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第15話

色々と可笑しな方向性へとグダグダ中です。

「うーん。今日も良い天気になりそうだな」


最上階にある自分の部屋で、俺は窓から小鳥の囀りを聞きながら目覚めたのである。

ん?小鳥?昨日の生態確認した際、鶏はあったけど…。

うーーーーーーーーーん。

細かい所は弾かれたってことか。

魚介類がざっくりした内容だったように。

そういうことにしよう。うんうん。

俺だって細かいのは苦手だし、何事もテキトーにいこう。

何たってテキトーが一番楽だし?


「さてと…まずは朝飯にしよう。昨日は簡単にカレーを夕飯にしたからな。残りのカレーをドリアにするかな」


そういえば、スローライフする上で食糧確保って大事だよな。

いつまでも、召喚魔法で食材を出し続ける訳にはいかないし。

それにさ?どこから召喚されているのか分からないし?

俺のいた世界からなのか、この世界のどこかなのか。

はたまた、別の世界からなのか。

いやいや。

昨日のカレーは、カレールーを使ったけどさ?

俺のいた世界のカレールーがそのままの形で出たんだよな。

俺の大好きな“こ○まろ”がそのままだったから。

カレールーは、俺のいた世界そのものだと思いたい。

とにかくと今後は自給自足を兼ねて、野菜とか育てていきたい所だ。

食材も大事だが、一つ超絶に大事なモノを忘れていた…!


「そう!料理する際、絶対に必要となる調味料だ!特に醤油や味噌。日本人なら絶対に欲しい!異世界は、醤油や味噌には縁がないことが多いからなぁ…」


そうなると…スライムの生成からってのは無理だよな。

調味料となる原料は、塩は海、砂糖はサトウキビ、醤油や味噌は大豆が基本なんだよな。酢は米だし。

異世界ではやっぱりさ?

調味料を一からってなると難しいよな…。

なんかさ?超簡単に出来る方法があれば…?


「ん…!?魔物生成書が光った?俺の気のせいか?とにかくと開いてみるか」

パラリと俺は、思ったことが自動的に執筆されていく魔物生成書を開いてみた。

「おおっ…!?コレは…!?いいじゃないか!調味料を生み出すモンスターがいるとは、正に異世界って感じだな」

調味料に関するモンスターがいたとは、不思議だな。

ん?どんな感じで記載されているかって?

それは、こんな感じだな。


≪ソルト・プラントに関する生成材料&生成方法≫

-生成材料-

・赤の魔石(その辺に落ちているモノでOK)

・塩(前世で馴染みの塩であれば何でもOK)

・水

・マナ(適量)


-生成方法-

赤の魔石を粉末状にする。

粉末状にした赤の魔石に塩を混ぜる。

育てたい場所で2の材料を振りながら、水を掛ける。

最後に適量にマナを注入する。

※因みに花びらは、乾燥させて粉末にすると塩が出来ます。


「という感じなんだけど、普通に前世で馴染みの塩が召喚魔法で出すことが出来るのならば、必要は無いかなぁって密かに思ったんだけど、やっぱりと無断でどこかからって思うと…だよな」


うん。異世界で第二の人生を送ると決めた以上、前世の知識を活かしながら送ろう。

大魔王という肩書きは厨二病みたいで痛いけどな…。


「まずは塩から作ろう…!」

と俺は魔物生成書に従いながら始めたのである。






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