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79/119

79.



 やつらだって馬鹿じゃない。

 敵が影使いだってことを踏まえたら、直ぐ気づくだろう。


 影があるところで戦うことは不利、かといって、黒獣おれを森から引き剥がすことはできない(理由がない)。


 ならば、どうする?


『ご主人様』

「……敵が動いたか?」

『ええ、想定通り、やつらは森に火を放ってきました』


 森の木々があるから、影ができてしまう。

 ならば火を放ち燃やそうと言う思考にたどり着くのは、読めていた。


 向こうは殲滅、つまりこちらを皆殺しにするつもりでやってきてる。

 火を放った結果、エステル達、木花村このはなむら人たちが死んでも、向こうとしてはいいわけだ。


 黒獣をかばう罪人なんだからな。

 ちくしょうめ。


「……しかしまあ、読みやすいやつらだ」


 火を放つことは想定内。

 ならばそれに備えておいて当然。


『ヒカゲ様、やつらは慌てております』


 どうやら綺麗に策にはまったようである。

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