横にある死体
僕らの横に死体はあるもので
それが誰かを
心底、気にしている者は
近しい人間以外には居ない
これは酷くないか
言ったところで
物事の本質が分かることはない
当事者にしか分からないことがある
そうなると
なんか酷いなという感想が
いくつもあるだけになる
その感想達は
当事者をおいてきぼりにしながら飛行し
一回転をしながら
1と0の世界を飛ぶ
あれに影響され過ぎると
物語の外へ出ることが出来なくなる
そういう一種の洗脳なのだ
他人を大切にすることと
他人に優しくすることは
同じ行動にはならない
繋がり過ぎているデジタルは
現代社会の煉獄なのかもしれない