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草の思い  作者: RYUのお話


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第五話 オーディション


次の日の朝早く、お嬢はハイテンションで起き上がってきた


「よーし今日ももバリバリにやちゃうよーん」


うるさい朝は弱いの。無視無視、私は眠り姫


「おケイ起きたー?今日オーデションだからもう行くね」


あっそうですか、どうぞどうぞおかまいなくどうせ又生理みた い に、更年期障害のような、起伏の激しい日々が始まるんです よあなたは、あーイヤだイヤだ あたしゃーさっさと北海道いって。ロシアの拳銃手に入れたらのんびりしてるかなー、仕事どうせ半月ぐらい無いだ ろうし。いやなんだよねーあのどんよりとした空気 、どうせお酒ばっかり飲んで帰ってきて、可愛く食事の支度して 待つ私を昨日みたいにぼーりょくでうさをはらすんだ 。っあそうだ!スマップの 全国ツアーコンサートでも観にいこー かな・・・そうすると、えっと・・・そんなことを考えてるうちに、ヨウチャンは出てった。


「がんばって!ヨウチャン」


ヨウチャンは日が昇ったばっかりの朝5時半、始発の西武新宿線に乗り新宿で下りると、JRに乗り換えて原宿に向かった 。原宿駅の裏にある代々木公園に着くと、トイレでジャージに着 替えラジオ体操して公園を二週回り、そのあと腹筋、腕立て、e tcまー筋トレですな。なんでも役者は体が基本だそうで、私から言わせてみれば役者 は顔だと思うのだが・・・怖くてとてもそれは言えません ・・・まっ別に、ブッサイクって言う事も無いんだけど、なんていう か華が無いって言うか、胸が無いって言うか、なんにも無いっ て言うか、向いてないって言うか・・・まー本人がや りたいっていってるからねー、しょうがないのかなー そういえばこないだ観にいった時なんて、何処にもいなかったけど、あとから聞いたら何でも、なんかスタッフで時計もってなんか言ってたらしいんだけど、私には全然何も聞こえなかった 。まっお嬢燃えてるからね、いいんじゃないの私はチケット10 枚2万円分買わされて・・・それぐらいしかしてあげられないからね


時間は朝の7時10分 そんなこんなで美しい眠り姫が、イケ面王子達にちやほやされる夢 を見てる頃。かわいそうなシンデレラはバカみたいに筋ト レに励んでいました


「おはよう高次」


「おはよう」


爽やかなガラガラ声でヨウチャンに声をかけ、ジャージに着替 えると缶ジュースをヨウチャンに渡し、ベンチに座るとタバコ を吹かし た。この短足で馬面王子こと斎藤高次は今回ヨウチャ ンのオー デションの相手役なのだ


「ごめんね、今日しか時間取れなくて」


「いいよ、気にしなくって芝居なんてその日その日で微妙に変 わる んだからさ。今日のテンションがが上手くいければ、それ が俺達のベストだって」


「そうね、ありがとう」


ヨウチャンは十一期制、そして馬面王子は一五期制。年はヨウ ちゃ んが26才の馬面王子が24才と年下の後輩なのだが、馬面王子・・・な んか言いにくいな 王子は、いや馬面は主役こそ取ってないもののここ4年の間に11 回の舞台で全て出演し、台詞も出番もかなり多い、2、3回、他の劇団の舞台にも出たりしている 。その点ヨウチャンは・・・うぅ悲しいシンデレラ


「じゃはじめようか」


「うん」


どんなイケ面でも私の心を掴む事なんて出来ないの なぜなら私の心 は・・・きゃー


「ぐすん起きてしまった」


一番いいところで起きてしまった バカバカ、恵子のおバカちゃん 。膨れて顔を振る可愛い姫 。然し見上げるとそこには、い・と・し・の・きゃー ♡そして姫は王子に見つめられ目を閉じる・・・覚めちゃった、時計に目をやると11時15分・・・始まったかなぁ・・・


原宿竹下通りを500M位進み、左手にクレープ屋がある所を右に 曲がり坂を少し登った所にヨウチャンの通う劇団の稽古場があった。ここ劇団ピクニックのオーデションはなんか知らないけど、め ちゃくちゃ厳しいらしい


「ハイではつぎー」


この頭のてっぺんから声を出してるオカマが大熊伝七はマリリンと自分で言いはってるが、何処をどう見てもそれを 連想する部分はない 。然しこのオカマはこの劇団の演技指導の先生で、オーデションの決定権を持つエラーイ人なのだ。そして今日も今日とてオカマはピターとしたピンクのラメん入ったキンキラのタイツって言うかレオタードって言うかとにかくキショ イ。ぽっこりお腹出てて、あそこもモッコリしてる。 よくこんな奴なんかにと一緒に息吸えるか、理解に苦しむ。


「藤本陽子、宜しくお願いします」


「斎藤高次、宜しくお願いします」


「は~いそれでは、 いきむぁーすぅ。エンゲル係数と・ぅわ・ とぅ・あ・すぃ。ラストスィ~ン、うーん、たからくじ。るぇ でぇえい・んっあ・ごー!」


「すーみチャン」


「何?」


「愛してる」 「・・・うん、愛してる」


「じゃさじゃさ今夜・・・」


電話の呼び鈴


「ハイ桂木ですが…すみ子ですか?ハァーいますが…すみチャン 斎藤って男の人」 「っえ、あーバイト先のマネージャー」


「フーン」


「ハイ鈴木です、エッ来週ですか?来週はちょっと・・・」


「クァアット!!ブァットブゥアットバットマーン!って次の の悪役は誰がやるのかしら、ジムキャリーにシュワちゃんその 後出てないのよねーこれって言うのが。やはりここら変でウイ ルスミス かジャッキーあたりにお願いして世間をアッ!!って 驚かせないと いけないと思うの、そうよ次回のバットマンはウ イルスミスか ジャッキーまたはジャッキーかウイルスミス。そ れぐらい大事マン ブラザーズなのよ~!!!」


突然のカットに二人は、その場に立ち尽くした ヨウちゃん曰わく、演出家様がカットを入れたら役者はその場 を動 かず、演出家様のイメージを損なわないよう手を付けて貰 うチャン スだという事らしいけれど… 私から言わせれば、恐いからビクついてアホみたいにオカマに あーだこーだ言われ、肩だ腰やお腹触られるなんて… キモイ… キモすぎる


「「はい!」」


二人は軍隊か学生のように、直立不動でポッコリモッコリを真 面目に見ていた


「なに?二人は何なの、何をしてるというの」


「はい、恋人同士で最後のラブシーンです」


「そう、そうよ恋人と同士、すなわち恋人同士。ミス藤本プリ ティー ウーマンは見た」


「いいえ」


「駄目だこりゃー」


「えぇ?」


「嫌駄目だ、駄目だマリリン。確かに教師生活25年、雨の日 も風の日もあった。何度会津若松の蕎麦屋に戻ろうと思った事 か、然し私はオカマ塾塾長大熊伝七であーる。ここで私がサイ を投 げてしまっては新スーパーマン2の映画化はない。そして現 代舞台 芸術における巨匠、林家パー子は生まれない。さぁ立ち 上がるのよみんな。そして私と進むのあの北斗七星の横に輝く 星こそ、私達が目指す星、仮面ライダーV3の星なのよ」


マリリンの言葉に、劇団員全員目をキラキラさせこう答えた


「「「はい!」」」


なんかわかんないけど、長いから次回に続くのだー

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