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正論

土曜の夜、直樹の家で帰りを待ちながら、

朝からどんな料理が喜んでくれるか本を見て考えていた。

あたしなんかが頑張ったところで、直樹が作る料理には敵わないけれど。


「一人が長いとなんでもできるようになってね」


そう言っていた直樹が作る料理はお金が取れるくらいだといつも感心した。

忙しい中、時間を作ってくれ、たまに料理をしてくれるどこまでも理想な人。

あまりに完璧で、幻滅することが無いように思えた。

どこかしら人間臭い所があってもいいのにと感じるくらい。


「直樹ってロボットみたいだね」


そんなことを言うあたしに、

「まゆは発想が面白いよね。でも俺、ロボットになりたいな。

 そうしたら24時間寝ないでも動けるし。

 12時間仕事しても12時間まゆといれるのにな」


その言葉を聞いて、

(それでも12時間は仕事に行っちゃうんだなぁ・・・)

なんとなく仕事という見えない物体にヤキモチをやいた。


「せめて仕事は8時間であたしが16時間だな!」

「それじゃ今の仕事の時間と変わらないよ。意味ないでしょ?」

「あたしといるのが意味無いんだ・・・」

「いや?そんなことないけどさ〜」


その後の言葉を期待したのに、それ以上はなにも言わなかった。

でも実際の毎日は仕事が12時間でロボットになった時の予定通りだった。

いや、きっと毎日15時間は仕事にとられてる。

だからといって残りの9時間はあたしと一緒かと言うと違う。


ロボット説自体に意味が無かった。


そんなことを思い出しながらボケーと家で待っていた。

休日出勤だというのに、直樹が家に戻ってきたのは夜の11時過ぎだった。


「遅いなぁ・・・」そう言って玄関で出迎えた。

「ごめんね。これでも途中でやめてきたんだよ?まゆが待ってると思って」


「そんなに忙しいの直樹だけだよ?もっとパートナーに仕事を

 分担したらいいじゃない。健吾なんか7割振ってくるよ?」


「そりゃ俺の彼女は優秀だもの」

そう言ってギュッと抱きしめ頭にキスをして部屋の中に入っていった。


いつも話をはぐらかすんだから・・・・

そう思いながら部屋の中に着いていった。


「あ。ご飯作っててくれたんだ。ありがとね」

そう言いながら冷蔵庫からビールを出して飲んだ。

(ウマッ!)そう言いながらテーブルにつき、ご飯を食べていた。


「東京どうだった?なにかいい物あった?」

口を動かしニコニコしながら聞いてきた。


「うーん。まぁまぁかな。そう言えばさ、東京でバイヤーの知り合いっている?」


直樹が「こいつはデキる!」と思うバイヤーがいるならば、

その人を祐子さんに紹介できると思った。


「東京かぁ・・・いないな」アッサリと言い切った。

「えっ・・・いないの?」

「だって俺達自体がバイヤーでしょ?知ってるのはメーカーだもん」



そう言われればそうだと思った。

自分ももう2年近くになるが、他のバイヤーに会うのはメーカーの

会社に行った時くらいだった。

チラッと見るだけで、話をする訳じゃないので知り合いにはならない。


「友達に会ったんでしょ?泊まるって言ってなかった」

「うん。久しぶりに会ったよ。面白かった」

「そっか。よかったね」


それからラビの話を教えてあげた。

「うんうん」とニコニコ聞いてくれる直樹に、いろいろ報告をした。


食事が終わり、一緒に片付けをしようとする直樹に

「いいからお風呂入っていいよ」と言うと

「いいよ。手伝うから。たまにしか一緒にいれない償いで」と笑った。


結局直樹は隣に立ち洗い物を手伝ってくれた。

「直樹ってさ・・・・ もっとわがまま言ってもいいのに」

「十分わがまましてるじゃない。いつも側にいてあげられないし」


それは本人は自覚しているんだな・・・


「もっとあたしに何かして!とか無いの?」

「なにかって?」

「うーん・・・・ あたしに不満があるならそれとか」

「別に無いけど?」


「なにかあるでしょ?一つくらいは」

「無いなぁ・・・ まゆはあるの?俺に」

「んー・・・もっと仕事しないでほしい」


そう言うと声を出して笑った。


「一緒にいられないから?」まだクスクスと笑いながら言った。


「うん・・・・全然いないもん。最初の頃なんかいつも週末遊びに行ったのに

 最近じゃ休日まで仕事するし」


