39話 商い上手の試入れ下手
初めまして、HalToと申します。
39話です。
よろしくお願いします。
「私ノ名前ハ「LEINA」ト申シマス。」
ロボットからは女性の声がする。
「次世代自立型経験学習武装兵器、LEINAだ。因みに最新版の6号機だ。」
「行くぞ。」
「ああ。」
喪介はミタマを出し、構える。
「ソレデハ、模擬戦闘ヲ開始シマス。」
LEINAの背中から無数の超小型ミサイルが飛んできた。
「この程度なら!!望円!」
喪介の前で白い円盤が大きく広がった。
ミサイルはそれに触れる直前に軌道を180度変えた。
「ほう…今までとはまた違う姿か…今度は月の力ではなく自分の力で新しい力を得たのか。」
早乙女は呟く。
「反撃シマス。」
飛んできたミサイルをミサイルで打ち落とした。
「なるほどな…じゃあこれなら!!」
足元に白い円盤を敷く。
すると喪介はものすごいスピードでLEINAに飛んで接近していった。
「発射シマス。」
またミサイルを飛ばす。
「朔円!!」
喪介の前に黒い円が展開される。
円の中心にミサイルは纏まり、爆発した。
「コレデドウデショウ。」
LEINAの胸が開くと中央からレーザー光線が出た。
「知ってるかロボット!!重力は光をも引き寄せる。」
喪介に向かっていたレーザーは喪介の手前で曲がり、黒い円で消えた。
「オラァ!!」
LEINAに近づききった喪介はLEINAをぶっ飛ばそうと左の拳を振るった。
「遅イデスネ。」
LEINAは片手でパンチを受け止める。
「フレア、デス。」
LEINAは掌からフレアを放った。
「あっっっっっっっち!!!!!!!!!!!!」
熱さに喪介は悶える。
「クソ!!離せ!!アチィ!!!」
かなりの握力で喪介の拳を離さずフレアを浴びせ続ける。
喪介は空いた右の拳で抵抗しようとする。
「凍ラセマス。」
口から冷気を出し、喪介の半身を凍てつかせる。
「冷っ!!さむ!!!!!寒いって!!!」
「ギブアップ、デショウカ?」
LEINAが訊く。
「ああ!!!ギブアップ!!死ぬぞ!!これ!!」
「分リマシタ。」
動きを止め、喪介の拳から手を離した。
「お疲れ様。いいデータが取れたよ。」
早乙女が扉を開けて出てきた。
「ほれ、どうやら君のミタマはミタマ自体が攻撃できるタイプのミタマじゃないみたいだな。」
氷嚢とカイロを投げ渡す。
「ああ、いろいろと工夫が必要な能力みたいだ。」
喪介はそれぞれの手を温めたり冷やしたりしている。
「それとこれ、加入の証だ。」
キラキラと光る何かを投げた。
「うおっ、ん?バッジか。ありがとう。」
喪介は早速胸につけた。
「まあ今日はこんな感じだ。帰っていいぞ。」
「わかった。じゃあな。」
「ただいまー。」
「おかえりー喪介!!退院おめでとう!」
いつも以上のテンションで出迎えてきたのは橘だった。
「お、おう。なんかすげー久しぶりな気がするわ…ってうお。」
リビングにはものすごい量の料理が用意されていた。
「こんなに食べれねぇよ橘さん!!」
「まあまあ、そう言わず食えよーせっかく作ったんだから。」
喪介を席へと促す。
「まあ…いただきます。」
喪介はまたいつも通りの日常を取り戻した。
40話に続きます。




