89.
ヴァイパーの重力魔法によって敵を動けなくする。
大部分の聖騎士はその場で動けなくなる。
これで終わりとは……どうにも思えなかった。
『ご主人様、増援です』
「……増援か」
『突如奈落の森外縁に、新たに騎士が沸いて出てきました』
転移魔法でも使ったのだろうか。
新しい聖騎士たちが、負傷してる聖騎士達を立たせている。
いったん撤退したようだが……。
「これは……持久戦だな」
『向こうもそのつもりなのでしょう。精神的な揺さぶりをかけて、疲れさせようとしております』
常に気を張っていないといけない。
一方で、向こうは自分たちが殺されないとわかっているから、遠慮無く作戦を実行できる。
また、本国から増援をすることも可能。
疲れたら交代、新しいやつがでてきて……また……の繰り返し。
狙いはヴァイパーの言うとおり、疲れさせるためだ。
あいつらは、俺に参ったと言わせるため、持久戦を仕掛けてきている。
「根比べだな」
【☆★新連載はじめました!★☆】
タイトルは――
『追放された最強の結界師は嫁とのんびり旅したい~弱すぎる味方に結界を張ってたのに、自分が強くなったと勘違いした勇者に追放された。結界が永続じゃないと気づいて土下座しても遅い、俺を溺愛する幼馴染と旅してる』
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