「寂しかったんだ?」

「うん・・・・」

(そうか!そうか!)と頭を撫で笑っていた。


「じゃあ出来るだけ今度からは週末は休めるようにするから。

 日曜くらいはなんとかするよ。ならいい?」


「うん・・・・」


(内心、週休二日の意味無いじゃん!)と思いながらも

それでも毎週休みをとってくれると言う心遣いは嬉しかった。


「じゃ、風呂入ってくるね」そう言って直樹は浴室に歩いていった。


どうしてあの人は人に甘えることをしないんだろう・・・

甘えられない雰囲気があたしにあるんだろうか・・・

そう思いながら、そのままキッチンに立っていた。


そしてなんとなく祐子さんの話ができなかった。

止めてくれればいいけれど・・・

「行っておいで」と言われそうな気持ちもあった。

あたしがすることをなんでもあの人は許してくれる。


あの勢いの祐子さんなら、もしも「彼がダメと言いました」と嘘をつき

断ってもここにやってきて直樹を説得しそうな気がした。


また何事も決めきれない自分がいた・・・


その日、ベットの中で言ったほうがいいのか、言わないほうがいいのか

そんなことを考えながら直樹に抱かれていた。

「まゆ・・・なにか考え事してるでしょ?」

そう言われて「ううん」と言った。


「なんか集中してないな〜と思ってさ。疲れてる?」

「そんなことないよ?」そう言って優しく髪を触った。

「直樹も疲れてるんじゃない?今日は寝ようか」



「ん?俺はどっちでもいいよ。まゆがそうしたいならそうするよ」

そう言って腕枕をした。


「そんな所を言ってるのに・・・」

「え?どんなとこ」


「全部あたしを中心で考えるとこ。もっと自分がしたいなら

 したいって言ってくれたらいいのに・・・」


「まゆこそ、俺中心で考えてるじゃない。俺が疲れてるでしょ?とか

 無理してるでしょ?とか、いつも言うだろ」


「それは・・そうだけど・・・」


「じゃあもっと自分中心になりなよ。自分がどうしたいとか

 どうして欲しいとか言っていいよ」


「うん・・・・」


そう言われて、なんだかよく分からなくなった。


「だからまゆは「流されやすい」って言ったんだよ。

 もっと自分の意見を言ったほうがいい。さっきのはいいと思うよ?

 仕事しないでって。言わないと伝わらないよ。何事も・・・」


「でも、あまりうるさく言うと嫌でしょ?」


「でもまゆはうるさいと相手が感じるまでは言わないよ。

 その前に相手のこと考えてセーブするとこあるから・・・」


「相変わらずなんでも分るんだね・・・あたしのことは」

「まーね」


直樹はきっとあたしのことを一番理解している。

理解している上で甘えてくれないことが寂しかった・・・


「じゃ、そんなに俺のわがままを聞きたいなら、そうしようかな

 たまには」そう言ってキスをした。


「じゃあねぇ・・・いままでで一番上手だった人の名前教えて」

「それわがままじゃないよ・・・・」

「いや、一度聞いてみたいなってさ」

「それはただのオヤジって言うの」

「うわ・・・一番気にしてることを・・・・」


そんな冗談を言い合いながら、その日はいつまでも話をしていた。

そんなことが新鮮だった。抱かれてしまえば、お互い疲れて眠ってしまう。

それよりもこうして話をしてるほうが楽しかった。


きっとこれから何年も一緒にいたら、そんなことはしなくなる。


でも、結局祐子さんの話はできなかった。

きっと直樹の言うことはわかっている。

「まゆがそうしたいなら、行っておいで」

そう言ってあたしを送り出すと・・・・・






それから何回かの週末をむかえた。

あの話以来、直樹はできるだけ日曜に休みをとって側にいてくれた。


土曜は休日出勤をしていたが、それでもかなりの進歩だ!

が・・・ちょっとだけそれによって仕事が遅れるのではと心配にもなった。


ある日曜日。


「ねぇ?あたし少し直樹の仕事手伝おうか?健吾のほうに

 負担がかからない程度ならいいよ」


「えぇ〜 いいよ。自分のことは自分でやるよ。

 まゆだってかなりの量してるじゃない」


「でも、日曜休んでくれてる分、前より遅れるんでしょ?

 なら仕事内容はだいたい同じだから手伝えるよ」


「全然担当の商品違うじゃない・・・

 いいよ。そんなに心配してくれなくても、なんとかできるから」


「ほらー なんでもっと甘えてくれないの?

