銀に変わり、赤の瞳が更に深い深紅に変わる
〈なっっ〉
『きちゃぁぁぁぁぁぁぁ』
『待ってましたぁぁぁぁぁあぁぁ』
『うるせぇww』
『こうなるのはわかるけどもww』
「あれ、どうかしたの?」
見た目が変わっただけで驚くなんて単純だよね。ま、関係ないけどさ。
〈お主のその見た目、まさか人族ではないのか?〉
「《僕》がいつ、人族だって言った?」
せっかく種族を選べるゲームでただの人を《僕》が選ぶわけがない。《僕》が喜ぶのはゲーム唯一の種族、誰にも負けない強さだ。だから《私》は必死なって探して、レベル上げもしたんだ。全てはあの人の、
《僕》の為に。
〈否定しなかっただろう?〉
「どっちとも言えないからね」
〈どっちとも言えない?〉
「混血なんだ」
〈お主、まさか・・・吸血鬼・・か?〉
「あはは、ご名答」
「そう、《僕》達はコアネルの言う通り吸血鬼でもある」
そう言って《僕》は楽し気に笑った。
「そういえばさ」
〈ぬ?〉
「戦うんだよね?来ないの?」
〈あ・・・〉
『『『『『『『『コアネルさん、忘れてたな』』』』』』』』
意図せず考えがそろう視聴者達であった。
「来ないなら、こっちから行くよ」
〈え〉
氷魔法 ⦅アイスランス⦆ 発動
「わが敵を貫き、物言わぬ氷像に変えろ ⦅アイスランス⦆」
「さようなら♪コアネル」
〈グアァァァァァァ・・・・・〉
「最後に1つ教えてあげる《《僕》私》の二つ名は?????だよ」
「まあ、もう聞こえないだろうけどね♪」
固有スキル ????
レコード衣装 ?????????
解除
「ふぅ、ありがと」
『お、戻った』
『お疲れさん』
『お疲れ』
『まさかの、コアネルさんソロ討伐』
『公式記録更新だな』
「ふふ、言ったでしょ?たかがエリアボスに負けるほど弱くないって」
『信じてたで』
『お前、1番最初に反対してただろww』
『してたな』
『たかがエリアボス(ストーラーナの中では強い)』
『ルーレに常識は通用しない』
「ひどっ」
『まあ、しゃあない』
「そうだ、明日も配信の予定だよ」
『おっしゃ』
『りょ』
『了解』
『時間は?』
「いつもどうりかな」
『OK』
『ほーい』
「ウォーミングアップの予定だったけど、思ったよりも時間使っちゃったから今日はこの辺で終わりにしようかな」
『んじゃな』
『また明日』
『乙』
「ばいばい」
閲覧ありがとうございました。次回、たぶん現実サイドだと思います。
コアネルさん、ただのでっかい太ったニワトリでしたね。正解した方、おめでとうございます!
作中《僕》の使ったスキルとレコード衣装ですが、?の部分はそのうち書く予定です。
《僕》と《私》の関係って何なんでしょう?(作者にもわかりません)