濁流に飲み込まれて(200文字小説)
山間の河原でBBQをしていた。
その時はいい天気だった。
上流の方で大雨が降ったらしい。
そう言えば、少し水かさが上がってきたような…。
そう思った時には遅かった…。
濁流の中で必死にもがいたけれど、無駄な抵抗だった。
すっかり陽も暮れて暗闇に覆われた。
僕はそばを流れてきた流木に何とかしがみついた。
どれくらい流されただろう。
下流の川岸で僕を見つけた人が叫んだ。
「おい、見ろよ! 流木にネズミがしがみついているぞ」
山間の河原でBBQをしていた。
その時はいい天気だった。
上流の方で大雨が降ったらしい。
そう言えば、少し水かさが上がってきたような…。
そう思った時には遅かった…。
濁流の中で必死にもがいたけれど、無駄な抵抗だった。
すっかり陽も暮れて暗闇に覆われた。
僕はそばを流れてきた流木に何とかしがみついた。
どれくらい流されただろう。
下流の川岸で僕を見つけた人が叫んだ。
「おい、見ろよ! 流木にネズミがしがみついているぞ」
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