 書類作るくらいなら商品の違いなんか関係無いじゃない。

 それともあたしじゃ心配?ミスはしないよ」


「ありがとね。でも大丈夫。俺さ、他人に頼むの嫌いなんだ・・・

 肝心な所は自分で納得しないと嫌なんだよ・・・所詮信じられるのは

 自分だけじゃない。だからいいよ」そう笑いながら断った。


「それがあたしでも?」

「うーん・・・・ でもそんなに気を使ってくれて嬉しいよ」


気遣う言い方をされたが、それは

「所詮まゆには無理だよ」と言われた気がした。


「俺の彼女は優秀だ」と言った言葉は結局は自分には関係のない

所の話だから、なんとなく頑張っているんだろうな・・・程度のことだったんだ。

あたしもきっと仕事に置いては<他人>と同じ部類なんだと感じた。

直樹の中にはあたしがどれだけ頑張っても、ただの簡単なサポート役でしかないんだ。


健吾ならきっとそうじゃない・・・

もっと信用してくれるのに・・・・

自分の仕事が認められていないような気分になった。


「直樹は・・・あたしの仕事を同等とは見てくれていないんだ?」


「いや、、まぁ・・・だってさ、結局ミスがあったとしても

 責任は上になる訳じゃない。サポートはあくまでサポートだし。

 ただでさえ忙しいのに、そんなくだらないミスで時間をとられたくないんだよ」


「だからミスはしないって言ってるじゃない!あたししてないもん・・・

 少しでも直樹が楽になるならって思ったのに・・・

 もう一人でもバイヤーできるもん!なにも知らないくせに!」


「なにそんなに熱くなってるの?まゆだってこの仕事を定年まで

 する気じゃないだろ?そのうち一緒になったら辞めるだろ。

 俺はそんな訳にはいかないんだって」


「腰掛けだって思ってるの?結婚するまでの適当な暇つぶしくらいに!」


「そんな言い方はしないけど、それでいいじゃない。

 まゆの将来は俺が見ようって思ってるし。適当なとこで辞めたらいいじゃない」


「適当って?」


「なにそんなに怒ってるの?」そう言って笑いながら頭を撫でて

「俺はちゃんと考えてるから。ね?」そう言って抱きしめた。


きっとこれは普通で言えばプロポーズなんだと思った。

けど、いままであんなに頑張ったのに「腰掛け程度」に思っていた直樹に腹がたった。


確かに直樹の頑張りようとは全然比べ物にならないけど、

自分の中では健吾と同等なくらいの仕事量はこなしてるという自信はあった。


所詮、女なんか・・・そう言われたような気分になった。

抱きしめられてプロポーズのような言葉を言われても、なにも嬉しくはなかった。

悔しくて涙が出そうになった・・・



「まゆ・・もう寝ようか?」

そう言ってベットに連れていこうとする直樹の顔を見て言った。


「あたし、東京で仕事してくれないかって頼まれてる・・・

 迷ってるけど・・けど、こんなあたしでも力を貸してって言ってくれる人がいるの。

 直樹は認めてくれていないけど、そう言ってくれる人もいるの!」


それを聞いて直樹は(やれやれ・・・)という顔をして少し笑った。


「だから認めて無いなんて言ってないよ。それに、東京に行ってもなにするの?

 その人どんな人?まゆの仕事の何を知ってるの?どこかのメーカーさんかい」


多少の勢いはあったものの・・・祐子さんの話をした。

その間、直樹は顔色を変えること無く黙って聞いていた。

驚く訳でもなく淡々と・・・・全部話終わってからゆっくりと口を開いた。


「その人は信用できないな。軽く考えすぎてるよ・・・

 俺達の仕事はそんなもんじゃない、後ろに大きな会社と言うものが

 あってこそ、相手のメーカーも腰を低くする。

 なんの実績もない新しいちっぽけな会社にどれほど期待できる?

 どこも協力なんかしてくれないよ。

 それに、今の話じゃ成功するもしないも、すべてまゆの商品選択に

 かかってると思わない?失敗すればすべて責任はまゆになる。」


何も言えずに黙っていた・・・

直樹の言うことはいつも正論だから・・・


自分でも選ぶ商品によって売れる売れないが決まることくらいわかっていた。

ハッキリ祐子さんに断れなかったのは、あたしのことを必要としてくれたことに

嬉しくて酔っていたのかもしれない・・・


「今まゆとマツがやってることは、俺達の中でも一番楽なことしてるんだよ?

 取引先だって古くからの信頼を持ってくれている所だけだし。

 うちの会社だからこそ、すんなりと商品提供してくれる。

 実際まだ二人はメーカーの新規開拓とかできないだろ?まゆには無理だよ。

 行かせられないね。そんな傷つくことわかってるのに」


そう言って煙草に火をつけて黙ってこっちを見た。


「行っておいで」と言われると思っていたのに違う言葉が返ってきた。

ただ、期待していた言葉とは違う「まゆには無理だ」と言われての

「行かせられない」の言葉が虚しかった・・・・



確かに健吾とあたしの仕事は難航することは無かった。

どこに顔を出してもみんな会社の名前だけ言えばニコニコしてくれた。

あたしは自分の力を過信していたんだ・・・

そう嫌というほど思い知った。


「まゆ・・・ もう仕事辞めてここに住まないか?

