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第28話

グダグダ路線ですが、<第27話>に引き続きエルフ中心に突っ走っていきます。

「とりあえず、スライムの生成してみよっか」

前にチラッと読んだだけで、実際の所は生成材料とその方法は良く読んでいなかったのである。

確かチラッと見ただけで、何か妙な材料があった気がする。

アレって何だったかな?と俺は思いながら、魔物生成書を開いたのである。


「ぶっ…!」

「ど、どったの?シリウスさん」

「い、いや。何でもない。スライムの生成材料に吹いただけだから」

「うーん。あたしには良く分からないかなぁ。何がどう可笑しいのか分からない」

「ま、まあ。そうだろうな。お前はその…風魔法でもやっておくといいさ。その間、この可笑しな材料でスライムを生成しておくから」

「う、うん。分かった」

ミレイはシリウスに言われるまま、昨日と同じく風魔法の初歩の初歩を使いこなすようになるべくと練習を始めたのである。初歩を使いこなさなければ、次のステップへと進めないということからというシリウスの解釈からである。



「あー…腹が苦しい。何たってそんな材料なんだ?スライムに必要となる材料が殆どないぞ?でも、コレを見ていると今日の夕飯はコレにするかとなったし」


そう、スライムの生成材料とその方法は、以下の通りに記されている。

コレを読めば、誰だって今日の夜はコレにするかとなるだろう…多分。


≪スライムに関する生成材料&生成方法≫

-生成材料-

・水(200cc)

・ゼラチンの素(一袋)

・砂糖(10g)

・絹漉し豆腐(一丁)

・ゴマ油(大さじ1)

・激辛麻婆豆腐の素(市販の素でOK)

・激辛ラー油(お好みの量)

・フグの毒袋(お好みの量)

・解毒薬(1錠)

・イケメンのカツラ(出来れば、ジャ○ーズ系)

・とっても硬い石(その辺に落ちているモノでOK)

・青の魔石(その辺に落ちているモノでOK)

・マナ(適量)


-生成方法-

とっても硬い石と青の魔石を粉末状にします。

水とゼラチンの素と砂糖を良く混ぜ、2と混ぜ合わします。

絹漉し豆腐をしっかりと水切りします。

中華鍋にゴマ油を引き、中火で水切りした絹漉し豆腐を炒めます。

十分に温まったら、激辛麻婆豆腐の素と激辛ラー油を加えます。

更に1と混ぜ合わせた2を加え、フグの毒袋と解毒薬を入れ、良く混ぜ合わします。

最後にイケメンのカツラに材料をどさっと載せ、マナを注入するだけです。


「まださ?1と2は普通だ。だがな…3と4は麻婆豆腐か?途中でスライムのジャンルが変わっているぞ?こんな麻婆豆腐は絶対に食べたくないけどさ」


とりあえず、今日の夕飯は、麻婆豆腐に決定だ。

さっきも言ったようにこんな麻婆豆腐にはしたくないけどな。


「マーボートーフって何?シリウスさん」

「あ、ああ。俺のいた世界の中華料理さ。今日の夕飯はそれにするけど、ミレイ。辛いのは平気か?」

「うーん。食べてみないと分からないかなぁ…」

「そうか。じゃあ…余り辛くないようにするか。辛いと食べられないってなったら困るし」


そうと決まれば、俺はまだ日が高いこともあり、スライムの生成を始めたのである。






「兄さんのせいなんだからね!」

ピュリアーツの森で、銀と緑の髪のしたエリオスは歳近い兄である、銀と紫の髪のしたレイオスに向かって言った。

「そう何度も言うなよ。こうしてちゃんと俺もフリックを探しているじゃないか」

「まさかと思うけど…考えたくもないけど、人間の国に一人で行っちゃったとか?兄さんがフリックにそう寝る前に話していたし」

前に同じ南西にある国である、スーレシア王国で、レイオスは、シルヴァンエルフでありながらも人間から色々と遊びを始めとすることを教えて貰ったことを思い出しながら、それをフリックに寝かし付ける際に話したのである。

「その時のフリックの目といったら、凄く輝いていたしさ…」

両親を早くに亡くして以来、どこか一人で寂しそうにしていたことから、少しでも元気付けるために兄たちは大事な妹のために、あれやこれやと手を尽くしていたのである。

「…そのまさかも知れないな。エリオス…。兄貴たちに言ってくれ。俺一人でフリックを探しに行くとな」

レイオスは、そう言うとピュリアーツの森を出たのである。

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