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草の思い  作者: RYUのお話


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第三話 ルームメイト

呼び鈴で目が覚めた まったく子供じゃないんだからどんだけならしてんの 髪をぐしゃぐしゃとかき回し3回撫上げてソファから立ち上 がっ た


「お帰りヨウチャン」


「お帰りって寝てたの」


「う、うーん」


「まったく5分も待ったんだかね5分も」


「ゴメンゴメン」


今日もお嬢はぷりぷりにご機嫌斜めですか。


「遅かったじゃないご飯にする?」


「いいよ、たべてきたから」


「たべてきた?」


「どこでよ」


「思い出の場所よ」


「思い出の場所?」


「吉野家よ」


やっと笑顔で私に振り向いた。


「ああ、あそこなら年中む・ちゅ・う・だもんね」


決まった、これは決まった久々に場外いっちゃたんじゃない


「・・・はぁ?それ無休だけど」


「ん?だから」


ぷりぷりしてるし


「だよねー」


「まーたくおケイは、そんなおやじギャグ堂々といえるわね。 はっきりいって寒いんですけど」


「寒い?暖房つける?」


「天然か」


なんだかわかんないけどつっこんできた


「それよりおケイ」


あっエアコン消しちゃった


「なに?」


「今日何の日だか分ってる」


「‥‥ん?」


ナニ?すんごい怒ってるんだけど… 顔は笑ってるんだけど怖いんで すけど・・・


「家賃よ家賃」


「あ!」


「あって、何あってまさか今月も払わない気」


「うん、は、はらうよ」


ピンチ!明日なのよねー振込み。明日って言ったら怒るかなー 200の…来週北海道でー今月もかさむんですよ…のこりじゅーご まん かー


「明日じゃダメ?ほら銀行…もうやってないし」


「銀行?ATMあるじゃないコンビに行けば24時間年中む・ きゅ・ う」


「・・・うんでもねヨウチャン今月10万くらいしかなくって」


「だから…なに。いいわよ10万で35万耳そろえては難しいの位 わか るわよ。まさかおケイ10万使っちゃうわけじゃないでしょ うね」


「払うわよ、払うって15万ちゃんと払うから」


「え?15万払えるわけ…どういうこと?」


「ん?うん」


あちゃー口が滑った、ヨウチャンに責められると弱いんだよ ねー、 お嬢怖いから… ほら、うわー ど、どしようかなーうんと、うんと


「おケイなんで10万が15万に増えるわけ、ホントいくら 持って るの」


「に・に・に・」


「何にって、20万あるの、本当?本当はもっとあるの?22 万? 25万?29万?うん?うん!」


怖いよーねずみ色のコーナーポストに追い詰められ姫は大ピン チなのだー 誰かかっこいい王子様(キムタク限定)たすけて~


「何であんた冷蔵庫にしがみついてるわけ」


「え!あ、え!あ、うーん恵子はやめなっていったんだけど ね」


「だれに」


「うん?うーん…象さん」


「象さん?」


「そうそうクレヨンしんちゃんの象さんがね、恵子はダメだ よって 言ったんだけどね、象さんこんなに大きいから恵子怖 かったから。 でもちゃんと言ったよ、だめだよって、それはヨ ウチャンの大切なもんだよって。でもね象さんね恵子の話全然 聞かないでねー…食べ ちゃったの」


「うーん、ふー…おケイ、あんたまた食べたの」


「恵子じゃないよ、恵子じゃない象さん、象さんだよ」


冷蔵庫を開けて中を見せた、これで、OK


「おケイ、無いじゃない。無いじゃない!私のプリン」


本当単純、しょうがない北海道温泉は止めて銃だけ手に入れる か


「きゃー、だから象さんだって」


「どっからくるのよー、こーんなデッカイ象さん、ドアブチ壊 れてるでしょうが!!」


コントみたいにヨウチャンと私はソファーをぐるぐる回る


あれから十年私達はそれぞれの思いと理由で、静岡を離れここ 東 京で暮らしている。

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