表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/276

第17話

性的描写が含んでいますので、苦手な方はご遠慮お願いします。

「それにしても…同じ転生者にやっと会えたと思ったら、すぐにお陀仏だったな。さすがに蘇生魔法で復活なんて…だし」


幾ら何でもな?魔法は万能だと言うけどさ?

『動物』という概念以外に使用は、個人的にしたくないからな。

何よりも植物とか物質に蘇生魔法をするって聞いたことがないし?

とりあえず、さっきの石から収穫物はあったな。

魔石は色々と使えるってことだ。

使い方次第では、魔導具として作ってみるのも悪くないかも知れないな。

既に人間の国とかでやっていそうだけど。

何たって平和になった時代に転生したんだ。

人間の国も豊かになっている筈だ。多分だけど。



「っととと…ぶつぶつと独り言を言っていたら、日が暮れてしまう」

夜になる前に魔石を一通りと集めておこう。

何だかんだと俺って独り言は多いからな。

何たって今は俺一人しかいないんだから、仕方ない。


「おっ!あった!コレが赤の魔石か。そのままの通りで赤い色だな。赤の魔石って具体的にどんなモノなんだろ。分析っと…」


≪赤の魔石-分析-≫

・赤色の魔石

・通称、レッド・ストーンと呼ばれている。

・ゼノア帝国を始めとする国で、装飾品として加工されていることが多い。

・粉末にして調合すると、色々と使える。


「ふむ…確かに色々と使えるってのは間違っていないようだ。そうだよな。平和になった時代では、既に色々と人間たちも好きなことが出来るようになったんだなぁ」


ホント、良い時代に転生して良かった。

魔王としてアレコレと人間たちの住む国を滅ぼすという、厨二病みたいなことをやってられるかって話だし。

オマケに魔王の更に上の大魔王って…何だかなぁって感じだけどね。

そればかりは仕方ないか。

表向きは大魔王と名乗らないでおこう。

そうだな…うーん。

それについては、落ち着いてからにしよう。

今はそれといった肩書きって浮かばないからさ。


「さてと…赤の魔石以外に青とかの魔石を探すとしよう」

収納魔法のストーと生活魔法のリトリヴァルを交互に唱えながら、俺は魔石をせっせと集め出したのである。






「はぁ……はぁ……」

ラグーン王国の地下で、魔力を抽出されたばかりのハイエルフの少女は、息をするのもやっとであった。

「ほら。お前はまだ役目は終わっていませんぞ」

「ううぅ…!」

鎖に繋がれたまま、少女はデイルスによって奥の間へと連れて行かれたのである。

「グヒヒヒ…なかなか良いエルフちゃんじゃないか」

「ひっ…!」

奥の間には、オークが何体もいたのだ。

ラグーン王国では、何万年も前からオークを飼い続けているのである。

人間とは違い、寿命は長く、オマケに活力も桁外れなのだ。

エルフと交わることで、希少種のエルフが稀に生まれるらしい。

尤もそれは、同じ種族同士では可能だが、本当にそれは稀しかない現状である。

「今日からここがお前の寝床だ。しっかりと励むだぞ」

「い…いや…いやあああ…!!!!!」

少女の悲痛の叫び声は届かないまま、デイルスは新たなるエルフを狩るために男たちを率いてその場を後にしたのである。


今現在、ストック補充で行き詰まっていますので、次回の更新は遅くなる可能性があります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