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砂漠の小さな魔法使い

 砂漠を歩きながら湯気をもやもやさせているうちに、クルトは湯気もやもやの魔法がとても上手くなっていきました。

 クルトのまわりにあるもやもやした湯気が、少しずつ濃くなっていきました。

 同時に、クルトの体から湯気が登り続けていることも意味していました。

 どんなに湯気をもやもやさせても、体から湯気が上がるのを止めないと、クルトはきっと死んでしまうと思いました。


 クルトはずっと一人で砂漠を歩いていました。

 遠くに池が見えたような気がしました。

 クルトは池に向かって歩きました。

 クルトの全身は砂だらけでした。

 日焼けした皮膚はずっと前から痛みだしていました。

 

 いつまで歩いても、遠くに見える池は遠くのままでした。

 体の水分がほとんどなくなってしまったクルトは、歩くことができなくなり、砂場にうずくまってしまいました。


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