主要キャラクター設定資料集 《神性・魔神・悪魔・天使 概念分類(暫定)》
主要キャラクター設定資料集
《神性・魔神・悪魔・天使 概念分類(暫定)》
■ 非公開観測・人物/存在リスト
※本編理解補助用/重大ネタバレなし
※本資料は作中世界における観測・記録・推定を基にした非公式分類である。
※「強さ」は戦闘力を意味しない。
どの局面で、何を壊せるかの指標である。
■ 概念階梯について
この世界における上位存在は、単純な序列では測定できない。
彼らはそれぞれ、異なる“役割”を担う概念存在である。
•戦闘に強い者
•場を支配する者
•選択を奪う者
•終了を確定させる者
同列比較は原則不可能。
■ 世界観前提
•強さ ≠ 戦闘力
•概念干渉 > 殴り合い
•行動しない存在ほど危険
■ 魔神系(世界機能・概念担当)
● タナトス
分類: 魔神(終端管理者)
格: 最上位概念存在
概念: 死の確定
性質/特性: 終了・回収・猶予
戦闘力: 中〜高(※戦闘を目的としない)
概念干渉: 最上位
権限: 死の確定・延期・回収・例外処理
備考:
タナトスは「殺す存在」ではない。
彼の役割は、死を成立させることにある。
生と死の境界を管理し、
終わるべきものが、終わる形で終わるよう
世界を調整する。
彼が戦闘を行わないのは、
戦う必要がないからである。
死が確定した対象にとって、
抵抗という概念は成立しない。
逆に言えば、
彼が手を下さない存在は
まだ終わる必要がないというだけの話だ。
序列上、ルシフェルと並ぶ、
あるいはそれ以上と評価されることがあるが、
それは強さによるものではない。
「終わりを決められる」
という一点において、
他の存在と比較不能だからである。
タナトスが動いた痕跡は、
常に結果から逆算される。
現場に彼の姿が残ることは、ほとんどない。
● ヒュプノス
分類: 魔神(精神干渉系)
格: 補助・無力化特化
概念: 眠り・逃避・無意識
性質/特性: 戦意剥奪・認識遮断
戦闘力: 低
概念干渉: 最上位
権限: 意識遮断・戦闘放棄誘導
備考:
ヒュプノスは、戦わない。
正確には、
戦わせない。
彼の干渉を受けた存在は、
恐怖すら抱かない。
ただ、戦う理由を失う。
・眠くなる
・判断が遅れる
・「今じゃなくていい」と思い始める
その結果、
戦場そのものが消滅する。
殺傷能力は極めて低い。
だが危険度は非常に高い。
なぜなら彼は、
世界を壊さずに、
抗う意志だけを消すからだ。
過去に優先排除対象とされた記録が多く残るが、
理由の詳細は公式文書から欠落している。
現在ヒュプノスが不在であることは、
世界に
「眠って逃げる道」が存在しない
ことを意味する。
● ハデス
分類: 魔神(領域管理者)
格: 管理者クラス
概念: 冥界・拘束・支配
性質/特性: 維持・統制
戦闘力: 中
概念干渉: 高(領域内限定)
権限: 冥界統治・封印・拘束
備考:
ハデスは、破壊の神ではない。
彼の役割は、秩序を維持することにある。
死後領域、
あるいはそれに類する空間において、
彼は極めて安定した権限を持つ。
戦闘能力そのものは中位だが、
管理下にある領域では、
外部干渉を強く制限できる。
そのため、
彼は前線に出る存在ではない。
現場対応よりも、
「壊れたあとをどう収めるか」を担当する。
タナトスが
「終わらせる神」ならば、
ハデスは
「終わったあとを保管する神」である。
彼が機能している限り、
世界は死を処理できる。
逆に言えば、
冥界が不安定になった場合、
死は“行き場を失う”。
■ 魔王系(戦争・破壊特化)
● スルト
分類: 魔王(殲滅特化)
格: 純戦闘最上位
概念: 破壊・燃焼
性質/特性: 殲滅・過剰
戦闘力: 最強クラス
概念干渉: 破壊特化
権限: 世界焼却・環境消去
備考:輝剣「ジョワユーズ」装備
半身半馬の黒騎士。巨人。
スルトは「勝つ存在」ではない。
彼は焼き払う存在である。
戦術、策略、目的、
そういったものを必要としない。
存在するだけで、戦場が成立し、
同時に終わる。
スルトの破壊は、
対象を選ばない。
敵味方、正義悪、価値の有無に関係なく、
「そこにあるもの」を焼却する。
そのため彼は、
物語の中心には立たない。
出てしまえば、
物語そのものが終わるからだ。
