24話 容は生めども心は生まぬ
初めまして、HalToと申します。
24話です。
よろしくお願いします。
「ミタマの授業…?」
喪介は首をかしげる。
「おい…この間風紀委員長の言ってた七剣使いの…。」
九条が喪介に言う。
「早乙女さんから聞いているみたいですね。改めて自己紹介します、僕の名前は「増岡 総司」。数学教師にして七剣・七之剣『田園』の使い手です。」
増岡は続ける。
「今から君たち2人と七剣使いなりたての横井君には「霊力」についてのレクチャーをしようと思います。」
「よろしくお願いします。」
翔太は言う。
「よろしく…。」
「ああ、よろしく。」
喪介と九条も続けて言う。
4人は中庭に移動した。
「さて…霊力とは何だかご存知ですか?」
増岡が聞く。
「えっと…ミタマにおける体力やオーラのようなものって風紀委員長が言ってた気がする。」
喪介は答える。
「その通りです。それを感じ取れるようになれば相手の強さや位置が分かるようになれます。逆に操れるようになれれば相手に気づかれないように抑えたりすることもできます。」
「なるほど、それでこれはどういう鍛錬をすればいいんだ?」
九条は訊く。
「意識することです。戦いや私生活の中での相手や自分の霊力の動きを意識すれば身に付きます。稀にですが自力で極みの位置まで身に付けている方もいるとか…。」
増岡は丁寧に答えた。
「という訳で…それも兼ねた君たちのポテンシャルを知るための戦いをしましょう。まずは九条君、君からです。」
「おう、わかった。」
九条が前に出る。
「制限時間は10分、できる限りの本気でかかってきてください。それでは…よーい!はじめ!!」
増岡がそう言うと、巨大な拳が飛んできた。
「拳…ですか。」
増岡は鎌を取り出した。農耕用の鎌ではなく死神が使うような巨大な鎌だ。
サク、と地面に突き刺すとそこから大柄の岩の人が出てきた。
「かりそめの生命人形・岩人!!」
「ふん!!この程度!行け『proto-Z』!!」
拳はトロールに向かって飛んでいく。
『ガガオグア…。』
トロールは巨大な拳を止める。
「…何!?」
また増岡は近くの木の根をサク、と刺した。
「次はこれです。かりそめの生命人形・樹貴人!!」
木から貴族のような見た目の木の人間が2体出てきて矢を放った。
『ファレンファ!!』
「マズい!二の陣形・護る者!!!」
九条は拳を盾へと変え、矢を防いだ。
「なるほど…2wayはできないようですね。ならこれは…かりそめの生命人形・岩小人!」
増岡がまたも地面を刺すとそこから小太りの岩の小人が沢山出てきた。
『フォッフォッフォフォ♪』
25話に続きます。




