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「では、チュートリアルを再開したいと思いますがいいでしょうか」
ドラゴンの里にたどり着いた王子は、ドラゴン娘のリリアから
ドラゴンの里のチュートリアルの説明を受けていた。
「はぁはぁはぁはぁ。ちょっと待ってくれ」
王子は、ドラゴン娘の攻撃でボロボロになっていた。
「幼龍火!」
「ドン! 」王子が、火に包まれ吹っ飛ばされる。
「はあはあクソが」王子は、ドラゴンの里のチュートリアルすら
進めずにいた。
「おい、聞いたかこの世界のゲートが勝手に開放して
大量の転生者が流れてきてついに皇帝が、仏に
とうばつの号令を下したらしいぞ」
「おいおい、まじかよということは、なんだ
そのクエストは仏をとうばつでもするのかよ」紹介所の前で冒険者
たちがうわさ話をしていた。
「お」
「おもしろそうな話ね!」イーサンの一声目をさえぎり退屈そうに事務作業をしていた
ユーリャが身を乗り出す。
「いやいや、辞めとけって。皇帝と仏の対立とか
もうしゃれにならねえって」
「いいじゃん!」
「クエストのないんど不明だぜ、殺されにいくようなもんだって」
「行くか」
「珍しく意見が合うわね」イーサンも仏に用事があった。
ゲートを飛びクエストの場所にたどり着く。
「お前のスキル一体なんんだよ」最強のモンスターと自らをどうかさせた
転生者がイーサンのあまりもの強さにきょうがくする。
「れんごくの青龍その一匹のみの攻撃で国を飲み込むほどの
力があると言われている」ヘラがたんたんと説明する。
「すまないな。俺にはどんな攻撃も効かない無効化のスキルがそなわっているんでね」
「鬼拳!」鬼を宿した拳でれんごく青龍を力でねじ伏せる。
「なんて力だ…」
「悪く思わないでくれ。現実世界に帰ってくれ」
「誰が戻るかよ…戻るぐらいならここで死んだ方がましだ…
お前知らないのか現実世界が今どうなってるか…」
「どんな世界なんですか? 旅行で行きたいと思っていて」ユーリャが目を輝かせて尋ねる。
「クソだよクソ。だから男性は今みんな異世界に難民申請して
転生しまくってるんだよ。しらじらしいなお前も転生者なんだろ
おでこに転生者ももようがはいってるし」イーサンに向かって言う。
「そうか、俺には倒さないといけない極悪人がいるんでね
お前には現実世界に帰ってもらう」イーサンは、
現実世界と異世界のゲートが開いていたのそちらへ
転生者を引きづっていく。
「そうかどいつもこいつも自分のことばりそうか
お前はNPCじゃなくて人間だったな。そりゃ他人のことなんて
どうでもいいわな。ならばここで自爆するまで!」自爆
アイテムを起動して自爆しようとする。
「え? なんでだ?」しかし、アイテムは起動しなかった。
「よくぞここまできたな」イーサンを異世界飛ばした仏が姿を現す。
「サラサラ~」自爆に失敗した転生者は、
仏に踏まれしゅんじに白骨化する。ビルの大きさほどある
仏が目の前に立ちふさがる。
「哀れな人間たちよ現実世界で敗れて
異世界でもやぶれて」辺りには仏に敗れたであろう
冒険者たちの白骨が一億近くさんらんしていた。
「すべてこの世界を構築したお前のせいだがな」
「そうだな。すべて私のせいだ」仏が楽しそうに大声で笑う。
「お前にはここで消えてもらう。この世界の悲劇を
俺がここでくいとめる」
「不可能だ。人はみにくく争いが絶えないこれは、
人のサガ、決してかわることなどありえない。幻王光臨」
空から光が降り注ぎイーサン、ユーリャ、ヘラが
一撃でひんし状態になる。
「あいかわらず人を苦しめるのが好きみたいだな」
「人がどうすれば争い、苦しむのかそれを考えることに
おいて私の右に出る者などいないからな。
世界を救う前に自分を救うべきだったな。
じゃあゲームオーバーだ 幻王光臨」
「暗黒結界術」
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