現在の扱いは、
最終兵器/抑止力に近い。
彼がまだ前面に出ていないこと自体が、
世界がかろうじて保たれている証拠である。
● マグナ
分類: 魔王(軍勢長)
格: 戦争遂行クラス
概念: 質量・圧・衝突・風雷
性質/特性: 正面突破・制圧
戦闘力: 高
概念干渉: 限定的
権限: 侵攻・殲滅・戦線形成
備考:
マグナは「個として最強」ではない。
彼女の本質は、戦争を成立させる存在である。
彼女が現れると、
世界は自然に「戦場」へと変質する。
陣形、前線、消耗、補給、撤退――
そういった概念が自動的に発生する。
個人戦闘力は高いが、
スルトのような環境破壊能力は持たない。
その代わり、
壊すべき対象を選び、
確実に押し潰す。
マグナが自由に動けない理由は単純で、
彼女には役割が重すぎるからだ。
彼女が動くということは、
戦争そのものが始まることを意味する。
● レヴィアタン
分類: 魔王(七つの大罪・嫉妬)
格: 深度干渉クラス
概念: 深度・圧力・不可逆
性質/特性: 世界を「深くする」
戦闘力: 高
概念干渉: 高
権限: 沈下・封圧・引き戻し不能化
備考:
レヴィアタンは、
一度踏み込んだものを戻れなくする存在である。
彼(彼女)が関与した事象は、
常に「取り返しがつかない」方向へ傾く。
失敗ではない。
後悔ですらない。
ただ、
もう浅瀬には戻れない。
力そのものは純戦闘最強ではないが、
戦場・関係・選択のすべてを
不可逆の深度へ沈める。
本作においては、
ライナスの「力の側面」として定義されており、
観測者でいられなくなった瞬間、
世界に実体化する。
彼が現れると、
世界は「引き返す理由」を失う。
● ベルフェゴール
分類: 魔王(七つの大罪・怠惰)
格: 停滞誘発クラス
概念: 停止・先延ばし
性質/特性: 行動阻害
戦闘力: 中
概念干渉: 高
権限: 進行遅延・決断停止
備考:
ベルフェゴールは、何もしない。
だがそれこそが、彼の力である。
彼が存在するだけで、
物事は
「今じゃなくていい」
「あとで考えよう」
という状態に陥る。
戦争は長引き、
決断は遅れ、
救えるはずのものが救われなくなる。
直接殺すことはほとんどない。
だが結果として、
最も多くを失わせる。
ルシフェルの「狩り」が
迅速で無慈悲であるのに対し、
ベルフェゴールは
世界を腐らせる時間を作る存在。
今作に登場する理由は明確で、
彼は
「動かない悪」の象徴として
非常に相性が良い。
● ベルゼブブ
分類: 魔王(七つの大罪・暴食)
格: 群体災害クラス
概念: 腐敗・増殖・群衆
性質/特性: 拡散型悪意
戦闘力: 高
概念干渉: 中
権限: 汚染・増殖・連鎖
備考:
ベルゼブブは、
「一体」ではない。
彼は悪意が増える現象そのものだ。
怒りが怒りを呼び、
恐怖が恐怖を広げる。
戦場が長引くほど、
都市が密集するほど、
彼は強くなる。
正面戦闘能力は高いが、
狩りや精密制御には不向き。
現在はルシフェルに吸収され、
群体性は解体された。
だが能力の断片は再構成され、
世界のあちこちに
「理由のない腐敗」として残留している。
彼がいない今でも、
影響だけは生きている。
● アスタロト
分類: 魔王(七つの大罪外縁)
格: 情報歪曲クラス
概念: 知識・虚栄・裏切り
性質/特性: 精神汚染
戦闘力: 中
概念干渉: 高
権限: 情報秘匿・真実歪曲
備考:
アスタロトは、
知っているが、救わない存在である。
彼の情報は常に正確だ。
だが、
それをどう使うかは教えない。
真実を与え、
判断を誤らせる。
外見的特徴として、
耐え難い悪臭を伴う。
これは肉体的なものではなく、
精神が腐敗する際の
概念的副作用とされる。
現在はルシフェルに吸収され、
人格は完全に破棄された。
知識体系のみが統合されている。
そのため、
「なぜ分かってしまうのか」
という違和感だけが、
世界に残っている。
■ 通常悪魔系(個性・特化型)
● アグラト
分類: 悪魔系上位存在
格: 逸脱・侵蝕担当
概念: 誘惑・狂気・歪み
性質/特性: 内部崩壊
戦闘力: 低〜中
概念干渉: 特殊
権限: 判断汚染・精神侵蝕
備考:
アグラトは、正面からは弱い。
だが放置すると、
世界が内側から腐る。
彼女の力は、
敵を倒すことではない。
