10話
毎日投稿できる人ってすごいですね、私では毎日投稿は無理だったので2,3日1回投稿にしようと思います。
「明かりだ!」
3、4回ほど休憩を挟みながら洞窟を歩き続けるとついに出口に出られるかもしれない所まで来れた。
夜とは違うカンテラの灯り以外の明るさのない暗闇からついに終わりが見える喜びに、俺たちは少しだけ歩くスペースを速めて行った。
「ん?この匂い。もしかして!」
「どうした、レイラ」
レイラが急に走り出していった、それに追いかけるように走り出していくと。レイラは洞窟の出口に立ち止まり洞窟の外を眺めていた。
「海だよ!海!ハル、海っ!!」
レイラの顔が少し赤くなり興奮しながら喋りまくっていた、俺も洞窟の外を見て見ると視界ほぼ全てが海だった、場所の把握がしたいために洞窟から出て全体を見まわすと入り江のような感じになっており、目の前に少しの砂浜に海、右を向くと石の壁に壁を登り切った場所に森がある。そのまま後ろを向き壁を見ると右からこっちの方まで石の壁が続いて真後ろに洞窟がある。そして左側は他の場所に比べると進むことが可能そうな少し斜面が急な森になっていた。
メニューで現在地の名前も確認するが【名もなき砂浜】だった。
「うーん、海は凄く綺麗なんだけど。あの洞窟の中をどの方向に進んでいたか分からないから場所が全く分からない」
「レイラは海に入って楽しんでるしなぁ…」
近辺を観察している最中にレイラは海に入って泳いでしまっている。
「とりあえず、食料はあるし。雨風はあの洞窟に籠れば大丈夫だとして、少しだけ枯れ木が落ちてないか探してくるか」
焚き火用の枝を探しに行く。
「この周辺にはでないのかねー」
枯れ木を集めたり、ついでに使えそうな草を採取したり、木の実を集めたりしていたが。1度も魔物に出会うことはなかった。
十分な枯れ木を集め終わって、砂浜に戻るとレイラが海から戻ってきており、流木を1本だけ大事そう抱えていた。
「流木なんて持って、焚き火用に持ってきてくれたのか?」
「焚き火としても使えるけど本命はこっち」
よく見ると木の中に水が張っておりその中に魚や貝、蟹が入っていた。
「これ全部食べれるのか?」
「うん、食べられるやつを捕まえてきたからね!」
「でかした!レイラ」
これで今晩の飯は干し肉じゃなくて、新鮮な魚介類となった。
魚は細目で頑丈そうな枝で、貝や蟹は槍の穂先と石でなんとかバランスを取って焼いた。
「うーん、鍋とか買っとけばよかったな…。今は暖かいからいいけれど、寒い場所に行くことがあるかもしれないし」
もそもそと食べながら、初めての旅で色々と足りないものや欲しいと思ったものをメモりながら、過ごしていた。
「そういえば、レイラ。海で魔物とかって出るのか?」
「でるよー、ここら辺にはいなかったけどね」
やっぱり、魔物はいるのか。海の魔物か、魚とかクラゲとか頭足類が主なのかね。
「頭足類、烏賊とか蛸の魔物っているよな」
「うん、いるね。烏賊も蛸もね大抵は1,2メートルくらいなんだけど、偶にものすごーく大きいのとかいるんだよ!もしも見かけたら直ぐに逃げないと食べられちゃうんだ」
「まじかよ」
もし遭遇でもしたら、すぐに逃げろと行ったが多分逃げようにも水のなかじゃ、すぐに追い付かれるだろうな。
「その大きな烏賊とか蛸よりも厄介なやつとかいるのか?」
怖いもの見たさに聞いてみることにした。
それ以上に厄介なのがいたらどうやって倒せばいいのか。
「うん、いるよ。大きさによってどっちが強いか分からないけど、大物のシーサーペントとか。あと海で最も強いと思うのは水龍かなぁ」
「ん、シーサーペントと水龍って違うのか?」
どっちも蛇っぽい感じのイメージがするのだけど。
「全然違うよ―、シーサーペントは蛇だけど。水龍は龍だよ?比べるのが失礼だよ。
それに、水龍がもし怒って戦いが始まったら海は荒れるし、周囲への被害もひどいんだよ」
比べるのがおこがましいと言っているような口調で説明してくれた。
俺に色々と海のことを説明してくれていたレイラが良い考えでも思いついたかのようにあることを発言してきた。
「少しの間ここに留まって水泳の練習しないっ!?」
「どうした、急に」
「急にじゃないよ、ここ近辺よく分からないけど魔物がいないのだから泳ぎの練習してスキル獲得しようよ!そうすれば私と一緒に水の中を泳ぐこともできるし。運が良ければ水のなかで生活できるよ!」
「生活って…、水の中じゃ息ができないぞ」
「えっとね、かなり昔の話なんだけどね。マーメイドの種族と人間が恋仲になってマーメイドの故郷のある水中で暮らしたって話があるんだよ!だからきっと水の中でも息ができるスキルとかあると思うんだよ」
水中で息ができるスキルか、水泳のスキルとは別のモノだと思うけど。水の中で色々していれば獲得できるかもしれないな、自力でスキルを覚えることができるとも言っていたし。
「泳ぎの練習はやってもいいけど、それは明日からな。流石に日がそろそろ暮れるから」
「そうね、まだ慣れてないときに暗い海を泳ぐなんてマネは危険だものね」
今日あったことを色々と話しながら、眠くなるまで談笑した。




