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Soul Keeper(s)  作者: HalTo


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28/78

28話 陰陽師身の上死らず

初めまして、HalToと申します。

28話です。

よろしくお願いします。

翌朝

喪介と茉由はいつも通り登校していた。

「どうしたの?浮かない顔して!」

茉由は喪介の顔を覗き込む。

「いや…俺の記憶といい、このままでいいのかなって…。いろいろ考えることがあってな。」

喪介はため息交じりに言う。

「何言ってんのよ!記憶に関しては今すぐどうすることもできないんだし、「廻 喪介」のままでいいじゃない!」

茉由は喪介の背中を叩く。

「ああ…かもな。」

喪介は気持ちを新たに歩き出す。

「廻…先輩ですか?」

その時、何者かが喪介に声をかける。

「お前誰だ?」

喪介が尋ねる。

「僕は1年の「藤田 京介」です。」

「藤田…あ!!風紀委員長の言ってた七剣使いか…。茉由、先に学校に行ってろ。」

喪介は言う。

「え?あ、うん。分かった…遅刻しないようにね!」

茉由は去っていく。

喪介は茉由が視界から消えたのを確認すると言った。

「それで?何の用だ?」

「あなたを倒しに来ました…出来れば死んでください。」

藤田は杖のようなものを構え、地面に突いた。

「…チッ、また「煙の」野郎か!!『モナ・リヒト』!!」

喪介はミタマを出し、言う。

「遅刻はしたくない、とっとと終わすぞ…!」

「果たしてあなたに勝てるか…!!」

藤田の足元から何やら黒い触手のようなものが出てきた。

「捕まえて倒そうってか!?触手野郎!こんなもの!月兎拳(ラビットパンチ)!!!」

迫る触手群にリーチの長いパンチのラッシュを当てる。

「おりゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

「ん?」

触手の先は手のひらのような形状になり、完全にパンチを受け止めていた。

「ならこれなら!」

喪介は足に霊力を込め高速で近づくと藤田に向かって回し蹴りを放った。

「ふん…本気なのか?」

藤田の足元から生えた黒色の薄い壁が完全に蹴りを防いでいた。

「霊力のコントロールはある程度できるようだが…能力がこの程度では話にならないな。」

藤田はそう言うと手のひら状にしていた触手を元に戻し、それで喪介に攻撃した。

「本当の能力ちからというものを魅せてやる…棘影とかげ!あわよくば死ね…。」

触手がより鋭くなり喪介に迫る。

「クソっ!おりゃ!!」

喪介は殴って弾くが量と速度に押される。

「うわああああああああああああああ!!」

「弱いな…。」

喪介に刺さった触手は抜け、藤田の方へ戻る。

「グフッ…あぁ…殺す気満々だな…。」

喪介は穴だらけの体で立ち上がった。

「まだやられ足りないか…。」

藤田は再び触手を構えた。

「負けてたまるかよ!!」

喪介は藤田に迫っていった。

29話に続きます。

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