「選択を間違えさせる」ことにある。
善悪の区別を曖昧にし、
正解と失敗の境界を溶かす。
一度侵蝕が始まると、
被害は即座には現れない。
しかし後になって、
「なぜこうなったのか分からない」
という形で爆発する。
ルシフェルの
「選択肢の消去」とは正反対の性質を持ち、
彼女は
選択肢を増やしすぎて壊す存在である。
タイマンでは脅威にならない。
だが世界規模では、
最も扱いづらい存在の一つ。
● オノケリス(消滅)
分類: 悪魔系
格: 境界操作クラス
概念: 反転・移行
性質/特性: 逃走路生成
戦闘力: 中
概念干渉: 中
権限: 境界転移
備考:
逃げ道を作る悪魔。
今作では退場済。
彼女が消えたことで、
世界から「逃げる選択肢」が一つ失われている。
■ 得異存在系(例外・規格外)
得異存在 共通補足
•彼らは“強い”のではない
•世界のルールが、彼らに追いついていない
•特性:因果撹乱
•役割:可能性の発火点
● ルシフェル
分類: 得異存在(観測者/最適化装置)
格: 世界管理級・別枠
概念: 選択肢の消去/次元
性質/特性: 狩り/最適化
戦闘力: 測定不能(戦闘を目的としない)
概念干渉: 最上位
権限: 中心管理・再編・神性統合
備考:
ルシフェルは「戦わない存在」ではない。
「戦う工程を必要としない存在」である。
彼が行うのは、敵対存在の撃破ではなく、
その存在が勝ち得る未来そのものの削除である。
ルシフェルの概念能力《選択肢の消去》は、
単なる精神操作や運命改変ではない。
世界に存在し得る分岐のうち、
成立すると判断されなかった可能性を、事前に排除する処理である。
この処理は命令でも奇跡でもなく、
「そうなってしまった状態」を成立させる現象に近い。
橋が落ち、門が閉じ、道が塞がる。
そこに悪意や意図は観測されない。
対象は、追われていることに気づかない。
自ら選び、自ら歩き、
自ら辿り着いたと誤認する。
しかし、ルシフェルは
物理的破壊能力を欠いているわけではない。
過去の記録において、彼は以下を実行可能であると確認されている。
•神性炉心の直接破壊
•世界基盤(地殻・魔力層・情報層)の同時再編
•神話体系そのものの物理法則化
•恒星系単位での環境消去
これらは魔法的現象ではあるが、
結果は純粋な物理的破壊として現れる。
ただし、ルシフェルは
「破壊する意味がある場合」にしかそれを行わない。
破壊とは彼にとって最適化の失敗であり、
最後の手段である。
戦わないのは、力が足りないからではない。
戦うという手段が、
最も効率の悪い選択肢だからだ。
敵と認定された存在には、
「戦う」「逃げる」「勝つ」という分岐自体が残されない。
七つの大罪・傲慢を司るが、
それは自己誇示ではなく、
「自分が正しいと理解している」
という確信の形をした罪である。
● カイ
分類: 人類個体/得異存在(拒否因子)
格: 不定(状況依存)
概念: 拒否
性質/特性: 非受容・同行
戦闘力: 低〜中
概念干渉: 不定(発生条件不明)
権限: 未登録
備考:終打槌「フィニス・アンヴィル」装備
カイは選ばない。
そして、選ばされることを拒否する。
彼は英雄でも救世主でもない。
力を持たず、
世界を変えたいとも願っていない。
それでも彼は、
世界が用意した分岐を受け取らない。
「守る」ことを選ばず、
「導く」ことも選ばない。
彼が選んだのは、
ただ連れていくという行為だった。
その選択は、
責任も意味も引き受けない。
だからこそ、
世界側から見ると処理が極めて難しい。
ルシフェルにとって、
カイは最も扱いづらい存在である。
消せば中心が壊れる。
残せば選択肢が成立しない。
彼が拒否しているのは運命ではない。
「決められている」という構造そのものだ。
● イリス
分類: 覚醒人類/得異存在(旧神界規格適合外)
格: 境界観測者
概念: 安定化
性質/特性: 抑制・調停
戦闘力: 中
概念干渉: 結界・因果抑制
権限: 限定介入(防御・封印のみ)
備考:星喰剣「スティルバー」装備
覚醒人類として極めて「正しい」存在。
世界の異常に対し、
最も早く違和感を覚え、
最後までそれを否定し続ける性質を持つ。
中心になることも、
世界を壊すこともできない。
その代わり、
