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11話

 名もなき砂浜で数日間、ご飯の準備以外では泳ぎの練習や潜水の専念をしていた。

 何度か溺れかけて初の死に戻りが溺れることになりそうだったが、そうならずに済んで良かった。そしていつの間にか水泳と潜水のスキルがステータスに表示されていた。

 急に泳ぎが速くなったり、潜水中の動きが自覚できるほど良くなった感覚がしたためにステータスをチェックしていたら、スキルを獲得してた訳だ。


 空いた時間に掲示板チェックしていたので、鑑定スキルがあればスキルのランクがわかることも判明した。

 さっき獲得したばっかのスキルだから今はFランクだが、これからどのくらい練習すればランクがあがるのやら。

 そして、獲得したスキルでどのくらいまで泳ぐことができるかと潜水時間を確かめてみたが、普通に泳ぐに関しては時計といったものがないために正確な時間は分からなかったが、かなりの時間泳ぐことができたけど、走ってる時と同じように体力の限界に近づくと身体が重くなり限界に達すると動くことができずに沈んだ。

 潜水スキルに関しては約2,30分間くらい潜っていられた。これが分かった時ランクが上がった際どのくらい長い時間潜ることができるようになるのかが今から楽しみになった。

 

「長い時間水中に潜れるようになって良かった、でもまだ自由自在に動くまではできてないんだよな」

「焦らずにじっくりやっていけばいいよ、まだまだ時間はあるのだから」

「そうだけど、もし水中で戦闘になったらまだ何もできそうにないんだよな、逃げること以外は」

「今はまだ私を頼ってよ、私はハルのパートナーなのだから」


 男としてはずっと何もできないというのは歯がゆいから早く戦闘でも役に立つようになりたいものだ。


「そういえば、本当にここって魔物いないんだな。森もある程度進んで下り坂部分まで行かないとでてこないし、海も陸地側に抉られている場所まではいないし。もしかしてここって何かがある場所なのか?」

「何かって?」

「なんかこう神聖なモノが奉られてたり、結界みたいのが張られてりとか」

「どうなのかしら、私はそういうのに詳しくないから分からないわ」


 いくら考えても答えなんてでるはずもなく、考えるだけ無駄なため。この場所が何処にあるか分かったら、詳しいと思われる人や図書館で調べてみるとしよう。…覚えてれば。


「それとさ、レイラってまだ風魔法使えないのか?」

「使えるけど風魔法は戦闘としては役に立たないわよ、まったく練習してないから。風魔法に何かあるのかしら?」

「あぁ、頑丈な木を風魔法で切断して長い棒っぽいモノを作って欲しくてさ」

「木を切るためにね、失敗しても怒らないならやってみるけど」

「ならお願いできるか」

「わかったわ」


 レイラにそこら辺に生えている大きめの木を切って、加工してもらった、所々不格好だったが振っても折れそうな感じがしなかったため良しとした。


「それでこれで何をするのかしら?」

「水中の中で戦闘の訓練したいんだよ、ほらレイラって棒術持ってるじゃん?」

「まぁ、持ってるけど。水の中で振っても折れないかしら、これ」


 レイラが少し心配そうな顔で棒を見ていたが、折れた時はその時だ。それに両手もってやっとなくらいの太さで自分の身長と同じくらいの170cmの長さがあるから多分平気だと信じたい。


 海に潜っているときは上半身の服はインベントリにしまっているがズボンはそのままでいるために思ったよりも動きづらい、木の槍も思った以上にまともに振ることすらできなかった。

 それに比べてレイラはもともと露出の多い服だったが1部分も脱いでいないのに海のなかを自由自在に泳いでいた、ローレライだからそのことについては初めから知っていたのけれど、あの木の槍を陸地で振っている時と変わらないくらいの速さで使いこなしており、水中の種族と戦闘になったら絶望的だなと思った。


 水中だとまともに武器を動かすことするできなかったため、打ち合いは断念した。そのかわりにレイラに水中でも棒の扱いかたを指導をしてもらいながら特訓をした。

 水中の中だとレイラの機嫌がいつもの1.5倍ほどよくなるため快く受けてくれたからありがたい。

 棒術の特訓以外にも水中の身体捌きや、練習として鬼ごっこやお互いに身体の何カ所かに泳いでも取れないぐらいの強さで布を巻きつけて先に全てを取った方が勝ちといった遊びをしたり。素手または鉄の槍で魚を捕まえたりもした。


 そんな特訓を何日間かしていた、殆どが海にいたために水中で槍をまだまだ陸地にいるときと比べた全然遅いが不意打ちで魚に当てるくらいの力と技量はついていた、不意打ちでなければまだ無理だがそれでも進歩したと思っている。レイラとの遊びではほぼ全敗中だ、勝つまではいかなくとも少しはやり返したいところだ。

 

 10日目の太陽が完全に落ちかけた時に久しぶりにメールの音が鳴った。

 メールを確認すると、今から4日経つと丁度1カ月になるから、その1カ月丁度の日に公式のイベントが始まるらしい。


「ふむ」


 内容としては、プレイヤー全員が今いる場所関係なく、強制転移でイベント会場へと飛ばされ、その後にイベントを説明がされて、説明後に参加するかしないかを決めてしない場合はすぐに元の場所へ戻るらしい。参加者もイベント終わり次第元の場所へ戻されるみたいだ。

 運営としてイベントには参加してもらいたいらしい、イベント内容はかかれていないが、スキルやアイテムが手に入りやすいとある。


 このイベントは中々にありがたい、この場所から出たら次にいつここへ戻ってこれるか分からないからだ、それに今は必要な道具や武器が全然足りないことが分かったためにこれを機会に調達しよう。


「ハル?どうかしたの」

「ん、公式のイベントが4日後にあるんだってさ」

「そうなんだ、参加するの?」

「あぁ、するよ。鍋とか槍、他にも必要なものを調達したいし、スキルも獲得できるかもしれないと書いてあるからね。今ここからで普通に脱出すると次にここに来れる日が分からないしさ」

「ふーん、そっか」


 4日後のイベント開始までまた海に行き特訓をし続けた。









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