第50話
性的描写が含んでいますので、苦手な方はご遠慮お願いします。
「んー…!んんっー………!」
泣き濡れたまま、いつも以上に魔力を抽出されたばかりのフリックは、カイシェイドの隠し部屋へと連れて行かれると共に相手をさせられていた。
「休むなと言っているだろう…」
「ううぅ………!」
無理矢理と咥えられながら、フリックはじわりと溢れ出すモノを飲まされ続けられていた。
「まあいい。そろそろ…そっちの口も満足させてやるか」
毎日のように魔吸具で開かれた場所へとカイシェイドはあてると、二度三度と問わずに何度もすると、糸が切れたようにフリックは、気を失ってしまったのである。
「もう気を失ったか。まあいい…今回は昨日よりも倍にしてやろう」
自身の種を植え付けるために、カイシェイドは薬を飲むと更に何度もしたのだった。
「何とか入ることが出来たものの、すっかりと夜だな」
その前に水の魔石を破壊しないとな…と霧にずっと覆われている、ラグーン王国内に配置されている、水の魔石をコソコソとシリウスは、人目を避けるようにしながら、破壊し始めたのである。
「別にこのような使い方をしなくても、別の使い道はあるだろうに…」
とシリウスは、一つひとつと見付ける度に破壊していた。
例えば、風呂。俺なら絶対に風呂として使用したい。
今は各部屋にあるシャワールームとして、水の魔石は使用しているけど、いずれは温泉地も作りたいなぁ。
また、ある時には台所と多種多様に使える筈の水の魔石を、この国では、ただ単にエルフの魔法を無効化にしてしまう霧発生だけに使用しているのである。
「さて…城の中に潜り込むとしますか」
このままの格好だとバレてしまうだろうと思い、城の中を出入りしている兵士を見ると、その兵士の成り済ましするために、変身魔法で潜入したのだった。
「なあ?聞いたか?」
シリウスは、そっと兵士同士の会話が行われている場所で、隠れながら盗み聞きしていた。
「ああ。聞いた聞いた。この前、捕まえた女のエルフのことだろ?」
「そうそう。あのフリックというエルフのガキの魔力は、やっぱりと並じゃないらしくてさ?今度、その魔力を使って強力な魔導具を作るらしいぜ」
「魔導具か。それを欲しがってる各国に売り捌けば…」
「ガッポリと金は稼げるって話だろ。それにしてもよ?」
「何だ?」
「俺たちもヤリてぇよな…。いつになったら、俺たちにそのガキを回してくれるんだろう」
「さあな。その頃にはもう使い物になってないだろ。何ヶ月か前にデイルスさんたちが捕らえたエルフも結局はオークとの間に出来たガキは、使い物にならんガキだったし…」
「だよな。オークは幾ら繁殖率が高いとはいえ、魔力を持ったガキが生まれる保証なんてねぇし…」
兵士たちの会話を盗み聞きしていた、シリウスはこうしてはいられないと思いながら、ネイサスたちのためにも、早くフリックを救出するために、城の内部を徹底的に調べたのだった。
完結を目指してストック補充する為、暫くの間、休載させて頂きます。
合間に月1ペースを目指しながら<番外編>を掲載していきたいと思いますので、宜しくお願いします。




