21話 憂き川竹
初めまして、HalToと申します。
21話です。
よろしくお願いします。
「はあっ!」
翔太が人間とは思えないスピードで喪介を殴る。
「ぐっ、ミタマ使いじゃないのに!!これが「煙の男」の力!目を覚ませ横井!」
喪介は軽く殴った。
「…フン、効かん!本気か?」
翔太が言い、殴り返す。
「ぐ…硬い…横井…お前…。」
喪介は迷っていた。いつものように攻撃をするべきか否かを。
「おい、かかって来いよ廻…。」
翔太が挑発する。
「うああああああああ!」
喪介はミタマを使わずに拳を握り、殴った。
翔太が手で止め、言った。
「ふざけてるのか?俺が生身だから手を抜いてるのか?」
翔太は力を拳に集め、殴った。
「ぐあああ!!」
喪介は壁を貫通して廊下に放り出された。
「はぁ…「煙の男」に奪われ、操られる…悔しくないのかよ…。」
喪介は言う。
「…。」
「俺なら悔しくて仕方ねぇな…。」
喪介はミタマを出し、殴りかかった。
「はぁ!!」
「ふん!弱い!!」
翔太は難なく弾き、カウンターを食らわす。
「はぁ…かなり強めに殴ったが…こりゃ勝ち目が…。」
さらに翔太はかなりのスピードで近づき、殴打した。
「ぐぶっ、がぁっ、うわあああ!!」
喪介は力なく倒れる。
「所詮この程度か…。」
翔太は言い、喪介の首を掴む。
「はぁ…、はぁ…、ま…だ。ま…。」
「うるさい!」
翔太は思い切り蹴り飛ばした。
「はぁ…負けない、負けてたまるか!!」
喪介のミタマが黒になっていった。
金の輪と模様が所々あしらわれている。
「…そうか…今日は三日月…今日の『モナ・リヒト』…!」
喪介が翔太に近づき、殴りかかる。
「ふん…姿が変わろうと…この程度!」
翔太は拳の軌道を逸らし、さらに殴ろうとする。
すると逸らした拳の先にある壁がぱっくりと斬れた。
切断面は金に光っている。
「何っ!?」
「…!斬れるパンチ!しかもあれは…これなら!!」
喪介は距離を取った。
「はあぁっ!行くぞ横井!!」
ミタマの両腕の輪が大きくなっていく。
「マズい!!」
「はああああああ!月兎拳・竹取!!!!!」
翔太は避けようとする。
「おりゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
喪介の拳が次から次へと翔太の体を刻んでいく。
「Get the hell out!」
そう言うと、刻まれた翔太の体から煙が抜けた。
「はぁ…接合…。」
喪介が手を宙で動かすと斬ったものが元の形に戻っていった。
「大丈夫か!?横井!!」
喪介は翔太を介抱した。
「おいおい、派手にやったな…。」
声の主は早乙女だった。
22話に続きます。




