第43話
勢いに流されるままに書いていますので、アレコレソレドレと気にしないで下さい。
グダグダで突っ走ります!
「魚にショーユ、実に良く合うね。いつも塩だったから」
夕飯時刻に起こされた、エリオスは、フォークで魚の刺身を頂きながら言った。
「ああ。だが、マヨネーズも捨て難いぞ」
「うむ。どちらも実に良く合う。森に帰ったらマイラスに自慢してやろう」
「そうだね。それに魚ってこんなに美味しかったんだ…」
故郷にいた時は魚すら食べられなかったことから、ミレイは故郷で魚については「不味い」とか「苦い」と聞いただけで、更に価格も高いからということを理由に仕入れすらしてくれなかったことを思い出したのである。
「要は調理法だと思うぞ。今日はブルー系の刺身向きの魚だけを使ったが、他にも魚は焼いたり揚げたりと色々とあるからな」
「そういえば、マイラスの魚料理はいつも蒸していただけだったな」
生活魔法を得意とするマイラスは、料理得意とはいえ、野菜・果物を使った料理は、バリエーション豊かであるものの、肉・魚は、どうしても同じ系統の蒸し料理になりがちだったのである。
「それはそれで…ちょっとだな」
「ああ。そのせいなのか、余りフリックは肉・魚は好きじゃないんだよな…」
「…無事に見付けることが出来るといいな」
「そうだな…。それにここかららだとフォルダニアの森も近いし」
「フォルダニアの森って…近いのか?」
「そうだ。この城の裏手は森だからな。えっと…地図は?」
「無いな…。召喚魔法で出そうか?」
「しょ、召喚魔法まで使えるのか…!?」
レイオスは、驚きながら言った。
「さっきも言ったけど、俺は大魔王だぜ?出来ない魔法なんてないぞ?(多分としか言いようがはないけど)
俺は心の中で思っていることは、敢えて言わずに言ったのである。
「とりあえず、召喚魔法で地図を出してくれないか?」
「ああ…分かった」
ネイサスに言われるまま、俺はこの世界の地図をイメージしてみながら、唱えてみた。
≪出でよ…ソルディア・カオスティック・マジフィニクッス・ピーストの地図≫
何しろ、この世界はさ?
ソルディア・カオスティック・マジフィニクッス・ピーストと呼ばれる異世界だし。
昔はソルディア・カオスティック・マジフィニクッスと呼ばれる世界だったらしいけど。
「マジで何もない所から出て来たな…」
「そうなんだよ。召喚魔法ってどこから召喚されているのか分からないんだよな…実際問題、俺にも分からないんだ」
この世界問わずに前世の俺のいた世界からも召喚されているのだから、レイオスの言う通り、マジでどこから召喚されているのか、気になってしまうのである。
「…別に気にしなくてもいいと思うぞ」
「そうそう。あたしも試しに召喚魔法をやってみたけど、この羽ペンさ?どこどこ国とかどこどこの村とか書かれていないし」
普通は、製造先が記載されて当然の中、全くと記載されていないことから、ミレイはいつの間にやらと試しにやってみたという、召喚魔法で出した、羽ペンを取り出しながら言ったのである。
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