世界が「正しくなろうとする瞬間」に
必ずブレーキとして現れる。
イリスは選ばれない。
だが、選ばれなかった存在を見捨てない。
● パトラ
分類: 得異存在
格: 因果撹乱点
概念:爆炎
性質/特性: 因果・可能性
戦闘力: 高
概念干渉: 極高
権限: 因果逸脱
備考:
元・魔神が人間に転生。
その魔力は健在。
前周期ではスルトと共にハデスに
付き従っていた。
彼女が関わった出来事は、
後から「必然だった」ことになる。
本人に悪意はない。
だが結果は必ず世界をずらす。
■ 天使系(旧神界規格・新天使混在)
● セーラ
分類: 中心候補(未確定)
格: 観測不能(進行中)
概念: 共鳴
性質/特性: 受動・追従・保持
戦闘力: 極低(現時点)
概念干渉: 無自覚・常時発生
権限: 未定義(発現前)
備考:
セーラは、まだ何も選んでいない。
それにもかかわらず、世界は彼女を中心として振る舞っている。
彼女の特性は「意思」ではなく「存在状態」にある。
強く願わず、祈らず、命令もしない。
ただそこにいることで、
周囲の出来事が“揃っていく”。
選択肢を奪うことも、
正解を提示することもない。
それでも結果として、
世界は彼女に合わせて形を変える。
極めて異例なのは、
神性発現前から中心として機能している点である。
本人に自覚はない。
恐怖も使命感もない。
「ついてきているものを見失わない」
という、ごく幼い安心感だけが行動原理となっている。
彼女が選んだ瞬間、
世界は初めて“決断”を強いられる。
● プリリエル
分類: 新天使(観測補助型)
格: 中枢補佐級
概念: 正しさの提示
性質/特性: 誘導・選択肢の提示
戦闘力: 低
概念干渉: 中〜高
権限: 介入・是正・代替提案
備考:
旧神界の天使とは設計思想が異なる存在。
世界が壊れた後でも「正解を提示できる」ことを目的としている。
プリリエルは奪わない。
彼女は常に“より正しい選択肢”を差し出す。
それは拒否できるが、
拒否した側には必ず「学習」という負荷が残る。
嘘はつかない。
暴力も振るわない。
だが彼女の正しさは、
時にルシフェル以上に逃げ道を奪う。
セーラへの接触は、観測ではなく確認であった。
■ 箱庭開発者系(世界設計・観測側)
● ライナス
(内部識別名:レイエス)
分類: 開発者系/観測者
格: 世界外縁クラス
概念: 観測・記録
性質/特性: 原則非介入
戦闘力: なし(※例外あり)
概念干渉: 観測補正
権限: ログ生成・観測固定
備考:
世界を「見る側」に立ち続ける存在。
剣を抜かない限り安全。
抜いた瞬間、レヴィアタンとして振る舞う可能性がある。
笑っている時ほど、危険。
● オルド
分類: 開発者系
格: 設計者クラス
概念: 構造・設計
性質/特性: 理解
戦闘力: 低
概念干渉: 構造把握
権限: システム改変(限定)
備考:
世界を「作った」側。
壊す力はないが、
壊れ方を理解している。
● ジュリアン
分類: 開発者系
格: 実装者クラス
概念: 実験・試行
性質/特性: 感情残滓
戦闘力: 中
概念干渉: 不安定
権限: 強制実行(局所)
備考:
感情を残したまま世界に関わったため、
判断が最も人間的で、最も危うい。
■ 干渉概念系(非戦闘)
● ペルセポネ
分類: 干渉概念系
格: 循環管理クラス
概念: 循環・回帰
性質/特性: 静止
戦闘力: なし
概念干渉: 高
権限: 再生停止
備考:
現在は沈黙状態。
彼女が機能しないことで、
冥界と現世の循環に歪みが生じている。
● パンドラ
分類: 干渉概念系
格: 禁忌クラス
概念: 可能性の解放
性質/特性: 開封
戦闘力: なし
概念干渉: 最上位
権限: 未確定未来の放出
備考:
戦わない。
守らない。
ただ、
「開けてしまう」存在。
危険度は最高。
■ 注意書き
※本資料は本編理解補助用の設定集です
※重大ネタバレは含みませんが、概念構造の先読みを含みます
※本文未読でも読めますが、本文を読むと意味が変わります
■ 補足
•この資料は未来を確定させるものではありません
•設定は流動的で、奪われ、壊れる可能性があります
お読みいただき、ありがとうございました。
続きが気になった方は、
そっと本棚に置いてもらえたら励みになります。




