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第8話

まったりとですが、本編開始です。

「うーん。まずは…メシにしよう」

転生したばかりだというのに、成人した姿なんだよな。

別にいいんだけどね?そこん所は気にしていないし。

メシにするのはいいけど、ここって…転生先のリベルダ領土内にあるジャパニーズ・キャッスル…なんだよな。

どこからどう見てもさ?

城っていうよりも………うーん。

ホテルか?どっかの高級ホテルって感じなんだが。

異世界の筈なのにさ?異世界には無いだろ?

エアコンとかテレビとかってさ?いや、それに近いモノはあるか。

他にも言い出したらキリが無いというか…。

ベッドだってスッゲー高そうなモノだし。

最も俺、ホテルっていったら、出張で良く利用していたビジネスホテル位しか知らないんだけどね。ネットでチラッと高級ホテルっぽいモノを見ただけだし。

「そ、そうか!今まで魔王として転生した元・人間は俺と同じ世界の人間なんだ。だから…俺のいた世界のモノがそのままあっても可笑しくは無いんだな」

ただ、アレから5万年だぞ?

5万年経ってもそのままの形で残っているって…ある意味合いで凄いな。

後さ?意外と綺麗なんだよな。

誰も踏み入れたことがないって感じで、綺麗なままなんだよなぁ。

誰か事情を知っている人がいればいいんだけど、周囲に人の気配はないし。

うーん。察知系って使えるかな?使ってみるかな?

ということで、見様見真似で俺は≪察知魔法≫をやってみた。

「えーっと…城の内部は………」

マジで人処か魔物の気配が全然ない。

そういえばさ?

転生する際、何かさ?プレゼントってのがあった筈なんだよな。

確か………

『魔物生成書~誰もが突っ込みたくなるかも知れないキャンペーン実施中!?因みに素材は召喚魔法及び自給自足で~』というやたらとサブタイトルが長い本。

それって…どこにあるんだろうか?

まあ、メシをした後に探すとしよう。

いい加減に腹は減ったし。

ってことで、俺は『エレベーター』を使って降りることにした。

何たってここは、スッゲー高い階にあるからさ。

1000階だぜ?1000階。高過ぎだろ。コレ。

ただ、動力源が何なのか気になるんだよな。

恐らくは雷系の魔石を使っているんだろうなぁ。

電気っていったら、何となく俺は雷系を浮かんでしまうからさ。



「ふぅ…やっと1階に着いたか」

ホント、綺麗なままだな。

不思議な位に綺麗なままってどういうことなんだか。

5万年間、何も手が加えられていないとは到底思えないんだがな。

そう思っていた中、ピンポーンとどこからなのか?

インターホンが城内に鳴り響いたのである。


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