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「気になるの?」
「え? ああ」幸福学会の仏像を抱きしめながらサモンが命つきていた。
「仏様は助けてくれなかったみたいね」
「まあ、あいつが助けてくれるとは到底思えないがな」
「手分けして生きている人探そう」
「ん?」
「ん?」イーサンが探索をしていると真っ白なマントの剣士の冒険者に出会う。
「大丈夫ですか?」
「ひどいですね。何かあったのですか?」
「どうやら転生者がこの村を破壊しつくしっていみたいです」
「その転生者に心当たりは?」
「おそらくはこの辺を逃げていると」イーサンは、マップを表示し説明する。
「そうですか…私も少し探してみます」
「気を付けてくださいよ」
「はは」肩をすくめてステータスを見せつけてくる。
「レベル89?!」
「まあ森に逃げこんだ盗賊ぐらい一人で狩れるぐらい実力はあると思いますがね」
「どう、だれかいた?」再度三人が集まる。
「一人だけいたぞ」
「ほんとに?」
「だけど村の人間じゃなくて冒険者だったよ」
「一旦家に戻るか」
「うん」
「…」ロースも上目づかいで見つめてくる。
「一緒に来るか」
「うん!」
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