 仕事のことは、あまり考えなくていいよ。

 俺、次の人事で部長に昇格するんだ。今度は家で俺のサポートをしてくれればいい。

 これからはまゆの好きなことだけすればいい。ね?」


きっと頷けばあたしの将来は安泰だと思った。

直樹はもっと上にいける人だ・・・

お金の心配もせず、ただ好きなことだけして暮らせる毎日がある。

そう思ったが、素直に頷くことができなかった。


「今度は何が不満ですか?ん?」


「あたし・・そうなったら、ただ黙って遅く帰る直樹を待つだけなのかな・・・」


「そりゃ・・・昇格したらまたちょっと忙しいけど・・・

 でもまゆだって嬉しいでしょ?俺が上に行くのは」


「どっちでもいい・・・そんなこと・・・」


本当にどうでもよかった。今より忙しくなればもっと側にいてくれない。

家で待っていても、疲れて帰ってくる直樹は弱音の一つも吐いてくれない。

あたしにはなに一つ甘えてくれない・・・



「うーん・・・ 今日のまゆは機嫌が悪いね。

 どっちにしてもそんな馬鹿げた仕事の話はサッサと断るんだよ?

 まゆは俺の側にいればいいんだから」


そう言って寝室に行こうとして立ち上がった。

「いくよ。一緒に寝よう」そう言って手を引いた。


無言で立っているのを見て

「仕様が無いなぁ・・・・ほらほら!」と背中を押し部屋に入れた。

いつものように腕枕をして頭を撫でながら

「まゆはなにも心配しなくていいから。黙って側にいればいい。

 いつも見える範囲にいればいいから」そう言って目を瞑った。


(私が理想としていた結婚ってこんなんだっけ・・・)


そんなことを思いながら黙っていた・・・・

祐子さんがあんなに涙を溜めて熱弁したことを

<馬鹿げた話>と直樹は言い切った。

本当に馬鹿げた話なんだろうか・・・・

成功してる人もいるのに・・・


でもそれはあたしみたいな未熟者じゃ無く、もっと優れた人が

きちんと仕事をしているんだな・・・

どんどん自分が小さく見えた。


隣で目を瞑る直樹を

(この人は間違った選択をすることが無いのだろうか・・・)

そう思いながらいつまでも見つめた。

そして・・・もう付き合って2年になろうとしているのに、

その顔を見て「やっぱりかっこいい・・・ちくしょう・・」と思っていた。


どことなくその視線を感じたのか、パチッと目を開けこっちを見る直樹と

目が合った。


「な〜に?そんな不安そうな顔するなよ。眠れないの?」

「ううん。そんなこと無い・・・ おやすみ」そう言って目を閉じた。


しばらく視線を感じたが、これ以上何を言っても言い返せないと

思うとそのまま寝たフリをした。

スルリと腕枕をほどき、首にかかる髪を除け唇があたるのを感じた。

本当はあまり抱かれたいとは思っていなかったけれど、

断る理由も無いので、そのまま背中に黙って腕をまわした。


「側にいればいい・・・ こうしていつも抱いていたいから。

 まゆが泣く所なんか見たくない・・・・」その顔に黙って頷いた。


「あたしも直樹をいつも見ていたい・・・ もっと側にいて・・・」


「いつもいるから。だから困らせること言わないで」


普段と変わらない顔で言ったのに、その日の直樹はいつもより

少し荒々しいと感じた。怒っているならもっと怒っているような言葉を

ちゃんと言って欲しかったのに・・


それでもいつもより激しいキスとわざと嫌がるような恥ずかしいことを

する直樹にほんの少しだけ怒っているんだと感じた。

カオルには舌で責められることが口では「いや・・」と言いながらも

体は本当はそれを欲していた。


けれど直樹にはどうしても恥ずかしくていつも拒否をし、それにたいして

直樹は嫌がることを絶対しなかった。けれど、その日は何度嫌だと

言っても強引にそうされた。


それでもされれば、やはり指より柔らかい舌の動きに自然と感じ、

切なそうな声が部屋に響いていた。

力が一旦抜けた体の上に自分の体を重ね中に入ってきた時に、

耳元で「二人だけのことなんだから、恥ずかしいこと無いんだよ?」と呟いた。

そうは思っているけれど、やっぱりカオルの時のように開放的にはできなかった。


その日、いつもよりも長めのSEXに、ほんの少しの疲れを

感じながら眠りについた。


(昨日もしたのに、珍しいな・・・)そう感じながら満足そうな顔で

眠る直樹を見つめ目を瞑った。

けれど、夢の後のように頭の中にはさっきの直樹の言葉が

また頭の中にひろがっていった・・・・


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